ブログみよみよ日記

2012年 11月 総務常任委員会①

引用元:金沢市議会議事録

平成24年 11月 総務常任委員会
          総務常任委員会記録
1.日時       平成24年11月12日(月)
2.開議時間     開会 午後1時02分~閉会 午後2時05分
3.場所       第1委員会室
4.出席委員(8名)
           下沢広伸委員長、高 芳晴副委員長
           喜多浩一、広田美代、山本由起子、上田 章、
           中西利雄、松井純一の各委員
5.欠席委員(0名)
6.出席説明員    別紙のとおり
7.事務局出席者   橋高調査グループ長、守田主任
8.審査事件等    別紙のとおり
9.議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議あいさつに引き続き、所管事務の調査として報告事項の説明を受け、質問応答を行った。その後、その他の事項について質問応答を行い、閉会した。
△[報告事項]
  ・北陸新幹線金沢駅新築工事安全祈願について[口頭報告]
               ・・・・・・・・・・吉田新幹線開業対策室長
 新幹線の建設については、これまで高架橋などの土木工事が中心であったが、来月からいよいよ金沢駅舎の建設工事が着手されることになった。このため、施工業者により安全祈願が実施される。日程は、12月9日日曜日午前10時から、場所は、もてなしドームの地下広場である。議員の皆さんには出席を願いたい。
・「中心市街地活性化全国リレーシンポジウムin金沢」の開催について
                   ・・・・・・・・・相川企画調整課長
 まちの顔である中心市街地の活性化に向けて、「日本の元気は地域から」を基本として、市長やまちづくりの関係者などが集まり、取り組み事例を紹介、議論するリレーシンポジウムを、内閣府や国土交通省などの協力を得て、11月27日火曜日午後1時半から歌劇座2階大集会室で行う。  内容だが、テーマは「人が住まい、集い、つながる、中心市街地の実現を目指して」で、題材として金沢工業大学副学長の水野一郎先生の基調講演と、国土交通省都市局まちづくり推進課長の清瀬氏、篠田新潟市長、小間井金沢市商店街連盟会長、山野市長がパネリストで参加するディスカッションを予定している。 ・内川校下コミュニティバス「青竹号」の利用状況について・・高橋交通政策課長  地域公共交通の補完を目的として、11月1日から内川校下において地域主体で運営するコミュニティーバス「青竹号」の試験運行が開始されている。試験期間は冬期の11月1日から1月31日までを予定している。8月の当委員会において、大浦校下の「おおらっこ号」について説明したが、内川校下の「青竹号」は地域で支える交通モデル事業の第2号である。  運行概要だが、運営主体は内川校下町会連合会である。運行経路は、資料右側の地図で青い点線で示しているルートである。平和町から三小牛、住吉町まで各町を回るように運行している。参考として、赤線で結んだルートが現在、北陸鉄道の路線バスが1日数便運行しているルートである。運行スケジュールは、平日のみとなっており、そのうち朝、内川校下から平和町におりる便--6時45分と8時20分の便、平和町から内川校下へ上がる便--7時40分の3便が定期運行である。そのほか予約運行として、予約があれば3便用意している。運行形態は、株式会社平和タクシーへの運行委託である。運行車両は、ジャンボタクシーまたは使用人数が少ない場合は小型タクシーを使う予定である。このバスが利用できるのは、内川校下に属する町会の住民、内川小中学校の児童・生徒である。会費は、大人が1人1カ月1,000円、中学生以下は1カ月500円である。運行経費は、総額165万円を見込んでおり、そのうち町会連合会が100万円、市が補助金として50万円--これは「おおらっこ号」と同額である。それから運賃収入を15万円と見込んでいる。今後は、乗降調査をして、さらに使い勝手のよいルート等のあり方を検討していく予定である。  11月1日から始まったばかりだが、運行実績としては、1日から6日までの4日間で延べ15便走っており、利用者は延べ13人である。登録者は現在のところ66名である。 ・金沢ふらっとバス利用実態等調査結果について・・・水口歩ける環境推進課長  本年6月から9月にかけて乗降調査及び利用者やルート周辺住民へのアンケート調査、ヒアリングなどを実施してきた。調査結果の概要だが、利用者数では菊川ルートの減少率が大きくなっている。利用者の中心は60代、70代、日曜日には40代以下の利用も多くなっている。前回、平成17年度の調査との比較では、80歳代の利用が増加傾向となっている。各ルートの乗降バス停は、表のとおりで、ふらっとバスの目的地は中心市街地や病院が多くなっている。利用の目的だが、買い物、通院、通勤などが多く見られ、利用している方は、沿線の住民が約6割、市外の方も16.9%の利用がある。ルートについては、73%がこのままでよいと回答しているが、長町ルートに関しては金沢駅への延伸要望が多く見られた。運行時間帯については、半数がこのままでよいとする一方、終発をもっと遅くする、始発を早くするといった運行時間を延長してほしいという要望があった。  調査の結果、高齢者の日常的な足の確保、中心市街地への交通アクセスの改善など、ふらっとバス導入当初の目的に合致していることが確認できた。ただ、導入から年数が経過しており、再度、住民への周知、PRが必要だという意見があった。これらを踏まえ、利用促進策や改善策について今後検討していく。
・金沢市財務諸表(バランスシート・行政コスト計算書など)について
                        ・・・・・・松田財政課長
 概要だが、目的は、資産、債務の適切な管理及びマネジメント力の向上、財務情報のわかりやすい情報開示である。そのために作成する財務諸表は、貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の4表である。本市の取り組み方法は、総務省改訂モデルにより作成しており、これは決算統計データを活用して作成するため客観的な比較が可能な方法である。本市は、平成12年度に初めてバランスシートを公表しており、平成21年度以降は財務4表及び連結財務4表を公表している。連結財務4表の連結対象範囲及び会計区分だが、普通会計のほかに公営企業会計、その他の特別会計等、一部事務組合・広域連合、外郭団体、地方独立行政法人を対象としている。
 2ページ、普通会計バランスシートは、保有している財産をどのような財源で賄ったかを示すものである。資産総額は9,096億円となり、このうち純資産総額6,383億円は、これまでの世代の負担によって支払い済みである。残りの負債総額2,713億円については、将来の世代が負担していくことになる。普通会計行政コスト計算書は、資産形成以外の行政サービスに係る経費と、その対価として得た財源を対比したものである。金沢市の経常行政コストは1,439億円となっている。これは移転支出的なコストにおいて子ども手当や生活保護費等の社会保障給付費の増により42億円の増となっていることによるものである。
 3ページ、純資産変動計算書だが、これはバランスシート上の純資産がどのように変動したかを示すものである。マイナス要因である純経常行政コスト1,374億円に対し、プラス要因として一般財源1,083億円、補助金等収入349億円等があり、純資産として40億円の増となっている。資金収支計算書だが、行政の保有する現金がどのような分野に使われたかを示すもので、資金総額は24億円となり、このうち経常的収支は11億円、投資・財務的収支は5億円減少し、公共資産整備収支は8億円の増加となった。期首資金残高から見ると期末資金残高は5億円の減となっている。
 4ページ、5ページだが、連結財務諸表についても普通会計の占める割合が大きいことから、ほぼ同様の傾向が見られる。
 6ページ、参考として普通会計財務諸表の分析だが、これは他の中核市のデータと比較分析したものである。金沢市は平成24年3月末現在、中核市はまだ作成中の団体もあるので平成23年3月末現在のデータに基づいている。中核市のバランスシート、行政コスト計算書は公表されている34市のデータを活用しており、順位については平成23年3月末現在のものである。市民1人当たりの資産及び負債だが、資産は他都市と比較すると資産形成の整備水準は高いと言える。負債は資産の整備水準が高い分、他都市と比較すると多くなっているものの、市債発行額の抑制や繰り上げ償還の実施などにより将来世代への負担を抑えながら社会資本の形成に努めていく。2番目の社会資本形成の世代間負担比率だが、これまでの世代が公共資産の形成に負担した割合を示すもので、現役世代の負担割合を示す世代間負担比率は増加しており、将来世代の負担は軽減する傾向にある。公共資産の目的別割合だが、生活インフラ・国土保全、いわゆる土木費と言われるものが58.9%、次いで教育--小中学校などが23.9%を占めている。4番目の市民1人当たりの経常行政コストだが、他都市と比較すると平成22年度の1人当たりの行政コストは若干多くなっているが、これは資産形成の整備水準が高い分、減価償却費に係るコストが大きいためである。一方、人に係るコストは他都市と比較して小さくなっており、これまでの成果があらわれていると思っている。  なお、これらに関する詳細な財務諸表については、ホームページ等で公開している。
△[報告事項に対する質問応答] 
◆山本由起子委員 ふらっとバスについて聞く。  ①菊川ルートの減少率が大きいとあったが、その原因をどう分析しているのか。  ②長町ルートでは金沢駅方面への延伸希望があるとのことであった。利用促進策や改善策については、今後検討を行っていくとのことだが、現時点で金沢駅方面への延伸の可能性はあるのか。
◎水口歩ける環境推進課長 ①減少の原因だが、はっきりしたことは特定できないが、一つには高齢者が多くなっており、また、高齢者の運転免許保持者の割合がふえていることが想定される。  ②長町ルートの金沢駅への延伸は当初から懸案として考えているが、バス事業者等の調整があるので、十分協議しながら実現できるか検討していきたい。
◆山本由起子委員 高齢者がふえた、あるいは運転免許保持者が多いということは、ふらっとバスの運行地域のいずれにも共通していると思うが、特に菊川ルートが減少していることについて、それ以上の原因ははっきりしないのか。
◎水口歩ける環境推進課長 高齢化や免許を持っている高齢者が多くなっていることは、4ルート共通であるが、とりわけ菊川ルートに関しては、コースの特性として小立野方面の大学病院へ行くという利用目的が多い。その辺を見ると、若干ほかのルートに比べて顕著な傾向だと判断している。菊川ルートだけの特別の理由だと明確に言えるものは持ち合わせていない。
◆広田美代委員 菊川ルートだけではなく4ルートとも少しずつ利用者が減少しているが、どの地方を見ても共通の課題だと聞いているので、なぜ減少しているのかということをしっかり学者などとも相談したほうがよいと思う。また、コースの利便性や一つ一つの地域の特性を見ていく必要もある。  ふらっとバスは地元の市民の足であることは間違いないが、観光の面で考えてみると、観光協会などでも利用促進を図っているので、まず観光客にとってどんな存在になっているのか。今回のアンケートは、住民中心で行ったと思うが、観光客の利用についての分析はどう考えているのか。
◎水口歩ける環境推進課長 指摘のとおり、地域の足ではあるが、一方では観光客も利用しており、特に土曜、日曜にはそうした傾向が見られる。今回、ルート沿線の方の意見を聞いたところ、観光にもっと生かすべきではないかという意見もあった。あくまでも市民の足ではあるが、今後、観光で使う方のための利便性の向上にどんな方策があるか検討していきたい。
◆広田美代委員 観光に生かすべきという意見もあったようだが、観光と地元の足を兼ね合わせて考えるのも大変だと思う。  地元の利便性という観点から見ると、一巡するのに時間がかかり、此花ルートは30分だが、他のルートはおよそ45分かかる。せめて此花ルートぐらいに時間を短縮してほしいという要望もかねてから出ていると思うが、本市として全体のルート変更を視野に入れて何か対応するつもりはあるのか。
◎水口歩ける環境推進課長 此花ルートについては1周30分、2台で運行している。この結果、収益率も高くなっている。他のルートは、1周45分、3台で運行している。指摘のとおり、45分にすることによって運行時間が長過ぎる、片道しか使えないという要望も多くなっている。材木ルートは途中から香林坊へ延伸したため、その分時間がかかるという指摘もある。ただ、ルートを決定する際には、皆さん方の幅広い意見をもらい決定したので、直ちに根本的に改めることは考えていない。
◆広田美代委員 ルートの見直しについては余り考えていないということだが、長町ルートではこのままでよいという意見が極端に少なく見えた。駅方面への延伸や中央通りを入れてほしいという声もよく聞く。このように、地域ごとにルート変更の要望が出ていると思うが、これらの要望はどのように取り入れていくのか。
◎水口歩ける環境推進課長 今回いろいろな意見をもらったが、その中では、あそこへ行ったほうがいい、ここへ延ばしてほしいなどいろいろな意見があったが、30分なり45分でどこを通らせるかということになると、地元調整が難しい部分もある。その辺を踏まえて現状がある。ただ、過去にもバス停をふやしたり、バス停の位置を若干ずらしたりという工夫はしている。今後とも幅広い意見を聞き、調整できるものがあればそういう方向で考えていきたい。
◆喜多浩一委員 ふらっとバスの調査について、生意気な言い方かもしれないが、この報告は一体何を言いたいのか。2ページのアンケート結果で何をこの委員会で提起しているのかよくわからない。アンケート調査に基づいて、何を訴えているのか教えてほしい。
◎水口歩ける環境推進課長 今回は、あくまでも利用を促すために、現在ある4ルートの利用が一体どのように使われているのか、どんな世代が多いのかという実態を把握したものである。今回掲載していないが、さまざまな意見が寄せられているので、それらを生かしながら今後の利用改善策につなげていきたいという趣旨である。
◆喜多浩一委員 2年半後の新幹線開業に向けて、金沢市の公共交通の整備は最重要項目の一つになると思っている。そういった中で、このようなマーケティングを通して実態調査をするのは、今後を考える上で物すごく重要なことである。そういった中で、このアンケートをとったと思うが、もっとアンケートの内容は深く突っ込むものでないとマーケティングの意味が全くない。路線別、バス停別、時間別などいろいろなことができる。特に北鉄はアイカを使っているので、アイカのデータを使えば乗降場所も時間帯もすべて把握できる。今後、このマーケティングを通じて、実態調査をもっとやっていくべきだし、北鉄と市の兼ね合いも含めて、北鉄に物すごい提案もできるし、市が本当の意味で新幹線開業に向けて公共交通をもっと整備していこうと思ったら、本気でマーケティングをしっかりしなければいけないと思うが、これで一体何をつかんで、今後市が何をやりたいのか全くわからない。マーケティングをもっと深くやり、それを実態に生かしていくようにしてほしい。今後、公共交通は間違いなく新幹線開業以降に向けて金沢市の大きな課題なので、もう一度答弁してほしい。
◎山口都市政策局長 アンケート結果については、もう少し詳細なデータがあるが、報告ということでこれだけにした。今月中にふらっとバスの利用促進検討委員会を開き、もう少し詳細なデータを出して、委員会において今後のあり方について検討していきたい。今後、新幹線を迎えるに当たって、2次交通のあり方が大事だということだが、その点については、今月中にはバス事業者等と同じテーブルで会議を進める。その辺の整備については、もう少し力を入れて頑張っていきたい。
○下沢広伸委員長 北陸新幹線開業がメーンになるが、所管内でふらっとバスだけではなくて、ほかの交通政策も踏まえた話し合いを詰めてほしいということに対する答えは答弁の中に入っていたのか。
◎山口都市政策局長 1点は、ふらっとバスについて、今後、あり方を検討するということ。それから、新幹線開業を迎えて2次交通全体のあり方について、バス事業者やタクシー事業者など、関係者あわせて協議していくという考えである。
◆中西利雄委員 北陸新幹線金沢駅安全祈願の報告があった。いよいよ2年半後に開業を迎えるわけだが、先般、新幹線・金沢魅力発信特別委員会が開催されて、鹿児島市の担当者からさまざまな角度から報告があった。その際、企画調整課長、新幹線開業対策室長も出席していたと思うが、報告を聞いた率直な感想を聞きたい。
◎吉田新幹線開業対策室長 鹿児島市の取り組みとして、プロモーション推進室を中心にして開業の2年ほど前から観光キャンペーン、メディアを活用した多様な情報発信などを積極的に行っており、さまざまなプロモーション活動を展開していた。こうしたことが鹿児島の観光客の増加につながっていることを実感として理解した。また、開業を機に多くの人を鹿児島に呼び込もうとする意気込みを感じた。
◎相川企画調整課長 今回、聴講した鹿児島市はもちろんのこと、以前に熊本県の職員にもセミナーに来てもらい、いろいろ聞かせてもらった。それぞれのまちの魅力を県民、市民が一体となって取り組んでいくことが大切であると感じたし、あわせて九州が一体となって取り組んだという印象を強く持っている。また、短期集中で機運を盛り上げていったということも強く感じた。また、観光地に観光客が集中して不便をかこったなど失敗談も幾つか聞いた。そんなことがないように、これから気を引き締めて準備に取りかかっていきたい。
◆中西利雄委員 今報告があったとおり、確かに私も参考になる部分があった。ユニークな報告では、広告代理店の人間をスカウトして、その人材を活用してプロモーションをやったり、あるいは全国紙の1ページをすべて九州新幹線の広告に使ったり、いろいろユニークな発想でやっており、大変参考になった部分がある。しかし、九州や北海道は放っておいても観光客が来るところである。ましてや九州地方は全県的に観光地も数多くあるし、修学旅行や新婚旅行のメッカでもある。そういう地域であるので、開業当初は飛躍的に観光客が伸びたと思う。その反面、金沢市の取り組みは、全国的に見て認知度がまだいま一つだと思う。九州新幹線は関西地方をターゲットにしたそうだが、北陸新幹線は首都圏を対象にすると思う。首都圏の知名度アップにどう取り組んでいくのか。
◎吉田新幹線開業対策室長 金沢自身の知名度は、民間の調査会社が調査している中でも魅力度ランキングで全国1,000の市区町村の中で第9位という地位をここ3年間保持している。そういった面では、金沢という都市の知名度は非常に高いと思っているが、委員指摘のとおり北陸新幹線金沢開業については、まだまだ首都圏には浸透していない状況だと認識している。そうしたことから、今後は地元における開業の機運を高めることにあわせて、鹿児島市のように首都圏における開業プロモーションや観光キャンペーンをさらに強化する必要があると考えている。そうしたことから、今年度は開業へのカウントダウンミッションとして、開業時や開業前後に展開する記念イベント、開業プロモーションの実施計画などを観光交流課で作成することになっている。
◆中西利雄委員 2年半後の金沢開業では、ある程度御祝儀相場的な面もあり、また地元のマスコミや全国紙にも大々的に報道されて全国ニュースになるだろうと思っており、期待もしている。しかし、金沢開業の1年後には北海道新幹線が函館まで開通する。先ほども言ったが、北海道も放っておいても観光客が集まるところである。そうすると、金沢開業の1年後が大事になってくるが、その後の取り組みについてどう考えているのか。
◎相川企画調整課長 プロモーションやイベントの誘致などについては、開業時だけではなくて、多年にわたる計画をつくって推進していくことはもちろんであるが、やはりリピーターをふやすということになると、まちそのものの魅力について、例えばこれまで培ってきた伝統文化、美術工芸等の本当のよさをわかってもらうことが必要になる。その面から考えると、新たな魅力を創出していくことも大切だし、それを担ってもらえる人づくりも大切になってくる。例えば地元の方に伝統工芸をもっと担ってもらうとか、体験できるような仕組みをつくるとか、市民に根づいていくような取り組みをしっかりと構築していくことで、人づてに伝えられた魅力が本当の魅力として、全国に発信できるようなまちづくりに、今後とも心がけていきたい。
◆広田美代委員 以前報告のあったコミュニティーバスの第2号ということだが、「おおらっこ号」は主に買い物、受診という目的だったが、今回の主な目的は何か。
◎高橋交通政策課長 「青竹号」の主な目的は、内川校下から主に平和町かいわいに出る、または平和町から内川小中学校への通学が主目的となる。
◆広田美代委員 「おおらっこ号」のように商店から協賛金などは集めないのか。
◎高橋交通政策課長 現在のところ協賛金を集めることは、町会として予定していないと聞いている。
◆広田美代委員 コミュニティーバスの最初の補助は、地元の取り組みを啓発するという意味では大変意義のあるものだということはわかるが、今後の採算見通しとして、運行開始年度は市から50万円の補助がつくが、来年からの採算などの見通しは、どのように考えているのか。
◎高橋交通政策課長 内川校下では、最終的にはコミュニティーバスを過疎地有償運送という、いわゆる白ナンバーの車両を使って運行する方法を目指している。そうすると、タクシーに比べて運行経費も安くなる。そうしたことを将来を見据えてやっており、市としてもできる限りの協力をしていきたい。
◆松井純一委員 北陸新幹線金沢駅の安全祈願に関係して聞く。全国の駅のホームには喫煙場所がある。しかし、金沢駅にはホームにももてなしドームにもない。どこにもないのは金沢駅ぐらいである。知ってのとおり、軒下で老若男女が雨を避けながらたばこを吸っているのが現状であり、余り見た目がいいものではない。そういった意味でも、JR西日本ではホームにあるところもあるし、新幹線にもたばこを吸う場所がある。JR東日本はないが、九州新幹線にはあった。税収が今年度6億円もふえたということなので、多少なりともJR側にそういった喫煙者の立場も考慮するよう言うことはできないか。
◎吉田新幹線開業対策室長 新幹線の駅舎については、今のところ設計を見ると、ホームなどに喫煙ルームは設定されていない。JR西日本の方針として、駅舎内には喫煙場所はつくらない方針であると聞き及んでいる。
◆松井純一委員 喫煙者は2割近くいる。もてなしドームの所管は違うかもしれないが、ホームにつくってほしいというのが私の思いである。
◎吉田新幹線開業対策室長 今後、JR西日本といろいろ会議を持つ場もあるので、そうした意見があったことを伝えていきたい。
◆山本由起子委員 新幹線対策について関連して聞く。  ①会派として先週、市の東京事務所を視察してきた。事務所のスタッフは嘱託職員を含めて4人だが、営業戦略室の機能が加わったので、スタッフ体制はどうかと思った。  長崎の東京事務所で長年仕事をしている方から話を聞いた。さまざまな観光戦略、誘客について取り組みを行っており、事務所は8人くらいいた。そして、旅行会社の勤務経験のある方もおり、大変スタッフが充実していた。それに比較して、金沢市の事務所の機能強化を図る上で、今後スタッフ体制を含めてどのように考えているのか。  ②さまざまな県のアンテナショップを視察したが、生鮮食料品や試食販売をしていて大変入りやすいところがあった。一方、石川県と共同で運営している場所を見てきたが、場所的に離れている、ビルの都合上、生鮮食品を扱えない、外から見て目立たないなど、工芸品は置いてあるが、なかなか首都圏での魅力発信が十分できないのではないかという気がした。そうしたことについて、今時点でどのように考えているのか。
◎相川企画調整課長 ①東京事務所については、営業戦略部の機能を兼ね備えている。取り組みについては、来年度以降、開業のイベントやプロモーションが本格化してくることが想定されるので、そのことも踏まえてスタッフの充実を含めて、これから予算査定を通じて十分な検討をしていく時期に来ていると思っている。  ②アンテナショップのことだが、食についてはアンテナショップ等で金沢市の魅力を発信するには大変有効な手段であると思うが、その食のあり方、例えば加賀野菜も含めた食の発信の仕方も含めて、アンテナショップをどういうふうにしていったらいいかということは、今後県と検討していかなければならない課題である。また、工芸についても、クラフトをどうやって発信していったらいいのかといったことについては、十分な検討をした上で、金沢の魅力の一つとして発信していくことが必要だと思っているので、経済局と十分に協議して、これから検討していきたい。
○下沢広伸委員長 財務諸表について、取り組み方法としては総務省の改訂モデルを利用しているということだが、これは今までどおり単年度での話なのか。趣旨としては、市民1人当たりの資産及び負債のところで、資産は6位とあり、恐らくいろいろ整備されたときの発注金額等が重なったものだと思うので、今後は建物にしても物品にしても減価償却が発生すると思う。しかし、複数年決算でないと減価償却は生まれず、そうした場合は資産額が減っていくと思うので、単年度であるか複数年の形になるのか。資産額は、もし減価償却が入っているならば未来に関してどのような計算をしているのか。
◎松田財政課長 総務省改訂モデルと言われる方法だが、決算統計をもとに作成している。資産の部分の減価償却だが、それぞれに率をかけて減価償却している。
○下沢広伸委員長 減価償却されているということだが、参考資料の4番にコストという部分で人にかかるコストとか物にかかるコストというものがある。平成22年度と平成23年度を見た場合には、金額だけ見ると若干ふえている。これは、減価償却は減っているが、設備等を直したり修復したりという部分でかかっていく話なのか。それとも物がふえていくからふえていった金額なのか。
◎松田財政課長 平成22年度と比較した場合だと、人にかかるコストはほとんど変わっていないが、物にかかるコストが若干ふえている。これは施設が多いために減価償却の分がふえているものである。移転の部分だが、移転支出的なところについては福祉関係の経費、特に子ども手当の関係がふえているので、平成22年度に比べて大きくなっている。
○下沢広伸委員長 最終ページの公共資産の目的別割合の中には、他都市と比較した場合、生活インフラや国土保全云々が高いのが特徴と書いてある。それを踏まえた場合、今後、新幹線対策としていろいろな整備をしていかなければならない、まちの魅力を向上しなければならないということで、今の段階では公共投資を進めるべきだという話に結びついていくのか。それとも、少し抑制していかなければならないということを踏まえた報告なのか。
◎松田財政課長 この部分については、今後のことというよりも、他都市との比較の上でどの部分が本市で多いか少ないかを示しているものである。例えば生活インフラ、国土保全の部分では、道路や港湾の関係があるが、中核市では港湾がない自治体もあるので、そういった関係の支出がこれまであったことで資産が多いということもある。他都市とデータを比較した上で今後のことを考えてということなので、新幹線開業を見据えてという話はまた別の話だと思っており、この資料でその点について議論することはない。
△[その他に対する質問応答] 
◆中西利雄委員 先般、金沢歌劇座で童謡・唱歌を歌う大会があり参加した。その大会のオープニングで石川県民の歌と金沢市歌を歌った。会場に約2,000人の人がいたが、石川県民の歌は皆さん大きな声で歌ったが、金沢市歌になると途端に声が小さくなった。恐らく金沢市歌を知らない人が大多数だったのではないかと思うが、金沢市として市歌をどう位置づけているのか。また、金沢市歌を大事にしようと思っているのか。
◎北村総務課長 金沢市歌は、大正12年に第1回の金沢市祭--今の百万石まつりだが、その開催に合わせてつくられたものである。この歌には、金沢の豊かな自然、歴史、文化、産業などが息づく中で、まちのにぎわい、人々が生き生きと暮らしていく姿を通して、金沢市をさらに大きく発展させていこうという気持ちが込められている。金沢市としては、昭和24年に市制60周年を記念してつくられた金沢市民の歌ともども本市ゆかりの歌として、ふるさと金沢を愛し、さらなる発展を願う金沢の代表的なみんなの歌として、これからも市民の皆さんに親しまれ、長く大切に歌い継がれていくように、普及啓発に努めていきたいと考えている。非常に大事な金沢を代表するみんなの歌ととらえている。
◆中西利雄委員 ①普及啓発に努めていくということだが、昨年3月の本会議で、金沢市歌、市民の歌について新村議員が質問している。今、普及啓発に努めていくという話だったが、昨年の3月以降どう取り組んできたのか。  ②ホームページ等で紹介しているのか。  ③もっと大事にしたいということであれば、イベントなど機会あるごとにその曲を流すべきではないか。
◎北村総務課長 ①平成23年3月の当初議会において、市長が効果的な利活用方策を検討しながら普及啓発に努めていきたいという答弁をしている。金沢市歌は大正12年につくられたため、ちょっと言葉が難しく、音程も今風ではないので、平成9年に現代風に編曲した。また、CDやリーフレットを作成して学校や地域に配布したり、市民に積極的に貸し出しを行うなど普及啓発に努めてきたところである。最近も改めて、CDやリーフレットの存在、貸し出しを行っていることを再度周知に努めているところである。  ②市のホームページを活用して、今は楽譜しか見られないが、クリックすれば音が流れるようにしていきたいと思っており、準備しているところである。また、電話の保留音について、今は「エリーゼのために」だが、これを例えば本市ゆかりの曲などにして、メロディーを含めて市民に周知していくことも検討している。今後ともさまざまな検討を加えながら、さらなる普及啓発に努めていきたい。  ③本市が主催する記念式典、大会などでの斉唱、合唱などを通じて周知徹底が図られるよう心がけている。
◆中西利雄委員 金沢市歌は大正12年につくられており、金沢市民の歌は昭和24年につくられている。石川県民の歌は昭和34年である。金沢市民の歌、金沢市歌は県民の歌と比較して古いので、歌詞もなかなか理解できない。歌うには非常に難しく、楽譜がないと絶対歌えないし、詞だけ見たら読めない漢字がたくさんある。昨年3月議会に新村議員が質問したときに、市長は、市民の皆さんに親しまれ、歌い継がれていくように、効果的な利活用策を検討しながら普及啓発に努めていきたいと答弁している。この市長答弁からすると、少なくとも率先垂範すべき市の幹部職員は歌えて当然だと思っているがどうか。
◎北村総務課長 まず、職員みずからが歌えるべきというのは、もっともである。ただ、メロディーは聞いたことはあるが歌詞が難しい。現代風に編曲したが歌詞はそのままである。難しいので、リーフレットには振り仮名を振ってあるが、それを読んでも昔の言葉でなかなか意味がわからない。そのため、リーフレット上には現代訳もつけてある。それでも、いざ歌うとなるとなかなか難しい部分があり、全体をすっと歌える職員は少ないのではないかと思っている。いずれにしても、職員がさまざまな機会で自信を持って歌うことができるように、今後とも周知啓発に努めていきたい。
◆中西利雄委員 幹部職員会議が何カ月かに一回あるが、そのときには職員憲章を唱和していると聞いた。この際、幹部職員会議で金沢市歌を歌うことはできないか。
◎谷総務局長 さまざまな方法で普及啓発を図っていきたいと考えているが、そもそも金沢市歌等の利活用を図ることは、今から新幹線開業をにらんで、金沢のまちへの愛着を深める、ひいては市勢の発展にもつながると考えており、職員が率先して取り組むことも大切であると考えている。したがって、幹部会等でも検討してみたい。                                  以上

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