ブログみよみよ日記

TPPと女の姓と秋の空

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今日はTPP反対のデモと署名行動

秋空のもと、トラクターを先頭にTPP反対を訴えました。

署名で街の方にお話を伺うと、賛成の方はすぐに署名を

してくださるのですが、大概は「TPPってなんや?テレビで聴くけど

ようわからん」という返答。

また、熱心にワイドショーなどを見ているという方も

「農業と企業の対立に見えてどっちを優先したらいいかわからない」と。

しかし、報道などで流される「農業VS工業」はまやかし

農業ももちろんなのですが、医療や金融、公共事業をはじめ24の交渉分野

があり、みなさんの生活に広く影響するんです。

農業については、「規模を拡大し競争力を高める」なんて言われていますが

競争相手のオーストラリアは農家1戸の農地が杉並区の広さですって・・・

かないっこない!

政府は、TPPについてこのような事実、そしてその中身をなにも示さず

推し進めようとしている。まずこれ事態が問題です

「僕はTPPには賛成」という方もいましたが、「政府内がまとまっていないようでは

賛成できない」と署名してくれた方もおいでました

野田首相は「10日に結論を出す」とか言っていますが、断固反対です!

みなさんもぜひ声をあげてください。

そして、ご報告が遅くなりましたが昨日11月7日

奇しくも結婚記念日だったのですが、

ようやく、ようやく、兼ねてから審議が継続となっていた

「旧姓使用」が正式に認められましたー

議会運営委員会をもって前会派一致で確認されたのです

施行は12月1日からなので、11月30日の臨時議会は「中西」

ですが、12月議会からは「広田」で登壇します

今まで応援してくださったみなさん、気にしてくださったみなさん

反対だったみなさんも、本当にありがとうございました

初めて聞いた!という方もいるかもしれないので、簡単なまとめを載せておきます

「広田美代」。1981年3月、豪雪の金沢で産声をあげた私の名前です。
埼玉の大学で学び、金沢の病院で看護師・保健師として働きました。病気の方や働く方の生活に寄り添って仕事をする中、「もっと行政が力になれることがあるはず」という思いで議員になることを決意しました。
4月の選挙では、仕事でも使い続けてきた旧姓の「広田美代」で出馬し、金沢市議会議員に初当選。さっそく「広田」での議員活動を申し入れたのですが、金沢市議会では前例がないということで「戸籍上の名前ですべき」との声があがりました。すぐに決着がつくかと思いきや、全会派の理解が得られたのはなんと、半年後の11月7日(奇しくも結婚記念日)でした。6ヶ月間にも及ぶ長い闘いの末でしたが、金沢市議会史上初の「旧姓使用」が認められたのは、議会改革の点でも女性の地位向上の点でも大きな前進です。
今までの業務上の実績、人間関係などを失わず、アイデンティティを保ちながら活動する。一般社会ではもはや当たり前のことです。
旧姓使用は国会の衆参両院とも認められ、地方議会でも各地で認められています。石川県内でも前例があり、全国でも旧姓使用が認められていない地方議会を聞いたことがありません。行政の職員は国では2001年各省庁が申し合わせを行い、地方自治体でも旧姓使用が行われています。金沢市役所では2000年から使用されています。
このように確固とした事実がありながら「旧姓使用」が認められなかった背景には、旧態依然とした議会の姿や政治的な力関係、「夫婦別姓」論争が未決着であることなどがあったのではないでしょうか。ですから、反対する会派や議員の理解を得ることはたやすいことではなく、議論は進んでは戻ってを繰り返しました。
しかし、最後は世論が大きな力になりました。各マスコミに取り上げていただき、注目を浴び、市民の声がぞくぞくと市議会に届きました。私のブログやフェイスブックにも多くの激励が寄せられ、世論の盛り上がりによって、「旧姓使用」を勝ち取ることができました。
今回のことで、「男女共同参画」と口で言うのは簡単だけど、真の「共同参画」にはまだまだ時間がかかること、人権や男女平等を最も重視しなくてはいけない議会という場ですら、前例がないことへの戸惑いがあり、少数意見が十分に尊重されていないことが今回の件で実感できました。
そして問題の底流にあるのは、「夫婦別姓」という政治的課題です。50年以上も前から議論され、2009年に参議院に民法改正案が提出されましたが、その後棚上げになっています。「旧姓使用」は「夫婦別姓」への足場つくりと考えられているのです。
真の「男女共同参画社会」に向け、「夫婦別姓」がいいか悪いかではなく、事実婚や旧姓使用などの実態を明らかにした上で冷静に議論することが重要です。男女ともに多種多様な考え方や生き方が認められ、幸せに働き暮らせる社会をめざし、これからも取り組んでまいります。

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