ブログみよみよ日記

2013年 9月 建設企業常任委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成25年  9月 建設企業常任委員会
          建設企業常任委員会記録
1 開会日時     平成25年9月20日(金)
2 開議時間     開会 午前10時1分~閉会 午前11時14分
3 場所       第4委員会室
4 出席委員(8名) 小阪栄進委員長、高 芳晴副委員長
           広田美代、小林 誠、野本正人、
           木下和吉、井沢義武、横越 徹の各委員
5 欠席委員(0名)
6 出席説明員    別紙のとおり
7 事務局出席者   橋高議事グループ長、酒井主事
8 審査事件等    別紙のとおり
9 議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議挨拶に引き続き、議案審査付託表により本委員会に付託された議案6件について執行部より説明を聴取し、質疑応答を行い、採決した結果、議案6件についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した。引き続き、所管事務の調査として、別紙のとおり閉会中も継続して調査することと決した。その後、執行部より報告事項を聴取し、その他所管に関する事項とあわせて質問応答を行った後、次回以降の委員会開催日時について協議し、閉会した。
△[議案の説明]
  ・議案第1号中、都市整備局所管分についての説明・・・・・池上都市整備局長
 議案第1号平成25年度金沢市一般会計補正予算(第3号)中、都市整備局所管分について説明する。  補正予算説明書17ページ、8款土木費、5項都市計画費、7目公園費の既設公園整備事業費1,600万円だが、外濠公園及びこなん水辺公園内の給水施設の改修費である。公園維持管理費2,400万円だが、国の特例措置に伴う労務単価の上昇分を計上したものである。8目定住促進費のまちなか住宅建築奨励金4,400万円及びいい街金沢住まいづくり奨励金3,100万円だが、これらは申請件数の増加に伴うものである。  18ページ、6項住宅費、1目住宅管理費の市営住宅管理費250万円だが、地方税法の一部改正により延滞金の割合が変動することに伴う住宅管理システムの改修費である。
・議案第10号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・野口都市計画課長
 議案第10号金沢市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について説明する。今回の改正理由だが、本年7月1日に地区計画が決定された金沢森本インター工業団地地区の地区計画の内容を新たに加えるとともに、野田地区における建造物等の制限に関する内容を一部変更するものである。  議案書23ページ、建築基準法に基づく制限の適用区域の表である別表第1に、67番目の地区として金沢森本インター工業団地地区地区整備計画区域を加える。また、制限の内容を規定している別表第2では、第30号の地区である野田地区の表低層住宅地区における用途の制限及び高さの最高限度について内容を変更する。  25ページ以降では、地区整備計画区域に金沢森本インター工業団地地区地区整備計画区域を追加している。  29ページ、景観法に基づく形態意匠の制限の適用区域を定める別表第3に、12番目の地区として金沢森本インター工業団地地区地区整備計画区域を加える。  なお、金沢森本インター工業団地地区の指定面積は約11ヘクタールである。
・議案第1号中、土木局所管分についての説明・・・・・・・・・中田土木局長
 議案第1号平成25年度金沢市一般会計補正予算(第3号)中、土木局所管分について説明する。  補正予算説明書17ページ、8款土木費、2項道路橋りょう費、2目道路維持費の道路除排雪機械購入費補助250万円だが、町会等が行う除排雪機械の購入等に対する助成枠を拡大するものである。3目道路新設改良費の無電柱化推進事業費800万円だが、北間・中橋線の広岡3丁目地内で無電柱化施設の増設工事を実施するものである。新幹線側道整備事業費3,800万円だが、御影町地内ほかで交差点形状の変更に伴い、側道整備工事費を増額するものである。一般道路舗装整備事業費2,010万円だが、諸江・向粟崎線の粟崎町2丁目地内での舗装改良を内灘町と共同で実施するものである。消雪装置整備事業費1,500万円だが、町会等が整備する消雪装置設置に対する助成枠を拡大するものである。狭あい道路拡幅整備モデル事業費700万円だが、防災道路の整備促進のため金石西や横山町のモデル地区において道路の拡幅工事を実施するものである。5項都市計画費、3目街路事業費の街路新設改良費1億5,000万円だが、泉野々市線の押野1丁目地内での用地取得費用などを増額するものである。
・議案第11号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・林道路建設課長
 議案第11号財産の取得について説明する。  議案書31ページ、金沢外環状道路海側幹線事業における道路用地の取得だが、海側幹線は、今町から福久町を経由し、白山市乾町まで全体延長18.5キロメートルの道路であり、大河端町以西の12.7キロメートルについて暫定区間を含め供用を開始し、昨年度より福久町から大河端町3.2キロの区間を県・市で分担して事業に着手している。金沢市では、千木町から大浦町の1.6キロメートル区間で事業を進めており、道路設計や用地測量に際しては、地元町会、生産組合などの関係団体、地権者の協力を得ながら協議を進めている。先月の大浦町を皮切りに、残る町会についても年内に地権者説明会を開催していく予定である。  今回の議案は、地方自治法第96条第1項第8号及び金沢市市有財産条例第2条の規定に基づき上程するものであり、取得する財産は、大浦町、木越町、千木町地内の田、畑、公衆用道路の地目3万9,626平方メートル以内である。予定価格は11億3,000万円以内で、契約の相手方は大浦町へ21番地の北堀勝治ほか77名である。今後、地権者の協力のもと用地取得を進めていく。
・議案第16号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・中川道路管理課長
 議案書38ページ、議案第16号市道の路線認定について、土木局議案説明資料-1に基づいて説明する。市道の路線認定は、道路法第8条第1項の規定により市長が路線の認定を行うが、あらかじめ議会の議決を経なければならないこととなっている。その後、認定の告示、区域の決定の告示、供用開始の告示が必要であり、議決後の市長の定める日に告示する。今回は、10月1日に告示する予定である。  議案説明資料1ページの総括表を見てほしい。浅野本町2丁目線から浅川45号田上町北線まで、合計15路線、延長1,827メートルで路線認定を行うものである。それぞれの案件については、資料4ページ以降に位置図を添付してあるので参照してほしい。金沢市開発指導基準に基づき造成され、認定基準を満たす道路としては10路線であり、図面番号1の浅野本町2丁目線21号、図面番号4の弓取12号割出町線40号、図面番号5の弓取16号諸江町下丁線49号、図面番号6の戸板17号若宮町線43号、図面番号7の鞍月18号直江町線25号、図面番号9の押野29号新保本町線57号、図面番号10の三馬8号米泉町8丁目線20号、図面番号11の崎浦10号土清水町線52号、図面番号12の浅川45号田上町北線19・20号の2路線である。図面番号2の横山町線21・22号の2路線については、本市が住宅市街地総合整備事業で整備する道路として認定する。土地区画整理事業により整備され、認定基準を満たす道路としては3路線であり、図面番号3の野田町線57号、図面番号8の鞍月19号大友町線52・53号の2路線である。
・議案第17号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・中川道路管理課長
 議案書39ページ、議案第17号市道の路線変更について、土木局議案説明資料-1に基づいて説明する。  議案説明資料1ページの総括表を見てほしい。道路法第10条第2項の規定により路線変更を行うものである。市道の路線変更は、路線認定と同様の手続が必要であり、路線の変更は路線の全部または一部を廃止し、これにかわるべき路線を認定する場合、路線の認定の手続にかえて路線変更することができることとなっている。2級幹線325号松根・竹又線及び長土塀3丁目線15号の2路線の路線変更を行うものである。図面番号13の2級幹線325号松根・竹又線は、松根町と竹又町を連絡する道路として路線を延伸し、図面番号14の長土塀3丁目線15号は、開発行為に伴い整備された道路を含め、終点の変更により路線を延伸するものである。これら2路線の路線変更に伴い、市道延長は2,017メートル延伸になる。
・議案第2号についての説明・・・・・・・・・・・・・・糸屋公営企業管理者
 議案第2号平成25年度金沢市水道事業特別会計補正予算(第3号)について説明する。  補正予算説明書28ページ、資本的支出として、1項1目建設改良費のうち、配水施設改良事業費1億6,760万円を補正するもので、現在施工中の若松町地内にある配水池の耐震補強工事において、工事着工後に配水池内部のコンクリート構造物が想定以上に劣化しており、追加工事が必要となったものである。  27ページ、資本的収入として、先ほどの配水施設改良事業費の工事費の増加に伴い、その財源である1項1目企業債、3項1目国庫補助金、5項1目他会計出資金を補正する。
△[議案に対する質疑応答] 
◆広田美代委員 道路新設改良費について、横山町においては道路改良に合わせて区画整理も行われていると思うが、住民との話し合いを含めた進捗状況を教えてほしい。
◎浅川市街地再生課長 横山町については、今年度、必要な用地を取得することとなっており、市道認定する部分も含めて事業の中で用地取得を進めていきたい。区画整理事業について、明年度の事業認可に向けて準備を進めているところであり、用地の取得や区画整理事業の進め方などを関係者と協議している。近々、全ての関係者が集まる場を設けて具体的な説明をしたいと考えている。
△[討論]   なし
△[採決]   議案第1号中本委員会所管分、議案第2号、議案第10号、議案第11号、議案第16号及び議案第17号  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全会一致で可決すべきもの
△[閉会中の継続調査]   別紙事項について閉会中も継続して調査することに決定
△[報告事項]
  ・金沢市景観計画における景観形成基準の追加について(屋外駐車場の路面の色彩に関する景観形成基準の追加)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中村景観政策課長
 金沢市景観計画における景観形成基準の追加について説明する。都市整備局報告案件-1を見てほしい。  経緯・趣旨だが、本市は平成21年に景観法に基づく金沢市景観計画を策定し、地域特性を踏まえた景観形成基準を定め、良好な景観の形成に努めているが、昨今、まちなかの駐車場や時間貸しコインパーキングの増加などの社会状況の変化を受け、新たに駐車場の路面の色彩について景観形成基準を追加することとした。  対応だが、金沢市景観計画の景観形成基準に屋外駐車場の路面の色彩基準を追加する。建築物の敷地内の駐車スペース・駐車場では、金沢市全域において基準を追加しており、路外駐車場--駐車場だけで独立している月決め駐車場やコインパーキングなどでは、特に景観上影響のある景観形成区域において基準を追加している。追加する基準は、景観審議会の意見を踏まえ、路面については、周辺の景観と調和した色彩とすると定めることとした。図中の色つきの部分が景観形成区域となる。  施行時期だが、平成25年11月1日を予定している。  資料の右側を見てほしい。先ほどの景観形成基準に新たに屋外駐車場の路面の色彩基準を追加することに伴い、事前に助言や指導などを行うためにこれまで届け出が不要であった屋外駐車場の路面の色彩を変更する際の届け出行為を制度化するものである。  対応だが、要綱を制定し、届け出行為を制度化する。届け出対象区域は、特に景観上配慮が必要な景観形成区域であるまちなか区域内における屋外駐車場の路面の色彩変更を対象とした。届け出が不要な行為として、変更面積が50平米未満の路面の色彩変更、景観法の届け出が必要な路面の色彩変更、他法令で届け出が義務づけられている行為、屋外駐車場に通常必要となる区画線、安全確保のため必要な停止線や誘導線、バリアフリーなど安全性に配慮した表示などを規定した。  施行時期だが、景観形成基準の追加と合わせ、平成25年11月1日を予定している。
・「第26回緑花フェスティバル」の開催について・・・・・・野田緑と花の課長
 第26回緑花フェスティバルの開催について報告する。都市整備局報告案件-2を見てほしい。  目的だが、10月第3日曜日の金沢市緑と花の日にちなみ、緑と花について関心を深め、緑あふれるまちづくりを推進するものである。期日は、10月19日、20日の両日であり、時間は、午前9時45分から午後4時までである。場所は、大乗寺丘陵公園の見晴らしハウス周辺である。  主な内容だが、優良公園愛護団体などの表彰式を行うほか、緑や花に関する教室や講座、作品の展示、販売などを行う。事前募集のコーナーもあり、9月24日以降に金沢市広報のほか、ホームページ、フェイスブック、チラシやポスターの配布などにより周知していきたい。  主催は、金沢市を初めとする3団体、協力は5団体である。
・都心軸沿線のまちづくり活動について・・・・・・・・・浅川市街地再生課長
 都心軸沿線のまちづくり活動について報告する。都市整備局報告案件-3を見てほしい。  都心軸沿線の地区において、民と官の協働によりにぎわいや魅力を高めるための取り組みを行っており、金沢駅通り線周辺地区、片町周辺地区、南町周辺地区の活動について報告する。  金沢駅通り線周辺地区だが、まちづくりのコンセプトに基づいて魅力向上活動を展開することとしている。事業主体は、金沢駅通り線周辺まちづくり協議会であり、会長は此花地区町会連合会会長である。構成メンバーは、金沢駅通り線周辺の町会、商店街、ビル管理者などから成り、コンセプトは「金沢らしさともてなしの心が感じられる、駅とまちなかをつなぐまち」である。魅力向上活動案として、地域の情報発信、イベントの開催、案内サインの工夫、快適で楽しい歩行空間づくりを掲げており、今年度の活動は、用水と歩道を明かり道でイメージアップをするほか、ビル壁面を緑化や電飾で彩ることとしており、これらは国の地域商店街活性化事業を活用して実施する予定である。  片町周辺地区だが、今年度は、昨年度策定した片町地区再生基本構想に基づくアクションプランを作成し、社会実験を実施することとしている。事業主体は、金沢片町まちづくり会議であり、会長は片町商店街振興組合理事長である。構成メンバーは、片町周辺の商店街、社交料飲組合、町会、学生などから成り、現在、アクションプランを作成中である。10月をめどに国の同意を受け、社会実験を開始したいと考えている。実験の予定としては、回遊ルート滞在プランの作成のほか、まちを案内するコンシェルジュの育成などである。  南町周辺地区だが、事業主体は未定であり、老朽ビルの建てかえや耐震改修の勉強会を開催し、今後、意識啓発を図ることを考えている。
・「スマートタウン・ウッドパーク東金沢」学生向け見学会の開催について
                  ・・・・・・・・・・瀧本住宅政策課長
 「スマートタウン・ウッドパーク東金沢」学生向け見学会の開催について報告する。都市整備局報告案件-4を見てほしい。  今年度新たに創設した金沢市スマートタウン整備支援事業におけるスマートタウン認定第1号である三池町地内の住宅団地において、学生向けの見学会を開催する。この見学会は、スマートハウス、スマートタウンの普及啓発の一環として行うもので、特に建築学や住居学を学ぶ学生に参加してもらい、環境に配慮した住宅及び住生活の理解を深め勉強の場として生かしてもらうものである。  日時と対象大学だが、昨日9月19日は金沢学院大学を対象とし、本日9月20日は金沢工業大学及び金沢大学の学生を対象に開催する。参加人数だが、昨日の金沢学院大学では引率の先生を含め、予定より多い17名の参加があったため、総数では約30人となる見込みである。見学会の内容だが、金沢市スマートタウン整備支援事業の概要説明を初め、家庭内のエネルギー消費の見える化を図るHemsの説明、スマートハウスの見学などを予定している。
・平成25年9月3日の大雨情報について・・・・・・・・・・・古内水整備課長
 平成25年9月3日の大雨情報について説明する。土木局報告案件-1を見てほしい。  9月2日月曜日23時49分に大雨洪水注意報が発令され、翌日11時半過ぎから降り出した雨は、13時ごろより強くなり、14時21分には大雨洪水警報が発令された。その後、雨が小康状態となった19時8分には浸水害の大雨警報から注意報へと切りかえられたが、雨は13時から16時までの3時間に集中して強く降り、特に森本地区から夕日寺・田上地区を中心に大雨をもたらすとともに、市内各地で道路冠水やのり面崩壊などが発生した。  1の降雨状況を見てほしい。当市のかなざわ雨水情報システムのデータになるが、上段は11時から23時の12時間総雨量であり、下段は時間最大雨量である。北森本、四坊高坂、田上、夕日寺では、時間雨量が50ミリを超え、総雨量も他の地区と比べ非常に多く、特に四坊高坂では総雨量112ミリ、時間最大雨量72.5ミリが観測された。  2の河川水位状況を見てほしい。14時20分から16時10分にかけて、それぞれ伏見川、金腐川、河北潟が氾濫注意水位に到達し、また、最も雨の強かった森本地区の森下川では、15時に氾濫注意水位に到達し、水防警報が発令され、15時半には避難判断水位に到達した。最高到達水位は16時10分の4メートル5センチであり、氾濫危険水位である4メートル90センチまであと85センチであった。  3の道路冠水・法面崩壊等の状況を見てほしい。金沢市を森本地区とその他の地区に分けて集計してあるが、今回の雨により、金沢市では121カ所に影響があった。道路冠水や水路の溢水が40カ所、地下道の冠水が2カ所、のり面崩壊や崩土が56カ所などであり、そのうち特に降雨量の多かった森本地区においては半数を占める63カ所の影響があった。人的被害や家屋の被害報告は特になく、道路冠水やのり面崩壊などについては、当市で適切に対応し、大事には至らなかった。
・台風18号に関する情報について(口頭報告)・・・・・・・・古内水整備課長
 先日9月15日から16日にかけての台風18号に関する情報について、口頭報告する。  気象庁が運用後初めてとなる特別警報を京都府、滋賀県、福井県に発令した台風18号がもたらした大雨は、石川県にも南加賀を中心に少なからず影響を与えた。金沢市においては、金沢地方気象台で9月15日16時42分に大雨洪水注意報を発令し、22時46分に大雨洪水警報へと切りかえた。台風の通過とともに雨が小康状態になった翌日の10時40分に洪水注意報へ切りかえられ、14時41分に洪水注意報が解除された。大雨注意報発令から解除までの約12時間の総雨量は、金沢地方気象台において107.5ミリを記録していたが、1時間降雨量が最大でも17ミリであったため、その影響は少なかったと思われる。当市が観測したデータでは、上寺津において最大値となる総降雨量175ミリを記録し、1時間最大で21ミリが計測された。台風18号では、山間部で比較的多くの降雨が観測されたが、1時間の降雨量が30ミリを超えるような豪雨はなかった。  河川の水位状況だが、森下川の1河川のみが避難判断水位を超え、水防警報が発令されたが、9月3日の雨に比べ水位の上昇は緩やかであり、最大水位も3.79メートルと避難判断水位をわずかに超えた程度であった。  大雨の影響だが、道路冠水が1カ所、のり面崩壊や崩土が8カ所、路肩崩壊が2カ所であった。床上、床下浸水等の被害報告はなかったが、水元町で発生した路肩崩壊現場において車両1台が谷側へ転落し、運転手1名が足を負傷したとの報告があった。
・「金沢市総合治水対策推進プラン」の登録について・・・・・古内水整備課長
 金沢市総合治水対策推進プランの登録について説明する。土木局報告案件-2を見てほしい。  金沢市総合治水対策推進プランが、平成25年9月4日付で国土交通省が創設した100mm/h安心プラン制度に富山県高岡市と静岡県浜松市、沼津市、焼津市の4市とともに初めて登録された。登録証の伝達式は、9月11日水曜日の午後2時より、市長室において行われ、国土交通省北陸地方整備局河川部長から金沢市長に登録証が手渡された。  100mm/h安心プラン制度だが、国土交通省では、近年各地で頻発しているゲリラ豪雨などにより浸水被害が多発していることから、河川事業や下水道の雨水幹線整備事業などの関係分野の行政機関と住民が連携して浸水被害の軽減を図るための取り組みに対して支援する目的でこの制度を創設した。登録された計画については、社会資本整備総合交付金の配分において浸水対策が円滑に進むように優先的に重点配分されることとなる。  金沢市の総合治水対策推進プランについて説明する。金沢市では、平成21年に全国に先駆けて金沢市総合治水対策の推進に関する条例を制定し、水害に強いまちづくりに向けて総合治水対策を推進してきたが、その対策をプランとして登録したものである。内容だが、10年に一度、時間雨量として55ミリの大雨に対する浸水被害の発生及び拡大を防止するために、治水対策、流域対策、土地利用対策、減災・水防対策の4本柱の推進を、市、市民、事業者が協働で取り組むことを基本施策としている。
・都市ガス展について・・・・・・・・・・・・・・・・・長谷川営業開発課長
 都市ガス展について報告する。企業局報告案件-1を見てほしい。  めいてつ・エムザでの都市ガス展では「ガスの暮らし はっけん10」をテーマに家庭用暖房契約--冬得プランのPRに重点を置き、9月6日から8日までの3日間開催した。10月に開催する都市ガス展では、「都市ガス たいけん10」をテーマにガス機器を使って実際に体感してもらうなど、最新ガス機器の利便性や安全性をPRし、都市ガス需要の喚起を図るものとしたい。  9月開催の都市ガス展の結果だが、来場者数は1,582人であり、目標の3,400人を大きく下回る結果となった。目標設定については、めいてつ・エムザでの初めての開催であり、毎年開催している香林坊大和での都市ガス展の来場者数を参考に設定したために過大になったと反省している。ガス機器の販売については、3日間で197台の成約があり、昨年の都市ガス展での入場者数に対する販売台数、成約率の約2倍であった。新設の家庭用暖房契約である冬得プランについても、70件の申し込みがあり、来場者数は少なかったが、目的を持った方に来場してもらい、一定の成果があったと考えている。  10月開催の都市ガス展では、今回の結果を踏まえ、より一層の集客と販売に努め、ガス機器の利便性や安全性など、都市ガスのよさをアピールしていきたいと考えている。期日は、10月25日金曜日から28日月曜日までの4日間で、時間は、午前10時から午後7時まで、最終日は午後6時までとし、香林坊大和8階催事場にて開催する。  内容だが、最新ガス機器の展示と特価での販売のほか、マイホーム発電のPRとして、家庭用燃料電池--エネファームや家庭用ガスエンジン--エコウィルの紹介、太陽光発電と組み合わせたダブル発電のメリットを紹介する。また、料金プランやリフォーム等の都市ガス相談コーナーを設けたり、最新ガス機器を使ってのクッキング体験を行うほか、お楽しみ謝恩イベントとしてガス機器オークション、クッキングショー、お子様向けのステージショーなどを企画している。  周知方法だが、職員や検針員による全需要家世帯である約6万8,000戸に招待状を直接配布するほか、新聞、テレビコマーシャル、企業局広報紙Yous、金沢市フェイスブックで広告を出すなどして案内する予定である。なお、目標来場者数は1万2,000人としている。
・「金沢市と野々市市との災害時相互給水に関する協定書」の調印式について
                 ・・・・・・・・・・・石野企業総務課長
 金沢市と野々市市との災害時相互給水に関する協定書の調印式について報告する。企業局報告案件-2を見てほしい。  協定の目的だが、金沢市と野々市市は、石川県内市災害時相互応援協定に基づき、災害時には相互に協力することとしており、その一つとして、両市の水道管を連絡して、災害時の水道水の相互供給を実施する協定を締結するものである。  日時及び会場だが、10月3日午後1時30分から、金沢市の市長応接室で行う予定であり、金沢市からは山野市長と糸屋公営企業管理者が出席し、野々市市からは粟市長と今村産業建設部長が出席する。  事業概要だが、全体計画として、今年度から27年度までの3カ年計画で整備する。資料右側の位置図を見てほしい。野々市市の配水区域が分割されている3カ所で連絡管を布設する。1カ所目は、金沢工業大学の南側の高尾台4丁目地内であり、平成25年度に整備する。2カ所目は、野々市市役所の南側の額新保3丁目地内であり、平成26年度に整備する。3カ所目は、三和小学校の南側の矢木2丁目地内であり平成27年度に整備する。両市から給水可能な水量と最大給水人口は、3カ所の連絡により金沢市から野々市市へは1日で最大1万1,400立米で、人口2万5,300人相当分の給水が可能となり、野々市市から金沢市へは1日最大9,500立米で、1万5,400人相当分の給水が可能となる。  その他だが、隣接する他市町との協定は、内灘町、津幡町に次いで3番目の締結となる。なお、白山市については、隣接部の白山市の水道管が流末に当たり口径が小さいので、現状では有効な連結が難しいことから、協議、調整の結果、当面は整備しないこととしている。
△[報告事項及びその他に対する質問応答] 
◆広田美代委員 屋外駐車場の路面の色彩変更に関する届け出制度について聞く。  ①路外駐車場だけでなく、普通の建築物の駐車スペースが50平米を超えた場合にも届け出が必要になるのか。  ②届け出があった場合には、何の基準で判断して誰が許可するのか。
◎中村景観政策課長 ①景観形成区域については、建物に付随した駐車場で50平米を超えるものは届け出が必要になる。  ②路外駐車場の色彩変更については、基準がなかったこれまでも依頼という形でお願いしてきている。今後は、基準ができたので、判断に迷うものについては、必要に応じて景観審議会や景観アドバイザーの意見を聞いた上で判断していきたい。
◆広田美代委員 件数は少ないかもしれないが、一般の市民も対象になるので十分に周知してほしい。  都心軸沿線のまちづくり活動について聞く。金沢駅通り線周辺地区だが、既に新幹線開業やフォーラスの影響が出てきていると思う。住民に話を聞くと、フォーラスに向かう道路の渋滞や堀川町周辺の飲食店が深夜まで営業して騒いでいる状況があるが、これらの住民の意見はこの協議会において議論されるのか。
◎浅川市街地再生課長 金沢駅通り線周辺まちづくり協議会だが、現状では関係団体などによる地域の情報発信やイベント開催など地区のにぎわいや魅力を高める目的でつくられている。委員指摘の件については、基本的には協議会での判断になると思うが、今の段階ではそのような意見は出ていないので、この場でその件について議論するとは明言できない。
◆広田美代委員 町会連合会や町会にかかわっている方も参加しているので、今指摘したような視点を持って進めてほしい。  今回は、金沢駅通り線周辺地区ということだったが、金沢市が進めてきた駅武蔵北地区の再開発の趣旨からは、武蔵までのにぎわい創出に向けて考えなければならないと思う。その観点からすると、例えばリファーレに入居していた年金コールセンターが撤退したり、周辺では飲食店もまばらにしか見受けられないなどの状況があるので、この辺を含めて武蔵までのにぎわい創出にどう取り組んでいくのか。
◎浅川市街地再生課長 駅通り線のにぎわいづくりは大変重要だと認識しており、武蔵まで歩いて楽しめるようなまちづくりを目指して取り組んでいきたい。
◆小林誠委員 城北市民運動公園の屋内広場について聞く。本会議でも議論になり、学識経験者、スポーツ関係者、子育て関係者を含めた検討会を行うとの答弁があったが、その人選や今後のスケジュールなど、今の段階で報告できることがあるか。
◎野田緑と花の課長 今後、屋内広場の施設の具体的な内容を確定させる必要があるため検討会で検討を進めていく予定である。検討会の人選だが、現在、検討しておりできるだけ早く確定して審議を始めたい。スケジュールだが、今年度中に数回会議を開催し、年度末までには意見を取りまとめたいと考えている。
◆小林誠委員 スポーツ関係者や子育て関係者が参加する検討会なので、子育て関係者は子育てに特化した施設を求めてくるし、スポーツ関係者はスポーツ関連の充実した施設を求めてくると思う。その辺の調整は難しいと思うが、本会議での議論を踏まえて、行政として一定の方向性を示した上での議論が必要になるが、その点をどう考えているのか。
◎野田緑と花の課長 城北市民運動公園は運動公園という位置づけであり、その中に屋内広場として天候に左右されず運動ができる施設として、これまで市民スポーツ課で実施計画を考えてきた経緯がある。ただ、その中で子育て世代から遊べるような施設を求める声が多いことも承知しており、運動と遊びをいかに融合できるかを検討会で考えていきたい。
◆高芳晴副委員長 金沢市と野々市市との災害時相互給水に関する協定について聞く。  ①この水道管の連絡に費用はかかるのか。かかるとすればどのくらいを見込んでいるのか。  ②既に津幡町、内灘町と協定を締結しているとのことだが、過去に相互給水をした実績があるか。
◎石野企業総務課長 ①費用だが、3カ年の合計で約3,200万円を予定している。そのうち、金沢市が1,500万円で野々市市が1,700万円を負担する見込みである。  ②給水の実績だが、津幡町については給水の実績はないが、内灘町については、現段階でも給水をしている。
◎新田経営企画課長 ②内灘町には平成20年1月から給水を開始している。その理由だが、内灘町の自己水源となる井戸水の水質が年々悪化しており、飲料水の確保が困難になっていることから、災害時の協定に基づき1日当たり約1,000トンを給水している。
◆広田美代委員 小林委員も指摘したが、城北市民運動公園の屋内広場について聞く。本会議での答弁で、今後、パブリックコメントを実施するとのことで、ぜひ市民にも問いかけて進めてほしいと思う。先ほど、市民スポーツ課で実施計画をしてきたと言っていたが、その後、緑と花の課が検討する段階でどのように議論や方向性が変わってきたのか明らかにしてほしい。
◎池上都市整備局長 当初の実施計画の中では、施設の規模を策定する過程で、その参考としてスポーツを基本にした形での想定面積等を確定した。その後、子どものプレーゾーンの設置などの話も出てきており、これについては改めて今後設置する検討会の中で、今まで議会等で出てきた議論も踏まえて検討していく。
◆広田美代委員 本会議での質問にもあったが、実施計画の中にスポーツに特化した施設ということが見受けられる表現があったためにこのような事態になったと思う。今後、検討会で議論してパブリックコメントをするということなので、ぜひ広く意見を聞いてほしい。  台風18号の報告に関連して質問する。今回の台風では大きな教訓を得たと思うし、9月3日の大雨も含めて犠牲になった方や被害に遭った方にお悔やみとお見舞いを申し上げたい。今回、初めて特別警報が出されたが、報道によると京都府や滋賀県内の一部の自治体ではその情報が住民に周知されなかったと報道されている。この特別警報は、8月30日に新設され、数十年に一度しかない非常に危険な状況での警報なので、周知の措置をとることが義務づけられており、周知がされないことは本来あってはならないことだと思う。周知をしなかった理由として、早朝の暗い中で混乱を招くと考えたことや避難勧告指示を優先したことが報道されていたほか、職員が対応に追われ特別警報の周知まで手が回らなかった自治体や、メールの送信がおくれたり、防災無線すら流せなかった自治体もあったとのことである。本来あってはならないが、初めてのことであったため、報道のように運用を自分たちで判断するなど対応能力の限界を超えていたという実態が浮かび上がったと思う。  ①今回のケースを目の当たりにして、金沢市の特別警報の運用について、実際にメールを送信したり防災無線を流すなどの周知体制や仕組みはどうなっているのか。  ②特別警報が出た場合、今の人員体制でしっかりこなせるのか。
◎古内水整備課長 ①メール送信だが、ぼうさいドットコムやかなざわ雨水情報システムにより送信を行っている。特別警報を含む警報を気象庁が発表した場合には、自動的にこれらのシステムに取り込まれる仕組みとなっている。防災無線についてだが、本市では同報防災無線が設置されており、気象庁からの連絡があれば、遅滞なくその無線を通じて放送するという仕組みである。また、特別警報など非常に危険が迫った場合だが、危機管理課と連携して避難情報などを協議し、例えば避難情報や避難勧告が出た際には、消防局から広報車を出して周知していく。さらに、市内の各地区の自主防災組織に知らせ、協力を得ながら周知する予定である。  ②金沢市の水防体制だが、警報レベルでは、第2次配備体制をとることとしており、第1段階では内水整備課の職員及び他課の職員を含め32名を配備し、パトロールなどの対応を行う。また、パトロールに当たっては、委嘱している土木業者にも協力を仰ぐこととしている。特別警報レベルでは、第2次配備体制の第2段階として土木局を中心に51名を配備し、他課の公用車を使用するなどの体制をとることとなる。
◆広田美代委員 ゲリラ豪雨や台風などで職員も大変忙しいと思うが、今回の台風を教訓に学んでほしい。  今回の台風で氾濫した京都の由良川流域に身内がおり、インターネットで京都の水防関係のページを必死に探していたが、アクセスが集中してつながらない状態であった。先ほどのメール送信に関連するが、金沢市ではアクセスが集中した際にも耐え得る通信環境になっているのか。
◎古内水整備課長 メール送信については、ぼうさいドットコムの登録者が1万数千人、かなざわ雨水情報システムの登録者が1,000人強であり、データ自体は大きくないのでスムーズに送信されると思う。ただし、委員指摘のように、インターネットの通信回線がパンクした場合には、回線の増強の必要があるが、金沢市だけでの対応は難しいので、その対策についてはこれから研究していきたい。
△[次回の委員会開催日時等について]   次回は10月7日(月)午前10時、次々回は11月1日(金)午後1時と決定。                                  以上

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