ブログみよみよ日記

2016年 6月 市民福祉常任委員会②

引用元:金沢市議会議事録

平成28年  6月 市民福祉常任委員会

          市民福祉常任委員会記録
1.開会日時     平成28年6月20日(月)
2.開議時間     開会 午前10時~閉会 午前11時7分
3.場所       第3委員会室
4.出席委員(8名) 源野和清委員長、松井 隆副委員長
           熊野盛夫、広田美代、下沢広伸、松村理治、
           小阪栄進、田中展郎の各委員
5.欠席委員(0名)
6.出席説明員    別紙のとおり
7.事務局出席者   山口調査係長、酒井主任
8.審査事件等    別紙のとおり
9.議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議挨拶に引き続き、議案審査付託表により本委員会に付託された議案第1号平成28年度金沢市一般会計補正予算(第1号)中本委員会所管分を初めとする議案5件について執行部より説明を聴取し、質疑応答を行い、採決した結果、全会一致をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決した。次に、請願1件について審査し、採決した結果、賛成少数で不採択とすべきものと決した。引き続き、所管事務の調査として、執行部より報告事項を聴取し、その他所管に関する事項とあわせ質問応答を行った後、委員会視察等について協議し、閉会した。

△[議案の説明] 
・議案第14号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・・野島市民局長
 議案書23ページ、議案第14号町及び字の区域並びに町の名称の変更並びに字の区域の廃止について説明する。
 金沢市野田土地区画整理事業の施行に伴い、土地の区画形状に変更が生じ、従前の町と字の境界が判別できなくなったので、町と字の区域、町の名称の変更、字の区域の廃止が必要となった。このたび、当該地域の住民と進めていた協議が調ったので、換地処分の公告のあった日の翌日に、表のとおり変更し、廃止するものである。新たな町名として、野田1丁目ないし4丁目ができる。また、27ページの平和町1丁目以降については、飛び地の解消などのために既存の町や字へ変更するものである。なお、換地処分の公告は平成28年10月の予定である。
・議案第2号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・・野島市民局長
 議案書4ページ、議案第2号町の名称の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について説明する。
 議案第14号で説明した金沢市野田土地区画整理事業の施行による町の区域等の変更に伴い、野田1丁目ないし4丁目を新設することから、関連の金沢市消防本部及び消防署の設置等に関する条例及び金沢市消防団条例の一部を改正するものである。内容だが、野田1丁目ないし4丁目の区域を、金沢市消防本部及び消防署の設置等に関する条例においては中央消防署の管轄区域に、また消防団条例においては第一消防団の区域にそれぞれ追加するものである。なお、この条例は換地処分の公告のあった日の翌日から施行する。
・議案第15号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・・野島市民局長
 議案書28ページ、議案第15号町及び字の区域の変更について説明する。
 農業構造改善事業、花園地区の施行に伴い、土地の区画形状に変更が生じ、従前の字の境界が判別できなくなったので、町及び字の区域の変更が必要となった。このたび、当該地域の住民と進めていた協議が調ったので、換地処分の公告のあった日の翌日に表のとおり変更するものである。なお、換地処分の公告は、平成28年10月の予定である。
・議案第16号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・・野島市民局長
 議案書29ページ、議案第16号字の区域の変更について説明する。
 非補助土地改良事業、北千石地区の施行に伴って土地の区画形状に変更が生じて、従前の字の境界が判別できなくなったので、字の区域の変更が必要となった。このたび、当該地域の住民と進めていた協議が調ったので、換地処分の公告のあった日の翌日に、表のとおり変更するものである。なお、換地処分の公告は、平成28年10月の予定である。
・議案第1号中、福祉局所管分についての説明・・・・・・・・・太田福祉局長
 議案第1号平成28年度金沢市一般会計補正予算(第1号)中、福祉局所管分について説明する。
 補正予算説明書7ページを見てほしい。3款3項2目保育所費3億177万円だが、県の補助内示を受けて、私立保育所や認定こども園の計7施設における耐震改修や定員拡大のための施設整備等を支援するものである。

△[議案に対する質疑応答] 
 なし

△[討論] 
 なし

△[採決] 
 議案第1号中本委員会所管分、議案第2号、議案第14号ないし議案第16号
                 ・・・・・全会一致により可決すべきもの

△[請願第18号についての意見] 

◆広田美代委員 先週17日、麻生太郎副総理兼財務相は、北海道小樽市での演説で、「90になって老後が心配や、わけのわからないことを言っている人がテレビに出ていた。いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と言っていた。こうした自公政権による高齢者切り捨て政治に無反省な姿勢を示したことが話題になっているが、安倍内閣では、2013年度から2015年度にかけて、特例水準の解消という名目で計2.5%の年金削減を強行した。また、マクロ経済スライドを2015年度に初めて発動し、0.9%の年金削減を実施し、安倍内閣発足後の4年間で、公的年金はマイナス3.4%という大幅な目減りとなっている。消費税増税とアベノミクスで物価をつり上げながら、年金は減らし続けるという悪政の中で、高齢者、国民の家計は激しく痛めつけられている。これは、地域経済の落ち込みや消費不振の大きな原因ともなり、社会全体に深刻な影響を与えている。
 さらに政府は、マクロ経済スライドによる調整を2040年代まで続け、現在、月6.4万円の基礎年金を受給している人の受給額を、10年後には5.7万円、25年後には5.1万円にまで減らすなどの試算を出している。老後の生活保障の土台である基礎年金を大幅に削る現行のマクロ経済スライドのあり方には、社会保障審議会年金部会の委員からも懸念と批判の声が上がっている。
 また、安倍政権は、年金削減キャリーオーバーを盛り込んだ法案を、ことしの通常国会に提出したが、採決は選挙後の秋の臨時国会に持ち越した。
 現在、基礎年金の満額は月6.5万円、国民年金のみを受給する人の平均受給額は月5万円というのが実態である。厚生年金も、女性の平均受給額は基礎年金分も含めて月10.2万円という水準にすぎない。貧しい年金をさらに削る政治が続く中、下流老人、老後破産などの言葉がメディアをにぎわせており、高齢者の貧困が深刻な社会問題となっている。国民の家計を立て直し、将来不安を解消して、経済の好循環を取り戻すには、際限なき年金削減にストップをかけ、年金の増額、充実を図ることが必要であり、年金のマクロ経済スライド実施をやめてほしいという請願に我が党としては賛成を表明する。

△[採決] 
 請願第18号・・・・・・・・・・・・・・賛成少数により不採択とすべきもの
                         (賛成:広田美代委員)

△[報告事項] 
・高齢消費者被害防止事業通話録音装置の貸出しについて
                  ・・・・・・東田人権女性政策推進課長
 高齢消費者被害防止事業通話録音装置の貸出しについて、市民局報告案件-1に基づき説明する。
 特殊詐欺や悪質商法が近年増加していることから、高齢者を悪質な勧誘から守るため、抑止効果のある自動録音装置を貸し出す事業をスタートすることとした。対象者は、市内在住の65歳以上の方で、ひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯、日中に高齢者のみとなることが多い世帯とする。貸し出しの期間は、6カ月とするが、希望者には延長可能とし、1年間まで貸し出しする。なお、今年度の準備台数は50台である。
 通話録音装置の特徴は、着信時に呼び出し音が鳴る前に、「この電話は振り込め詐欺等の犯罪被害防止のため、会話内容が自動的に録音されます。」と発信者にメッセージが流れ、通話を続けると全ての会話を声紋分析可能な高音質で録音する機能がある。自動通話録音は、60時間、2,000件の通話録音が可能で、緊急時には真ん中の赤いボタンを押すことで、あらかじめ登録した4カ所へ電話が自動的にかかる機能も有している。なお、この装置にかかる利用者への負担はないが、固定電話の回線使用料及び通話料は従前どおり個人負担として必要である。
 この事業は、6月21日から開始することとしており、新聞広報やチラシの配布、近江町消費生活センターだよりでの班回覧による情報発信に加え、公民館、地域包括支援センター、地域サロン、地区社会福祉協議会等々で広く周知し、人権女性政策推進課及び近江町消費生活センターで申し込みを受け付ける。
・平成28年度新盆期間における野田山墓地周辺の臨時交通規制について
                        ・・・・・・塚本市民課長
 平成28年度新盆期間における野田山墓地周辺の臨時交通規制について、市民局報告案件-2に基づき説明する。
 例年、新盆の時期に野田山墓地周辺の混雑緩和のために臨時交通規制を実施しているが、ことしは7月13日水曜日から16日土曜日までの4日間行う予定である。
 この期間中は、大乗寺口の長坂台小学校東交差点から入る道路について、資料の右側の地図に黒の太い矢印で示したとおり、上りの一方通行となる。帰りも点線の矢印で示したとおり、大乗寺の横から抜けるか、三小牛を経由する2つのルートとなる。また、7月12日午後6時から16日午後5時までの間、野田山墓地内への車両の乗り入れはできなくなる。
 駐車場については、大乗寺丘陵公園の駐車場と坂を上ったところの常設の駐車場を合わせ440台程度を確保している。また、墓地内に無料のシャトルバスを3系統運行することとしている。
 現地では係の誘導や看板等での案内により、墓参りの方に不便をかけないよう配慮していく。
・国民健康保険料還付金の振り込み遅延について・・・・・・・・越田保健局長
 既に報道等で聞いていると思うが、今般、本来なら6月1日に振り込む予定だった国民健康保険の保険料還付金の一部が、医療保険課の事務処理上のミスにより1週間遅延となったことをおわびする。
 今後は、還付金の振り込みを初め市民への案内等に関しては、複数人でのチェック体制をより厳格に行い、このようなことが二度と起こらないように努めていく。
・国民健康保険料還付金の振り込み遅延について・・・・・・小林医療保険課長
 国民健康保険料還付金の振り込み遅延について、保健局報告案件-1に基づき説明する。
 国民健康保険料は被保険者が毎月納付しているが、被保険者の資格異動、例えば他の社会保険への加入や、他の市町村に引っ越すことで本市に保険料を納める必要がなくなること、誤って保険料を納付書と督促状で二重に納めたりすることなどの理由により、国民健康保険料の還付金が発生することがある。
 できるだけ早く対象の被保険者に還付できるように、毎月2回処理して、月半ばと月末に指定の口座に振り込んでいる。
 今回の振り込み遅延は、5月半ばに処理した還付金を月末に振り込み処理する過程で発生した。5月13日に還付処理をして、6月1日に振り込みを予定していた265件、244世帯、478万3,367円のうち、毎月口座振替で保険料を納付している方の分、99件、94世帯、235万8,771円分の還付金の振り込みがおくれたものである。
 6月3日に、来課した被保険者から還付金が入金されてないという指摘があり、振り込み処理がされていないことがわかった。還付金事務を引き継いだ担当者が、還付金の振り込み処理の過程で作成すべき振り込みデータのフロッピーディスク2枚のうち1枚のみを作成して会計課を通じて指定金融機関にデータを送付しており、残りの1枚は送付しなかったことによるものである。
 振り込み遅延が判明した後は、最短での振り込み処理を指定金融機関にお願いし、6月8日に振り込みを完了した。振り込みがおくれて迷惑をかけた被保険者94世帯の方には、当日中におわびの手紙を送付し、理解をお願いしたところである。
 今後、このようなことを再び起こすことのないように、振り込み処理に当たっては複数の職員で事務に当たり、指定金融機関からのデータ送付受領の確認を受けることで、処理漏れがないように徹底する。今回の事態により、振り込みがおくれて迷惑をかけた被保険者と本市の国民健康保険の信頼を損ねる結果を招いたことについて、改めておわびする。
・「働くプレママのお役立ち講座」の開催について・・・・・山森健康政策課長
 「働くプレママのお役立ち講座」の開催について、保健局報告案件-2に基づき説明する。
 本市では、金沢版ネウボラとして、妊娠期から出産、子育て期まで切れ目のない支援を行う体制の構築を進めているが、これをさらに充実するため、今年度から新たに働く妊婦を対象として、妊娠中の体調管理に加え、近い将来、仕事と子育てを両立させるために役立つ保育所の利用など、子育てサービスの利用方法を知ってもらう講座を開催する。講座の対象者は、初めて出産する働いている妊婦である。
 講座の内容だが、妊娠中や産後の体調管理の留意点や、保育所やファミリーサポートセンターなどの子育てサービスの利用方法についての説明、また妊娠中のリラックス法も紹介する。開催の日時と場所は、泉野、元町、駅西の各福祉健康センターで、それぞれ1回、計3回開催する。定員は、各回30名だが、夫や母親も一緒に参加できる。今後とも切れ目のない支援の推進に努める。
・「一日食品衛生監視員」について・・・・・・・・・・・・堂村衛生指導課長
 「一日食品衛生監視員」について、保健局報告案件-3に基づき説明する。
 夏期における食中毒の発生防止と食品衛生の向上を図るため、例年7月1日から同月31日までの期間において、全国で食品の一斉取り締まりを実施している。今年度は、消費者を代表して金沢市校下婦人連絡協議会の方々に一日食品衛生監視員として、市職員と合同で立入検査などの活動に参加してもらう。食品取扱施設の衛生監視を通して、安全・安心な食品を提供するためにどのような衛生管理を実施しているのかを確認してもらい、消費者自身の食品衛生意識の向上や関心を深めてもらうことを目的としている。実施日は7月1日金曜日で、当日の活動内容は、金沢市保健所で委嘱式を行い、食品衛生監視員の職務について解説した後、ニュー三久金沢西念店にて立入検査を行う。
・食の安全・安心シンポジウム等の開催結果について(口頭報告)
                       ・・・・・堂村衛生指導課長
 食の安全・安心シンポジウム等の開催結果について、口頭にて報告する。
 6月19日、石川県地場産業振興センター新館のコンベンションホールにおいて、食の安全・安心シンポジウムを開催し、市民や学生の方など約220人が参加した。第1部は、テレビでおなじみの人気料理人、五十嵐美幸氏による基調講演を行い、第2部のパネルディスカッションでは食に携わるさまざまな立場のパネリストにより「食の安全を安心につなげるために」についての活発な意見が交わされた。
 なお、同日午前中にはシンポジウムとの連携イベントとして「家族が喜ぶ健康レシピ公開クッキング」も開催した。市民約50名が参加し、保健所栄養実習室にて、料理研究家の成澤文子氏を講師に、加賀野菜などの食材を使い、家族が健康で笑顔になるレシピを実演してもらった。
・平成28年度金沢市立病院とナンシー大学病院との研修医等の相互派遣について
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤市立病院事務局次長
 平成28年度金沢市立病院とナンシー大学病院との研修医等の相互派遣について、市立病院報告案件-1に基づき説明する。
 平成26年度に当院とナンシー大学病院との間に締結された地域圏立ナンシー大学病院と金沢市立病院との交換枠組み協定書に基づいて実施をしてきているもので、今年度、初めてナンシー側からの派遣を受け入れるということで協議が調ったので報告する。事業の目的は、医師の育成と研究を通して、医療分野における両院の科学・技術交流を促進し、姉妹都市交流を一層深めるものである。
 ナンシーからの医学生受け入れの概要だが、期間は7月4日から8月12日までで、期間中には、金沢大学附属病院、金沢市医師会などからも協力してもらう予定である。受け入れる医学生は、シャリフ・ベネルミール氏、23歳、クロエ・ジリオックス氏、21歳の2名である。
 なお、当院からの派遣だが、昨年同様、臨床研修医の一、二名を予定しているが、現在、詳細等について協議中である。
・病院事業会計の平成27年度決算(見込)の状況について
                    ・・・・・加藤市立病院事務局次長
 病院事業会計の平成27年度決算(見込)の状況について、市立病院報告案件-2に基づき説明する。
 経常収支だが、平成27年度の収益は55億4,523万8,000円、費用は54億6,366万7,000円で、差し引き8,157万1,000円の経常収益を見込んでいる。これに会計基準の見直しに伴う特別利益379万2,000円を含めた純利益は8,536万3,000円となる見込みである。
 収益の内訳だが、入院収益は33億8,817万円、外来収益は12億5,272万5,000円、その他収益と合わせた合計は平成26年度より1億9,648万円増加する見込みである。
 費用の内訳だが、人事院勧告の実施等によって平成26年度より1億6,072万6,000円増加した給与費など、合わせて費用全体で9,698万円増加の見込みである。
 患者数だが、入院の延べ患者数は平成26年度比で3,132人増加の8万8,567人、外来は1,140人減少の11万3,238人である。
 なお、これら平成27年度の病院事業会計の決算については、今後、9月定例月議会に諮り、審議してもらう予定である。

△[報告事項及びその他に対する質問応答] 

◆広田美代委員 国民健康保険料還付金の振り込み遅延について聞く。今回、振り込みがおくれたのは件数にしておよそ100件、金額は236万円と、多い方で20万円近いということで、多くの市民に迷惑をかけ、国保行政への信頼を損なう重大な問題だったと認識している。フロッピーディスク2枚ということがキーワードになると思うが、資料の記載からは、送付することを忘れたと受けとめたが、先ほどの課長の説明では、2枚のうち1枚のみを作成したと言っていたので、どちらが正しいのか聞く。

◎小林医療保険課長 正しくは、フロッピーディスク2枚を作成して、会計課経由で銀行にデータを送付しなければいけないところを、1枚だけ作成して、1枚は作成を失念したということであり、作成まで至らず、そのデータを会計課経由で送付できなかったために起こったものである。

◆広田美代委員 フロッピー2枚は口座番号のわかる方と窓口支払いの方の大きく2種類あり、窓口支払いの方の分はつくったが、口座番号のわかる方の分はつくらなかったと聞いている。資料に書いてある送付することを忘れたということと、今言った作成することを忘れたでは、誤りが起きたことの分析が違ってくると思うため、正確に伝えてほしい。送付するのを忘れたにしろ、作成するのを忘れたにしろ、すごく単純なミスのように感じる。単純であるからこそ、本来の25日に振り込みデータの送付がなされず、しかも9日も経過して6月3日に市民の指摘によって気づいたということは、本当に心配な事例だと思う。その点で、業務上どのように処理して、具体的にどういう原因があったため資料記載の再発防止策に至ったのか細かく説明してほしい。

◎小林医療保険課長 口座振替で納めてもらっている方の分と、納付書等で納めてもらっている方の分の2種類の納付方法があって、それぞれで還付金のフロッピーディスクをつくっている。5月にこの事務を引き継いだ職員が、最初に口座振替以外で納めている方の分のフロッピーディスクをつくり、そのディスクに口座振替で納めている方の分も一緒にデータが入っていると誤認し、1枚しか作成しなかったため、結果的には1枚分のデータしか送付できなかった。この件については、金融機関に送付したデータを確認すればわかる話だったが、その確認も担当者がしていなかった。そのため今後は、複数の人間でデータが入ったフロッピーディスクが2枚あるかを確認し、それを会計課を通じて指定金融機関に送付する。そして、指定金融機関からそのデータが届いたという確認の書類を必ずもらい、データの送付が完了したことを確認する体制をとることとしており、今後こういう事態は起こらないと考えている。

◆広田美代委員 今の説明を聞いて、さらに認識が変わった。単純に2枚のフロッピーディスクの作成を忘れたことや、送付することを忘れたというわけではなく、初めて業務に当たった方が1枚の中に全ての情報が入っていると誤認したということは、そもそも2枚作成して送付していることを知らなかったのではないか。

◎小林医療保険課長 事務引き継ぎの関係で、2枚作成していることを認識していなかったことは事実である。1枚の中に両方のデータが入っていると誤認したのは、その業務の引き継ぎがうまくいってなかったと言われればそのとおりである。

◆広田美代委員 大分深刻だと思う。このときたまたま忘れたということであっても問題だが、そもそも初めてやった人が1枚の中に情報が入っているという誤った認識で仕事をした。それが前任者からちゃんと引き継がれていなかったのか、引き継いだが伝わっていなかっったのかはよくわからないが、体制上の指導の仕方や、マンパワーの問題などいろいろな条件が重なったのではと感じている。口頭だけで伝えていたようだが、マニュアルは存在するのか。

◎小林医療保険課長 マニュアルはあるが、マニュアルをよく理解してなかったということがその原因の一つになる。

◆広田美代委員 マニュアルは存在するが、それを読んでも正しく理解できないのか、うっかり見落としていたのかはわからないが、マニュアルをしっかり熟知するのは当たり前のことだし、そのマニュアルが理解できないものなら、誰でもわかるように理解できるようにつくり変えなければならないと思う。本当に重要な問題であるため、しっかり見直していくべきではないか。再発防止以前に、指導と、マニュアルをわかりやすくつくり変えてはどうか。

◎小林医療保険課長 マニュアルは十分理解できるものである。しかし、現実にはマニュアルに頼るよりも前任者からの口頭引き継ぎのほうが理解しやすいことがあるが、うまく情報伝達ができなかった。前任者も事務をした期間が短かったため、十分に事務の流れを理解して伝達できたかというと、問題はあったと思う。今後徹底して、マニュアルを使い事務を理解して説明するような形で考えていきたいと思う。

◆広田美代委員 再発防止が本当に徹底するのかという不安をより大きくしてしまったが、初めて担当した方が一人でやっていたということも問題だと思う。マニュアルをまず徹底して、引き継ぎの際はそれを見ながらしっかり指導することや、初めてその業務を行ったのならば、それができているかチェックする人が必要だと思うし、忙し過ぎてチェック体制もままならないのであれば、しっかりマンパワーを補うことも必要である。福祉局のこの間の不正請求の件も含め、事務の作業量はマンパワーという点では大丈夫なのか。

◎越田保健局長 保健局、福祉局では、多くの市民の方、多くの書類、多くの現金を取り扱っており、こういったミスは絶対起こってはいけないことである。今回も本人の思い込みと、たまたま年度当初で職員2人が初めてこの担当を行ったということで、担当者の理解が不十分だったことは間違いない。人のやることであるから、どうしてもこういったことは起こり得るので、反省すべき点はそのチェック体制が十分ではなかったということである。今後、こういったことが絶対起こらないように、個人個人がきちんと真心を込めて、しっかりと物事を理解して行うことを徹底する。理解なしに上辺だけでやっていては再度ミスが発生するため、まず仕事の内容を熟知して、自分の仕事に精通する。それでも人間はミスをするので、さらに二重、三重にチェックするような体制で取り組んでいきたい。病休や育休、産休の職員がいるなど、職員数が完全に充足していない実態もあるが、業務量とマンパワーを検証しながら最大限の努力を行っていきたい。

◆田中展郎委員 高齢消費者被害についてだが、なぜ多くの人がおれおれ詐欺にだまされるのかと大変心配している。全国的にはいろいろ発表されているが、金沢の実態について教えてほしい。

◎東田人権女性政策推進課長 金沢の実態については、石川県警に確認したところ、平成27年に県内で発生した振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害件数は、150件、被害総額は4億9,220万円に上るそうである。そのうち金沢中警察署、東警察署、西警察署の各署で認知した件数、及び被害の額は全体の約半分であると聞いている。

◆田中展郎委員 金沢が一番多いのは、人口も多く当然のことである。この通話録音装置は、なかなかよいと思い聞いていたが、貸出期間は半年で、用意台数は50台、1年まで延長可となっている。1年で効果が出ればよいと思うが、例えば1年間使用したら、貸し出しは終わりなのか。

◎東田人権女性政策推進課長 今回は貸出期間を半年、そして延長することで1年間としているが、その時点で返却台数等を確認して、余裕があれば再度申請してもらい貸し出しすることとしている。

◆田中展郎委員 1年間で結果が出ればよいが、高齢者でもあり、引き続き使いたいという意見がたくさん出てくると思う。ぜひともこの台数をふやし、被害が減ればよいと思っている。
 また、緊急時4カ所の自動発信機能もよいと思うが、この発信先は自分で登録するのか、それとも警察や市役所などに発信されるのか。詳しく教えてほしい。

◎東田人権女性政策推進課長 あらかじめ4カ所を登録してもらうが、その際は必ず設置業者が自宅を訪問し、登録したい電話番号を入力することとしている。こちらで想定しているものとしては、日中家族がいない方などで、どうしても警察につなぎたいという方であれば、それも拒否できないと思っている。4件の中にどこを登録するかは、その世帯の考え方に合わせたいと思う。先ほど効果があるかどうかという話があったが、石川県警にこの点について確認したところ、県警でも既に100台を設置して事業を展開しており、その撃退率は3割、不審電話が減った方は7割、不安がなくなった方は8割、設置していた期間に実際に被害に遭った方はいなかったという回答をもらっている。

◆田中展郎委員 ぜひ県警とも連携して防止に努めてほしい。
 野田山の墓地に関連してだが、ことしの2月に対馬へ行き、市の職員から、対馬の宗氏の墓地を見せてもらった。その時に日本の三大墓地を知っているかと聞かれたが、私は知らなかった。その職員は、対馬の宗氏の墓地と、毛利家の墓地、それから前田家の墓地の3つが日本の三大墓地だと教えてくれた。確かに対馬は墓地だったが、前田家は墓地というより、さすが前田家と思うくらいの塚であり、大変趣がある墓だと思う。毛利家の墓地は行ったことはないが、この三大墓地という認識はこれまでなかった。対馬の方から、金沢はすごいと言われた。墓地はお参りをする場所であり、見学など派手にはできないが、ぜひとも三大墓地という認識を深めてもらいたいと思う。前田家の墓地にお参りに行く案内板や案内所などは整備されているのか。

◎塚本市民課長 一般的には市営の墓地については案内所があり、市民の質問--例えば自身のお墓がどこにあるのかという質問については答えている。ただ、特に野田山については、いわゆる市民の墓地以外にも史跡としての部分があり、その部分については市民課所管の墓地の案内とは異なる。

◎野島市民局長 私から少し補足する。今田中委員から話があったように、金沢の野田山にある前田家墓所は全国の中でも非常に規模の大きい大大名の墓所で、非常に良好に管理されているということで高い評価を得ており、国の史跡としての指定も受けている。また、前田家当主の墓所のちょっと下に展開している八家、家臣団の墓所については、金沢市の史跡に指定して整備している。史跡指定以降、国の補助を受け、前田家の墓所の史跡の参道等の整備を進めている。前田家の墓所の一画には石廟が置かれており、その石廟なども傷みの進んでいるものから順に修理を行っている状況である。また、金沢市には、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律に基づく、歴史的風致維持向上計画の重点区域があるが、計画の中に野田山一帯の墓所もその範囲に含めており、市民墓園の参道整備なども国の支援を得て整備を順次進めている。いろいろな枠組みを活用しながら、野田山全体の良好な環境の整備に鋭意努めている。

◆田中展郎委員 貴重な歴史文化の墓所であり、小泉進次郎自民党青年局長も金沢へ行ったときはぜひ野田山墓地を訪れたいと言っていた。歴史遺産として認知してもらいたいと思っており、ぜひとも三大墓地で連携して交流を深めてほしい。

◎野島市民局長 確かに歴史文化資産としての大名墓地は共通項があるが、市民局の所管とすると、市民墓園をしっかり管理し、整備するということになろうかと思う。
 田中委員の指摘としては、同じような性格の史跡を有する自治体同士の交流ということになる。歴史文化のまちづくりは金沢市にとって大変な大切なテーマだが、文化スポーツ局、文化財保護課が進めていくと思うので、金沢市の大きな課題として受けとめさせてほしい。

◆広田美代委員 市立病院の決算見込みについて、以前は約8,000万円の黒字ということだったが、約8,500万円となるのか。一般会計からの繰り入れがどれくらいになるのかと、今回患者数において入院が約3,000人ふえ、一方、外来が約1,000人減ったが、それでも収益が伸びた原因について明らかにしてほしい。

◎加藤市立病院事務局次長 一般会計からの繰り入れについてだが、平成27年度は全体で約8億1,400万円である。また、外来の患者数については、外来の患者数は平成26年度比では減っているが、一方で平成26年度の年度途中に開設した血液内科の外来において、悪性リンパ腫や白血病等の患者に対して抗がん剤の治療を外来で行っていることもあり、全体として患者の単価が上がっていると考えている。

◆広田美代委員 血液内科で抗がん剤治療が外来でできるようになったことで、外来の単価は上がったとのことだが、原因は何か。

◎加藤市立病院事務局次長 病院は診療報酬のいろいろな縛りの中で運営をせざるを得ない。また一方で、入院患者をふやす努力というのも大切なことであり、そういうニーズがあることも事実である。平成27年度は近隣の介護施設や開業医との連携を一層深めており、その結果により入院患者数がふえたと考えている。

◆広田美代委員 8億円以上を一般会計から繰り入れている理由は、市立病院だからこそできる感染症への対応や、市民に寄り添う公的医療機関の役割というところからだと思うので、経営面はもちろん意識してほしいが、やはり第一に市民の命、健康を守るという点で入院の部分でもしっかりきめ細やかに対応してほしい。

△[委員会視察について] 
 平成28年7月26日(火)から7月28日(木)までの日程と視察項目を決定。

△[次回の委員会開催日時] 
 平成28年8月8日(月)午後1時からと決定。

△[市議会だよりの掲載事項について] 
 市議会だよりに掲載する報告事項について、正副委員長に一任することとした。

△[意見交換会について] 
 9月定例月議会後の同時期に意見交換会を行う建設常任委員会との同時開催はしないこととし、次回以降の委員会でテーマ等について協議することとした。
                                 以上

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