ブログみよみよ日記

男女共同参画都市宣言、全会一致!

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男女共同参画都市宣言

 私たちのまち金沢は、市民一人ひとりが、歴史と伝統に学び、

個性豊かな風格と活力のあるまちづくりを進めてきた。

 すべての人が性別にかかわりなく尊重される社会の実現のため

には、市民一人ひとりが互いの違いを認め、あらゆる分野に平等な

立場で参画する機会が確保されるとともに、国際社会における取り組み

と協調し、連携を深めていくことが重要である。

 よって、私たちすべての市民は、次代を生きる若者や子供たちが

個性と能力を発揮できる未来とするため、男女共同参画都市となる

ことを宣言する。

 

昨日の12月議会最終日に、全会一致で採択された、宣言文です。

来年、3月8日に「男女共同参画フォーラム」という記念事業で

宣言をされます。

この宣言文は、金沢市議会の女性議員全員で立ち上げた女性会議

の中で、担当課から提案があり、半年にわたり議論を練り上げられた

ものです。当然、議会全体でも協議がされましたが、おおよそ素案

のままに採択されました。

 

 私的には、「男女」という性別にこだわらず、「すべての性別に

かかわりなく尊重される」という言葉が入れられたことや、

「国際社会における取り組みと協調」という国際基準をめざすことが

約束されたことが、大きな成果だと思います。

日本の「男女共同参画」は国際的にみてだいぶ遅れています。

今年、10月25日に行われた、世界経済フォーラムの

「男女格差報告2013」では、なんと136か国中105位。

これだけ、経済力をもった国なのに、人権意識の低さ、女性の社会進出

の遅れがあきらかになっています。

しかし、これから日本が向かうべきは、ただ女性を社会進出させれば

いいというものではありません。

アベノミクスで女性の社会進出をとめざしている、その中身は、より

一層の労働上の規制緩和にしかすぎず、男女ともに仕事、余暇、子育て

をバランスよくとり組めるというものではありません。

 

まずはだれもが、仕事を所定の時間で終わらすことができ、それでも

生活でき人生を豊かにできるだけの賃金を得ることができる。

そして、非正規や派遣ではなく、正社員を基本に将来に不安なく

仕事を選ぶことができる。

これが、まずは求められる当たり前の社会であると思います。

昨日の学習会で教わりました。

現在人口が減り、将来予想も減り続けるとされる国は、

ほぼ日本だけ。

国全体の経済規模からいけば、人口が増えなければおかしい

のに、増えないその理由は。。

若い世代に仕事がない、あっても不安定雇用→結婚できない・子どもを

産まない・子どもが生まれない→人口減少が主な要因であると思います。

一方で、大企業や大金持ちには、減税・規制緩和で大盤振る舞いなわけ

です。

この不均衡をやめて、大多数の国民のほうにこそ振り向けることが今

求められています。

まずは、大企業に賃金を上げさせること、中小企業を支援すること、

、労働上の規制緩和をしないこと、消費税はあげないこと、

保険料・年金・子育てなど社会保障を充実すること

などが求められます。

そんなことをしたら「大企業が海外へに逃げていく」と言う人がいますが、

果たして本当にそうでしょうか。

大企業へのアンケートでは、7割が「内需を求めて外に出ていく」と答えて

います。そのことからすると、日本の内需が持ち直すこと、つまり国民が

ものを買う力をつける、つまり所得があがることが求められているのです。

大企業をつぶすために提案しているのではなく、長い目でみれば大企業の

ためでもあるのです。

「男女共同参画」から経済に発展しましたが、人権意識はもちろんのことです

が、国の経済政策がやはり根底にあるということは見落としてはいけないと

思っています。

人権が守られ、誰もが安心してはたらき暮らせるように、「男女共同参画

都市宣言」は大きな意味をもちます。

宝の持ち腐れにならないよう、しっかり活かしていきましょう!

 

 

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