ブログみよみよ日記

2015年 10月 経済環境常任委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成27年 10月 経済環境常任委員会
          経済環境常任委員会記録
1.日時       平成27年10月16日(金)
2.開議時間     開会 午前10時~閉会 午前11時22分
3.場所       第2委員会室
4.出席委員(6名) 下沢広伸委員長、麦田 徹副委員長
           広田美代、前 誠一、松井純一、田中展郎の各委員
5.欠席委員(1名) 松村理治委員
6.出席説明員    別紙のとおり
7.事務局出席者   三傳調査係長、河口主査
8.審査事件等    別紙のとおり
9.議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議挨拶に引き続き、松村委員の欠席を報告した後、報告事項の説明を受け、質問応答を行った。その後、その他所管に関する事項について質問応答を行った後、意見交換会について協議し、閉会した。
△[報告事項]  ・平成27年度金沢の菓子・料理・バーテンダー名工賞の表彰について                        ・・・・・江口商業振興課長  平成27年度金沢の菓子・料理・バーテンダー名工賞の表彰について報告する。  経済局報告案件-1を見てほしい。この賞は、本市の食文化を担う菓子づくりや料理等の技能向上に多大な貢献のあった職人を表彰するため、平成7年度に創設し、これまで67人を表彰している。ことしの選考は、9月3日に関係団体で組織する金沢市菓子・料理等職人表彰審査委員会を開催し、被表彰者を決定した。受賞者は4つの分野からそれぞれ選考しているが、ことしは洋菓子の分野の受賞者はいなかった。表彰式は10月28日に行う予定である。
・「保護者向け金沢Uターン就職セミナー」について・・・・廣田労働政策課長  保護者向け金沢Uターン就職セミナーについて報告する。  経済局報告案件-2を見てほしい。首都圏や関西圏など県外の大学に進学した学生のUターン就職促進を目的に、学生ではなく保護者を対象にした合同セミナーを10月12日にホテル金沢で開催した。内容は2部構成とし、第1部ではUターン就職の進め方として、就職支援会社から就職活動を成功させるためのポイントや保護者としてサポートできることなどの説明を行ってもらった。その後、金沢信用金庫、津田駒工業、富士通北陸システムズの採用担当者を招いてパネルディスカッションを行い、採用につながるよい例や悪い例などについて経験を交えて話してもらった。第2部では、青山学院大学、同志社大学、同志社女子大学、立命館大学から大学の就職支援や学生生活全般について、大学別にガイダンスを行った。参加者数は、第1部94名、第2部61名であった。
・「金沢市観光戦略プラン2016」の策定について・・・・・・土村観光交流課長  金沢市観光戦略プラン2016の策定について報告する。  経済局報告案件-3を見てほしい。現在、10年間の計画として金沢市観光戦略プランを実行しているが、今年度末で終了することに伴い、北陸新幹線開業後のさらなる誘客促進と2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた外国人観光客の受け入れ体制の強化を図るため、5年計画となる金沢市観光戦略プラン2016を策定する。プランの方向性としては、着地型・滞在型観光の推進、インバウンド施策の推進、広域観光の推進、MICEの推進、情報発信と誘客の強化、推進体制の構築になる。検討委員会については、宿泊業、地域資源、工芸、交通、旅行業等の各分野と学識経験者の16名で構成している。今後のスケジュールとしては、本日開催される1回目の検討委員会で、現況課題の整理を行いたい。その後、12月に骨子案の提示、平成28年2月にプラン案の提示を考えており、それとあわせてパブリックコメントを12月から翌年1月にかけて行い、年度内の策定を予定している。
・首都圏の旅行会社、メディアを対象とした観光セミナーの開催について                   ・・・・・桑原プロモーション推進課長  首都圏の旅行会社、メディアを対象とした観光セミナーの開催について報告する。  経済局報告案件-4を見てほしい。目的は、北陸新幹線開業以降も持続的な誘客を図るため、首都圏の旅行会社や雑誌社等のメディアを対象に観光セミナーを開催し、新幹線開業1周年となる3月や来春以降の旅行商品の造成、特集記事の掲載などを働きかける。開業から7カ月たち、いま一度旅行会社や雑誌社などの意欲を引き出すため、市長によるトップセールスを行う。日時は10月20日火曜日、会場はセミナーがホテルモントレ銀座、情報交換会がdining gallery 銀座の金沢である。内容としては、北陸飛騨3つ星街道、金沢プレミアムツアー、金沢アーキテクチャー・ツーリズム、金沢古地図めぐりなどを紹介する。参加者は旅行会社、メディア関係者合わせて約80名を予定している。
・農業水利施設の一斉点検について・・・・・・・・・・清水農業基盤整備課長  農業水利施設の一斉点検について報告する。  農林局報告案件-1を見てほしい。台風第17号等の影響に伴う9月の関東・東北豪雨災害により河川堤防が決壊するなど甚大な浸水被害が発生したことを受け、金沢市が管理する排水機場及び地元生産組合が管理するため池の一斉点検を実施したものである。実施期間は豪雨災害直後の9月14日から18日の5日間である。実施内容だが、河北潟周辺地区において金沢市が管理する17排水機場の排水ポンプなどの作動状況を確認した。また、あわせて地元生産組合が管理する158のため池のうち、下流に人家のある52のため池の一斉点検について、各生産組合長に文書で依頼し、洪水吐などの水路へのごみと土砂の堆積状況の確認、取水施設などの動作確認を行うなど維持管理の徹底を周知するとともに、人家の多い下流のため池3カ所については県・市合同で点検を実施した。実施結果だが、排水機場の動作及びため池の管理状況について特に異常はなかった。  なお、本市では毎年、梅雨前線などの大雨に備え、市職員、定期点検緊急巡回委託業者及び地元の運転操作委託者との合同による排水機場の操作訓練やため池パトロールを実施しているほか、大雨洪水注意報・警報時の警戒体制を構築し、異常気象時には迅速に対応できるよう万全を期している。
・「木の駅プロジェクト」の実施について・・・・・・・・・朝倉森林再生課長  木の駅プロジェクトの実施について報告する。  農林局報告案件-2を見てほしい。この事業の趣旨だが、民有林の手入れ不足の解消や間伐したときに山から搬出されずに林の中に放置された木材である林地残材の有効活用と地域経済の振興を図るため、市内の2地区で実施する。木の駅プロジェクトの仕組みだが、森林所有者は自分の山から木材や竹を切り出し、実行委員会が設置する集積場所に運んでくる。実行委員会は搬入された木材を買い取るが、現金ではなく地域通貨である森券で支払う。森券をもらった森林の所有者は、地域の商店などで森券を使って買い物をし、その商店は森券を実行委員会で現金に交換する。なお、実行委員会が買い取った木材などについては、製材所などに販売するほか、竹はチップにして燃料として販売し、森券を現金化する際の原資に充てる。  概要だが、今回は四十万と三谷の2カ所で実施し、四十万は昨年度に続き2回目、三谷は今回が初の実施である。木材等の搬入日は四十万が前半3日間、後半2日間の計5日間、三谷が8日間の予定であり、受け入れる木材や買い取り金額は資料のとおりである。なお、昨年度に四十万で実施した結果は、実施期間はことし同様延べ5日間で、搬入者は33名、集まった木材は19立米、竹は1,500本で、交付された森券の総額は12万6,000円だった。
△[報告事項に対する質問応答] 
◆広田美代委員 保護者向け金沢Uターン就職セミナーについて聞く。県外への大学の進学状況と県内に戻ってきての就職状況について、それぞれの数値を教えてほしい。
◎廣田労働政策課長 県で調べた数値だが、県外の大学に進学した人は、高校卒業生の6割で、さらに県外へ進学した人のうち、就職した人の6割が県内に戻ってきている状況である。
◆広田美代委員 6割が県外に出ていって、全員が就職するわけではないと思うが、そのうちの就職した方の6割が県内に戻ってきているということだと思うが、その人数を教えてほしい。
◎廣田労働政策課長 平成26年度の県の調査に基づいた数字だが、県内高校卒業生が約1万人おり、大学進学したのが約5,400人である。そのうちの約6割、約3,300人が県外の大学に進み、そのうち就職した人が約2,100人で、そのうちの6割、約1,300人が県内で就職している。
◆広田美代委員 今の説明だと、大学進学者のうち県外進学が約3,300人で、就職して戻ってくる方が約1,300人とのことだが、各県でもいろいろ地方創生の絡みで戻ってきて就職する人をふやすことが課題になっていると思う。今回、本人ではなく保護者を対象としたが、その理由について教えてほしい。
◎廣田労働政策課長 県内の企業から内定を受けたが、保護者が反対したために断った事例も聞いている。最近では、就職先を決める際に保護者の意見がかなり大きな比重を占めていて、本人だけでなく保護者にも金沢にいい企業があることや金沢は過ごしやすいところであることをアピールすることによって、子どもに金沢で就職してもらうように勧めてほしいと考え企画した。
◆広田美代委員 地方で人手が足りないと言われているのは、大きな企業よりも中小企業だと思うが、大きな企業でも企業の内定を保護者が反対することがあるのか。
◎廣田労働政策課長 大きな企業になると、就職の倍率が5倍、10倍となり、そういう問題は出てきていないと思うが、確かに中小企業に関しては保護者の影響が大きいと思う。
◆広田美代委員 市が主催するのであれば、中小企業に対して保護者や学生と接点を持つ場をつくるべきだと思うが、その点についてはどうか。
◎廣田労働政策課長 今回のセミナーで、大手企業3社を呼んだのは企業の宣伝ではなく、面接のよい例や悪い例などを知らせることで、就職につなげることが目的である。学生と企業を結ぶ面接会は合同面接会として開いており、そこにはたくさんの中小企業が出ている。中小企業と親を結ぶイベントを行うかどうかについては、今後検討したい。
◆広田美代委員 中小企業にとっても人材確保で優位になるように市として応援してほしい。  県外の大学へ進学した学生が就職活動をする際の課題は、地元で就職したいが、面接で戻ってくるときの費用がかさむことである。中小企業が都心へ出てたくさん面接会を行うことは難しいと思うが、金沢市として企業に支援を依頼できるか。
◎廣田労働政策課長 今回のセミナーでも保護者をサポートする事項の一つとして、金銭面でのサポートは大事であると実感した。首都圏では、昨年まで東京で合同面接会を企業が開いていた。ことしは、首都圏だけではなく、関西圏においても面接会を開くと聞いている。1社1社個別に面接のための費用を支援することは難しいと考えている。
◆前誠一委員 農業水利の関係で、下流に人家が多いため池3カ所はどこか教えてほしい。
◎清水農業基盤整備課長 今回点検した3つのため池は、塚崎町の大谷、倉ヶ嶽の大池と中山町の下の堤の3カ所である。それ以外にも先ほど述べたとおり、梅雨期等に県と市で点検を行っている。
◆前誠一委員 木の駅プロジェクトの木材、竹の搬入の件について聞く。昨年、四十万地区でやったのは知っているが、今回は新たに三谷地区で実施するに当たり、どのように周知徹底するのか。
◎朝倉森林再生課長 三谷地区の木の駅プロジェクト実施期間が決定したというチラシを作成し、この中で森券協賛店として、森券が利用できる商店名を明示している。買い取り価格や引き取りの日時、場所等も記載し、チラシを順次配布することで、周知徹底を図っていきたい。
◆前誠一委員 順次配布するということだが、配布対象は森林や竹やぶを持っている人全員なのか、生産組合なのか教えてほしい。
◎朝倉森林再生課長 このプロジェクトは実行委員会形式で行っており、実行委員会のメンバーは各町会の関係者であるため、町会等の回覧板等を通じて周知徹底を図っていきたい。
◆前誠一委員 四十万地区は10月23日から同月25日までと11月14日、15日、三谷地区は11月20日から同月27日までだが、11月後半になれば三谷は雪の心配をしなくてはならない。もう少し時期を前倒しできるのではないかと思うが、来年についてはもう少しいい時期を選んでほしい。
◎朝倉森林再生課長 三谷地区については、今年度初の実施であり、多少準備に時間がかかった。来年度については、実行委員会と協議し、より天候がよい時期に実施できるよう準備を進めていきたい。
◆田中展郎委員 金沢市観光戦略プランについてだが、新幹線が来てからがらりと観光戦略も変わってきたと思う。半年間でどれくらいの人が金沢を訪れたのか、また、外国人がどれくらい訪れたのか。
◎桑原プロモーション推進課長 北陸新幹線の利用状況については、JR西日本の発表によると、この6カ月間で乗車人数が従来の特急と比べて3.03倍になったと発表されている。主要施設を訪れた人は兼六園が47%増、21世紀美術館が31%増と3割以上の伸びである。シティホテルの稼働率については全国1位となっている。
◆田中展郎委員 観光客はタクシーに乗る機会も多いため、タクシーの運転手は観光客の話をたくさん聞いているが、金沢市観光戦略プランの検討委員会にタクシー業界が入っていないのが残念である。タクシー業界を検討委員会に入れることはできないか。
◎土村観光交流課長 1回目の課題を整理し、2回目の骨子案を作成する間に関係団体とヒアリングすることを考えており、タクシー業界についても意見を聞く機会を設けたい。
◆広田美代委員 私もタクシー業界に対してのヒアリングをしっかりしてほしいと思う。  ①宿泊についてだが、稼働率が100%で、通常の2倍の部屋代を設定したホテルがあると聞いているが、どう考えているのか。  ②当日泊まるところがない人への対応はどのようになっているのか。  ③旅行会社など事前にプランを組んでいるところはどのように対応しているのか。
◎桑原プロモーション推進課長 ①宿泊施設の料金設定は企業経営に関する事項であり、行政で指導できるものではないが、金沢の印象への影響もあるため、業界全体として意識を高めていくように働きかけているところである。  ②当日泊まるところがない場合は、金沢駅の観光案内所で紹介している。各施設にキャンセルが発生することがあるので、案内所ではキャンセルがないか市内のホテル全てに問い合わせて、キャンセルがある場合には紹介し、なければ近隣の地域を紹介している。  ③旅行会社は金沢だけではなく、いろんな地域の宿泊所の情報を持っているため、金沢で宿が取れない場合は近隣地域の宿泊施設を案内していると聞いている。
◆広田美代委員 ①夜間は観光案内所が閉まっていると思うが、その場合はどうなるのか。次の戦略プランを練るに当たり検討してほしい。  ②新幹線が開業する前には、金沢に泊まらずに他都市へ流れてしまうという危惧のもと、ナイトミュージアムなどの夜のイベントを行い盛り上げて、そのまま泊まってもらう戦略をつくってきたと思うが、現状について教えてほしい。
◎桑原プロモーション推進課長 ①夜間の観光案内所については、委員指摘のとおりであり、検討しなければならない。  ②夜の魅力についてだが、観光で経済効果を上げていくには日帰りではなく、宿泊が基本になる。夜の魅力づくりについては今後も続けていきたいと考えている。また、金沢市内には中核市としてはトップレベルの8,600もの客室があり、対応できると考えている。ことし泊まりにくくなっているのは、MICEや学会の需要が非常に多いためであり、MICEは観光シーズンなどに設定されることが多く、宿泊がとれない状態になっている。今、ホテルはブームで足りないが、過剰に投資すると将来、空き室が出る問題が発生するので、民間企業としては慎重に判断している。ちなみに今、ホテルの建設が2棟予定されているほか、空きビルを改修した宿泊所についても検討されていると聞いており、ホテルの問題はいずれ解決すると考えている。
◆広田美代委員 確かに今、需要が多いからといって急いでホテルを建てて、新幹線ブームが去った後に各社撤退していくとなると問題である。夜のイベントについても、地元に住んでいる人も見に来ていると思うので、観光客がどれくらい来ていて、どれほど効果があるかも検証してほしい。  ホテル代が高くなったという全国ニュースなどで、印象が悪くなっていると思うが、宿泊施設がいっぱいで泊まれないことや足元を見るような料金設定になっていることで、観光に行く気持ちが揺らいだりするようなことがあると大変残念である。検討委員会の中では、長い目で金沢市を盛り上げていけるよう話してほしい。
△[その他] 
◆松井純一委員 11月15日に金沢マラソンが行われる。マラソンに来た人に金沢を観光してもらうことが大事だが、このマラソンがあることを知らない観光客や外国人にどのように周知しているのか。また、駅やホテルでも周知しているのか、現状を教えてほしい。
◎土村観光交流課長 金沢市のホームページにある観光の部分にマラソンのリンクを張って周知しており、駅の観光案内所等についても冊子等を置くなど周知に努めている。また、外国人への周知についても、外国語で早急に対応していきたい。
◆松井純一委員 金沢マラソン当日、観光客が観光地を回ることになると思うが、公共交通機関は全く使えない状況の中で、市はどのような対応を考えているのか。
◎土村観光交流課長 市内の交通規制のチラシを金沢マラソン推進課で作成し、周知を図っているところである。当日は観光バス駐車場についても一部利用できないところがあり、金沢市の観光のホームページで周知を図っている。
◆広田美代委員 議会でも報告があり、10月7日の新聞でも報道されたが、10町会での古紙回収モデル事業はとても評価が高い事業だと思う。今回の紙ごみの分別の仕方において、段ボール、新聞紙、雑誌・雑紙という3区分での収集で、雑紙は新たな取り組みだと思うが、出し方を教えてほしい。
◎野田リサイクル推進課長 今回モデルの10町会で、集めた紙を持っていくところが加賀製紙であり、その会社がつくる紙によって受け入れができるものとできないものが出てくる。雑紙と雑誌だが、例えばトランプの紙、はがきや官製はがきは受け入れできるが、圧着式のはがきは受け入れできない。雑誌についても、紙だけの雑誌なら受け入れられるが、背表紙が布でできているものは受け入れできないというように、細かい仕分けがある。この10町会に説明し、50音順で細かい仕分け辞典を配って、取り組んでいるところである。
◆広田美代委員 燃えるごみを減らし、資源化するという点ではすごく効果があると思うし、他都市では雑紙を既に集めているところもあるので、いい流れだと思う。  新聞記事でもう一つ気になったのは、今後の課題と方向性だが、金沢市はこのモデル事業を行い、今後はどうしていきたいのか。また、現時点で出ている課題と今後進めるに当たっての課題を教えてほしい。
◎野田リサイクル推進課長 10月に開始してからきょうで一回りするが、その中で3分別がどういう比率で出てくるのかを検証したい。全市的に広めていくに当たり、一番大きな問題は収集運搬体制をどうするかである。大量に集まると一時的にストックヤードを用意しなければならない。また、流通体制についてはこれから出てくる量や種類によって検討していきたい。
◆広田美代委員 収集運搬のコストや流通体制について、先進的に取り組んでいる富山市に聞いてみたが、拠点を8カ所設けて土日、祝日と毎週収集を行っている。確かにストックしておく場所がなく、公園や駐車場に市として倉庫を設置しているので、参考にするといいと思う。倉庫があればすぐに収集しなくても、収集に3日かけられる。2台のパッカー車に3人ずつ乗って、6人の体制で行っており、一つの事業でなかなか採算性は図れないが、富山市はまだごみの有料化をしていない。ごみの減量と資源化のためにできることは何でもするという姿勢で行っていると聞いた。燃えるごみに出ていたものが資源に回ることから金沢市でも実施してほしい。
◎野田リサイクル推進課長 金沢市で実施するためには、紙をリサイクルする産業構造が重要になってくると思う。富山市は大きな産業基盤があるため、金沢市では雑紙に入ってないものでも富山市では入っているという違いがある。今後は富山市のように拠点を設けて出す方法がいいのか、それともステーションで回収するのがいいのか、今回のモデルのデータを検証していきたい。
◆広田美代委員 富山市で産業として成り立っているのは、高岡市の中越パルプや立山製紙が近くにあるためだと思う。高岡市ならば金沢市も近いので、県内だけの流通にとどめず、ごみの減量化、資源化に資する環境施策として日本全国で協力して取り組む視点で流通を広げてほしい。  紙ごみの課題として、事業系ごみの中にも紙ごみが非常に多く、再生されずに燃えるごみとして出されていると思うが、現状を把握しているのか。
◎野田リサイクル推進課長 今のごみ処理基本計画でも平成25年度では事業系ごみの燃えるごみに含まれる紙ごみが家庭系ごみに含まれる紙ごみよりも多いことを把握している。これまでもオフィスペーパーリサイクルで事業所の紙のリサイクルに取り組んできた。減量化計画書で大規模事業所から毎年報告を受けているが、その中でも紙のリサイクルについて報告を受けている。例えば紙を受け入れてくれる業者の紹介、業者へ出すことでごみ処理費用が軽減されるということもあわせて、今後はもっと紙を資源として出すように、大規模事業所を中心に相談や指導をしていきたいと考えている。
◆広田美代委員 大規模事業所もたくさんあり、なかなか一手に指導に回るのは大変だと思うが、ぜひ行ってほしい。  今回の第5期ごみ処理基本計画の中には事業系ごみの手数料の引き上げも入っている。単純な事業系ごみの手数料の比較は難しいが、金沢市は中核市の中では安いほうだと思う。しかし、事業系ごみの量は中核市で5位と多い。本来なら家庭系ごみの有料化の話をする前に、事業系ごみの手数料の引き上げの話をするほうが先だと思う。事業者は責任があるので、事業系ごみの資源化、減量化の周知と指導をしてほしい。
◎佐久間環境政策課長 事業系ごみの手数料の改定だが、現在は環境エネルギーセンターでの焼却処分と戸室新保埋立場への埋立処分についての廃棄物手数料を主に事業系ごみの手数料としている。平成17年度に改定して以来、消費税の増税分を除き11年間据え置きである。そういった状況を踏まえ、ごみ処理基本計画の中でも事業系ごみの減量は必要だと思っており、いろんな都市の手数料水準を調査しながら検討していく。
◆広田美代委員 事業系ごみの中で、新聞や紙ごみは全て燃やしている。その費用は事業系ごみの手数料としてもらっているが、中核市の中で安いほうだと思う。まずは事業所の責任で環境施策を行うため、事業系ごみの手数料の引き上げを行ってほしい。
◆田中展郎委員 姉妹都市訪問でゲント市を視察した際、こみの有料化について聞いたが、家庭での剪定枝や草ごみを大量に出すとお金が高くつくことが問題になっているということであった。剪定ごみや農業用の草ごみは、説明会でどのように説明したのか教えてほしい。
◎野田リサイクル推進課長 剪定枝あるいは草ごみは軽減措置の中に含めるか含めないか、素案の策定の中で現在検討している。ただ、農業から出るものは、なりわいから出るものもあるため事業系ごみと認識している。
◆田中展郎委員 自分でやる剪定や家庭菜園と業者がやる剪定となりわいでする農業については、線引きがなかなか難しいと思うが、線引きをはっきりと説明できるようにしてほしい。
◆前誠一委員 ①竹パウダーについてだが、段ボールコンポストに入れると抗菌作用や分解速度が速まると聞いたが、竹パウダーの使用方法について研究しているのか。  ②竹パウダーの使用方法だが、農業分野だけでなく、例えば壁に塗り込むとか工業試験場などに持ち込んで研究するといいと思うが、竹パウダーの活用方法について研究しているのか。
◎野田リサイクル推進課長 ①段ボールコンポストは微生物の力をかりて食品の残渣を分解するが、空気をかき混ぜて入れた微生物群によって食品が分解される仕組みである。竹パウダーが分解を促進するかどうかはその微生物群の種類によって影響が変わってくる。県立農業大学の先生と協議しており、竹パウダーが促進剤になることがわかれば、段ボールコンポストを使う方にも知らせていきたいが、今は研究中である。
◎朝倉森林再生課長 ②現在、農業センターでも試験的に竹パウダーを活用して栽培している。伐採した竹が山積みになっている現状もあり、竹の有効活用は非常に大きな課題だと捉えている。研究機関等と研究できないか検討していきたい。
◆前誠一委員 竹パウダーは有効な資源だと思うので、工業試験場などで活用方法がないか研究してほしい。
◆広田美代委員 ①先ほどの田中委員の質問に対する答弁で軽減措置の話が出たが、家庭ごみ有料化の素案の作成は進んでいるのか。校下婦人会からの意見書は賛否両論併記で必ずしも賛成の意見ではないと新聞に出ていた。このような意見が出ている中で素案の作成を進めているのか。  ②校下婦人会の意見をどのように受けとめているのか。  ③町会連合会は意見を出していないと聞いているが、その後の進捗状況を教えてほしい。
◎野田リサイクル推進課長 ①これまでフォーラムを開催し、校下婦人会あるいは町会連合会、個別の町会等でも、他都市の事例などを参考に有料化について説明してきた。その中で出た意見を反映したもので素案を検討している。  ②校下婦人会の意見には賛否両論あるが、意見は素案の中に盛り込んである。  ③町会連合会ではまだ意見が確定しておらず、今後早目にまとめて出してもらうよう依頼している。
◆広田美代委員 今、10町会での古紙回収や西部環境エネルギーセンターで平日夜間の資源ごみの受け入れを行っているが、先ほど述べた事業系ごみの課題を後回しにして家庭系ごみの有料化に突き進む、しかも市民の理解も全然得られていないというのは道理がない。今つくるべき素案は有料化への素案ではなく、現状での市民との協働と事業所責任での減量化、資源化を進めることを具体化する素案だと考えるが、どうか。
◎野田リサイクル推進課長 素案は市民フォーラムなどの意見を反映したもので現在作成している。これまで金沢市は資源化6分別など、他都市に比べて平均以上のことを行ってきた。またいろんな減量化政策も行っており、ごみ処理基本計画でごみの総量、資源化率の向上、燃やすごみの減量の3つを目標として定めた。今後、この目標を達成するためには、家庭ごみの有料化は一つの有効な手段だと考えている。これから慎重に検討するために、素案をつくり、廃棄物対策総合審議会で議論した後で、パブリックコメント等で市民から意見をもらい、最終的に判断していく流れになると思う。
◆広田美代委員 結果があらわれるように努力してほしい。  七尾市はごみ袋が1袋60円で高いと市民からよく声が上がっているそうだが、最初始めたときは収集処理運搬の費用の3分の1を担ってもらうということで始めて、それがかさむので、次はもう3分の1担ってほしいとどんどんつり上がっていると聞く。金沢市は施策として減量化、資源化をしっかり進めようとしているのに、ここで経済的なインセンティブでごみの有料化を行ってしまうのは、努力が水の泡になるのではないかと危惧する。市民の環境への意識向上という視点で行ってほしいし、市民の理解を得られていない中で素案はつくることはしないということを考えてほしい。
◎野田リサイクル推進課長 七尾市のごみ袋が1袋60円というのはよくわからないが、大体1リットル当たり1円程度だと思う。ごみ処理経費の3分の1を担うという話だったが、その値段ではまず考えられないと思う。  金沢市のごみの有料化は、処理経費の一部を担ってもらう意味ではなく、ごみの減量化あるいは資源化の意識づけが第一の目標である。市民にごみ処理経費の一部を負担してもらう趣旨ではない。
△[意見交換会について]   平成27年11月25日(水)午後7時から西部環境エネルギーセンターにて行うこととした。                                  以上

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