ブログみよみよ日記

学童保育のみなさんが市と意見交換。

カテゴリー:

金沢市学童保育連絡協議会のみなさんと金沢市の学童保育の担当課である、子ども政策推

進課が意見交換を行いました。

まずは、事前に市から出していただいた情報です。

 

○指導員の処遇改善について

2015年度

実施 69クラブ / 84クラブ    

内訳 61クラブ 基本給改善

   20クラブ 一時金改善

   12クラブ 重複して改善

   15クラブ 未実施  

※市からお願いはしているが、「元々市の示す水準よりも高いから」という回答がある

とのこと。

 

○開所時間の延長について

2016年度

実施 21クラブ / 88クラブ

  • 土曜日については19時までが絶対ではないが、要望があるのですべてのクラブで19時まで実施しているとのこと

 

○耐震化率

77%    未耐震 20クラブ / 88クラブ

 

これらの資料や、市連協が独自で行ったアンケート結果などをもとに、また日々の現場で

の情報などから意見交換を行ったのが以下です。

 

  1. 待機児童について

市:5月の調査で105名の待機児が出たことを報告したが、7月に再調査したら53名に減っていた。入所できた方もいたが、元気な祖父母がいるなど本来なら申し込みできない人が含まれていた。来年度からは本当に必要な方が入れるようにしたい。

また、市の条例における面積基準で1.65m2/人ができ、まだ経過措置中にも関わらず、定員管理を厳密にすすめたクラブがあった。

施設の設置は、必要なのですすめていく。

 

質疑応答

・参加者:市側は、子どもの受け入れについての優先順位などの規定をつくるのか

⇒市:つくるつもりはなく、各クラブごとに決めてほしい。面接もしていると思う。

・元気な祖父母がいたらというのはどういう意味なのか

⇒市:家にだれかいれば見てもらうのは当然ではないか

・面積基準を厳しくしたのだから、学童保育を増やしていくための支援は当然なのではないか⇒市:家賃補助、改修補助があるのでご理解を

・家賃は上限を決めないでほしい⇒上限は引き続き設けるし、実態はそれをはみ出している学童はない

 

  1. 処遇改善・開所時間の延長について

市:時間延長しているクラブは、21/88クラブ 保育所は19時までやっているのに学童保育は違うと小1の壁ができるので、やってもらってありがたい

処遇改善については、2か年だけでなく、国には引き続き行ってほしいと思っている。

 

質疑応答

・参加者:指導員の求人をしても応募がないし、求人などの業務を運営委員会や知区社協ではなく、保護者が主体となって行っていて大変です⇒市:逆に地区社協に意見はされたのですか?

・参加者:指導員の求人情報を市のホームページに載せてもらえない⇒市:県、市社協にマッチングサイトがあるので、リンクすることを考えてみる

・参加者:処遇改善費の158万円を金沢市はどう使っているのか⇒市:もともと金沢市は国の基準を超えて委託料を払っているので、加算などの部分にあててている。

・参加者:新制度になる前からある制度に加算をあてるのはおかしいのではないか。処遇改善にまわすべきだ。⇒市:処遇改善事業も時間延長加算も同じ処遇改善だと思っている

・参加者:国以上に出している根拠を出してほしい。加賀市できいたら、金沢市はそうでもなかった。⇒おおまかに 5億4800万円/年 国庫 1億3600万円

 

  1. 施設・運営について

市:近隣では公設でやっているけど、本市は地域の実情に応じて民間で行っている。

質疑応答

・参加者:自分たちのクラブは耐震診断は受けたが、民家の2階に普通子どもが20人いることはないので、そういう想定では安全とはいいがたいと建築の方に言われた。しかも、20人以上の子どもが入る民家はそうそう誰も貸してくれない。他の自治体とは施設の差がすごい。せめて必要度が高い地域からでも公設で建てるという考えはないか。⇒市:ないし、他の自治体へ視察へ行ったこともない

・参加者:国は保育園の待機児童には集中しているように見えるが、学童保育の建物にも支援をしてほしい

・参加者:自分たちのクラブは補正予算でぎりぎり対応してもらって新たな場所へ引っ越したが、すでに定員を超えそうな状況です。広い家を探そうとすると古い家が多くて、安全面が心配。白山市は子どもにお金をかけている。もう民家では限界。

・参加者:学校などにつくれないのか⇒市:余裕教室につくった学校もあるが、タイミングがむずかしいし、学校長によって温度差がある

・参加者:まちづくりの視点で、学校新設するときから学童保育を組み込めばいいのではないか⇒市:戸板小学校はそのケースだが、区画整理などでお金がでてきた。それがなければ、地元負担を強いることになり、むずかしい

・参加者:新1年生の数が予測できれば早めに教えてほしいし、地域の各学童保育と連携もして待機児童を減らしたい⇒市:校長先生によって対応が違うのでむずかしい。教育委員会と連携をすればスムーズなのだが、今は個別の対応となっている。教育委員会にはもう少し意識を高めてほしいと思っている。

 

  1. 保護者の学童保育への理解について

質疑応答

・参加者:学童保育の仕組みを広めたいのでパンフレットをつくったらどうか⇒市:すでにのびのびーのでやっている

・参加者:「入所のしおり」にも、父母の役割が書かれているが、PTAや育友会の比ではなく、こんなに大変だとは思わなかった

・参加者:そもそも保護者が運営にまつわるいろいろをやらなければならないのがつらいので、パンフをつくれば解決する問題でもない

・参加者:指導員の給料計算もするなど、保護者の役割が多すぎる

⇒市:地区社協や運営員会などが行っているものだと思っていた。連絡協議会で実態を聞いていきたい。

▲ このページの先頭にもどる

広田みよツィッターページ
広田みよフェイスブックページ
広田みよフェイスブックページ
日本共産党中央委員会
日本共産党石川県委員会
日本共産党金沢市議員団
JCPサポーター
© 2010 - 2024 日本共産党 金沢市議員団 広田みよ