中日新聞(記事上部分)さん
毎日新聞さんの記事です。
金沢市議会の傍聴者の情報の取り扱いについてです。
金沢市議会では、傍聴にお越しになった方には氏名と住所を記載していただいています。
それは金沢市議会の傍聴規則にのっとったものです。こちら
その記載していただいていた情報は議会事務局で管理しているのですが、議員が求めれば
見せていたというものです。
これは、共産党市議団が市民から「傍聴に行ったら、とある議員さんからお礼状がきた。
しかし、私はその議員に名前や住所を教えていないのになぜわかったのか。」というお声
をいただき、調査したところそういうことでした。
議会内にそういう規定があるわけもなく、傍聴者の方にそういう可能性を事前に説明して
いるわけでもなく、あきらかに個人情報保護条例などに反する行為です。
そこで、20日の議会運営員会でその件を取り上げ、事務局側は「正しい取り扱いではな
く改める」という見解をしました。
いつから始めたのかわからない、しかも常態化していたとはいえ、個人情報保護は基本中
の基本ですし、また聞く議員側の姿勢も問われます。
市民のみなさまにご迷惑をおかけし、市民と議会との信頼関係を大きく損なう重大な問題
であり、議会としてさらなる対応が必要であるということで、21日の本日、議長へ申し
入れをいたしました。
申し入れ文はこちらです。
議会として厳しく対応をしていくべきです。
議長からのアクションがあり次第またご報告いたします。
そしてほかにも情報公開にまつわる甘い運用があきらかになりました。
情報公開請求がされていること、公開請求をした請求者名が、あらかじめ議員に知らされ
ていたものです。
こちらについても正しい取り扱いではないとして議会事務局へ対応を求めました。
そしてなんと、現在、政務活動費の不正受給で辞任の議員が続出している富山市議会でも
同じような公開請求上の問題があったようです。
これらの引き続く議会内での問題をとても残念に思いつつ、議員として自らも省みながら
、市民・市政のための議会運営ができるようがんばりたいです。