ブログみよみよ日記

2013年 8月 防災・安全対策特別委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成25年  8月 防災・安全対策特別委員会
          防災・安全対策特別委員会記録
1.日時       平成25年8月12日(月)
2.開議時間     開会 午後1時2分~閉会 午後1時25分
3.場所       第2委員会室
4.出席委員(8名)
           野本正人委員長、高 芳晴副委員長
           源野和清、広田美代、宮崎雅人、
           松村理治、安達 前、田中展郎の各委員
5.欠席委員(0名)
6.事務局出席者   橋高議事グループ長、喜多主任
7.審査事件等    別紙のとおり
8.議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議挨拶に引き続き、所管事務の調査として当委員会の調査テーマについて協議した後、次回の委員会開催日時を決定し、閉会した。
△[当委員会の調査テーマについて] 
○野本正人委員長 前回の委員会での協議を踏まえ、今年度の調査テーマについて再度協議願いたい。配付した正副委員長案を見てほしい。  確認だが、この委員会の調査事項は、防災、安全・安心都市宣言の具現化に向けた諸課題に関することである。調査テーマについては、市民が暮らす上での不安や脅威を未然に防ぎ、安全を確保するための取り組みで、なおかつ執行部が手がけていない事項や実行がおくれている事項などを考えており、市としてなすべき対応を取りまとめ、その積極的な実施を執行部に求めていくものとしたい。  調査テーマ案は、地域における市民生活の安全確保を大きなくくりとして、具体的な内容としては、①老朽化した市有施設の安全確保、②遊休資産の適正管理、③木造密集市街地の防災対策の3項目を中心とすることを提案する。
◆広田美代委員 ①老朽化した市有施設の安全確保の中には、小中学校の耐震化も含むのか。例えば、小中学校の統廃合が進まないから耐震化をどう進めるかといった課題が生じているところもある。
◆安達前委員 それは常任委員会の所管である。複数の委員会にまたがる横断的な取り組みのほうがよい。
◆広田美代委員 含まないということか。
◆安達前委員 そのほうがいい。
○野本正人委員長 所管の常任委員会で議論してもらえばよい。
◆広田美代委員 避難場所にもなっており、市民に一番身近な施設として、小中学校は非常に大切だと思う。  前回、松村委員から森本・富樫断層に関する発言があった。先日、緊急地震速報の誤報があったが、周囲の人の話を聞くと、自分がどう動いていいか全然わからなかったという反応が多かった。防災計画が新しくできたが、避難計画や避難経路の決定、避難所の運営などが自主防災組織に任されている状況にある。自主防災組織が全部しっかりしているのかと言うと、そうではないところもある。その現状をしっかり聞き、自主防災組織と市が一緒に避難計画をつくっていくにはどうしたらいいかということを議論してはどうか。また、静岡では、断層沿いに新しい家を建てないということが話し合われているそうである。しかも、断層沿いに避難すると余計大変なことになるので、そういうことも加味して避難計画を立てている。避難計画には水害、地震、原発も含むと思うが、そういう点も市がまだ手をつけていない部分ではないか。
◆安達前委員 手をつけている。各校下の自主防災組織は徹底的にやっている。
◆広田美代委員 やっているはずでとまっている。
○野本正人委員長 いや、ある。避難計画を策定している。
◆広田美代委員 私の住んでいる地域にはない。町会の人の話を聞くと、町会長に全部任されていて、実際どうしたらいいのかわからないという声が多い。
◆田中展郎委員 十何年前からつくられているところもある。
◆広田美代委員 行政の立場で言わないでほしい。私は、行政が主導権を握って避難計画をつくるべきだと思う。今、国は自助、共助で頑張れと言っているが、公助の部分もしっかり役割を果たさないと防災は進まないと思うので、考えるいい機会ではないか。市有施設をテーマとするのであれば、小中学校の耐震化についても含めるべきだと思う。
◆田中展郎委員 それは常任委員会でやっている。
○野本正人委員長 意見として聞く。
◆松村理治委員 広田委員が学校のことに触れたが、学校は学校で進捗している。私は、先般、大田前危機管理監と会い、企業局の処理施設の耐震化などの対応がおくれているという話を聞いた。市民のライフラインを確保する大切な施設であり、対策に取り組んでほしいと思う。大田前危機管理監は、現在企業局の危機管理の仕事についており、予算も伴うが、そういった対応を進捗させたいと言っていたので、そういう視点もテーマに入れてほしい。
◆源野和清委員 正副委員長案の老朽化した市有施設の安全確保の項目で、「道路橋を含めた市有施設全般の長期にわたる適切な維持管理に向けた調査を行う」とあるが、私はそのことを切に思っている。例えば、神奈川県秦野市では、公共施設白書をつくっている。市の施設全てを横断的に捉え、学校、保育所、市営住宅、スポーツ施設、消防署、防災備蓄倉庫、駐輪場、福祉施設、公園、緑地、衛生施設、それに上水道、下水道を含め、これら全部の管理運営費と人件費を明らかにした上で、適切な維持修繕費を算出すると、今の財源のままで全てのものが維持できるかと言われたら、それは無理があるだろうということである。学校など大型のものもある。これらを棚卸しするわけではないが、数字としてどれぐらい額になるかを押さえられれば、各常任委員会にフィードバックできる。  秦野市の場合は、この点検によって、統廃合は不可欠であるという結論に至り、40年後に施設を3割削減という明確な指針が出された。そういうことを投げかけるきっかけになれば、この委員会として意味があるかと思う。
◆広田美代委員 統廃合とは、何の統廃合か。
◆源野和清委員 例えば、空き校舎などを有効に使うことで、新しく公民館をつくらなくてもそこで兼用できるといったことがある。所管がいろいろな常任委員会にまたがるので、人口の推移を見据えながら、まずその基礎データを抽出する。調査することが今回のポイントではないかと思う。そして、これを各常任委員会に投げかける。所管があるので、決めるのは各常任委員会になると思う。
◆広田美代委員 財政的には公民館や中学校は統廃合したほうがいいが、市民の意見はどうかということには投げかけないのか。
◆源野和清委員 そこまで踏み込むよりも、まず数字で可視化する。
○野本正人委員長 いろいろな意見が出た。広田委員から意見のあった小中学校のことについては、既に取り組んでおり、所管の常任委員会でフォローしてもらえればと思う。松村委員と源野委員の意見については、老朽化した市有施設の安全確保の中で若干取り入れられないかと思う。
◆田中展郎委員 木造密集市街地の防災対策については、家だけではなく、狭隘道路が心配である。消防車が入っていけるのか不安になる。余りにも狭いところを広くできないのかといったこともこのテーマに含める必要があるのではないか。
◆安達前委員 そういう所へは、消防バイクでなければ入れない。大型車ではどうにもならない。
○野本正人委員長 今の意見も参考にしたい。調査テーマについてはよいか。
◆安達前委員 私は異議なし。
◆松村理治委員 異議なし。
◆広田美代委員 避難計画のことは入らないのか。
◆安達前委員 執行部の説明のときに質問すればいい。
◆広田美代委員 聞いてもいいのか。
○野本正人委員長 構わない。大まかな調査テーマとしては、この案でよいか。    〔「はい」と呼ぶ者あり〕  今出た意見も含めて、この案で決定する。
△[その他]   なし
△[次回の委員会開催日時]   平成25年9月9日(月)午前10時と決定                                  以上

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