ブログみよみよ日記

2018年 1月 経済環境常任委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成30年  1月 経済環境常任委員会           経済環境常任委員会記録
1.開会日時     平成30年1月18日(木)
2.開議時間     開会 午前10時~閉会 午前11時7分
3.場所       第2委員会室
4.出席委員(7名) 高  誠委員長、松井 隆副委員長            広田美代、野本正人、小林 誠、松井純一、 横越 徹の各委員
5.欠席委員(0名)
6.出席説明員    別紙のとおり
7.事務局出席者   角田議事係長、喜多主査
8.審査事件等    別紙のとおり
9.議事の経過等   以下のとおり  
 委員長の開議挨拶に引き続き、所管事務の調査として、執行部より報告事項を聴取し、質問応答を行った後、その他所管に関する事項について質問応答を行い、閉会した。
P.2 [報告事項]
△[報告事項]  ・「金沢ベンチャー・ITフェスティバル」の開催について                   ・・・・・石山ものづくり産業支援課長  経済局報告案件-1を見てほしい。  この事業は、参加者同士の交流を通して、新たな価値をつくり出すきっかけとし、そこから派生して新たな産業が生まれることを目指して、民間事業者等と共同で開催するものである。  平成27年度にスタートしてことしで3回目となるが、今回は開催期間を従前の1日から2月10日、11日の2日間に拡大して開催する。  会場はITビジネスプラザ武蔵で、来場者は起業家やIT関連事業の従事者、クリエーター、学生など延べ400人を見込んでいる。  具体的な内容だが、セミナーでは動画編集やホームページのデザインなどに用いるソフトウエアに人工知能--AIを導入し、それをユーザーに向けて周知、開設しているアドビシステムズ株式会社の仲尾毅氏や、動画配信やオンラインゲームを手がけるDMMグループでIT分野の責任者を務めた後、現在は持ち株会社の代表取締役社長である金沢市出身の松栄立也氏など、時代の最先端で活躍する多彩なゲストを迎える。また、地元で活動する起業家やクリエーター、研究者などが登壇して、みずからの活動を5分程度でプレゼンテーションするライトニングトークも行われる。さらに、今注目を集めているプログラミングツールを体験できるコーナーなど、親子で楽しんでもらう企画も用意している。各日の終了後には、登壇者とのより深い討論や参加者同士の交流を図るための交流会を開催する。  なお、今回は、独立行政法人中小企業基盤整備機構北陸本部との連携により、北陸3県の起業家によるトークセッションを開催し、起業を志す人たちに参考となる情報を提供していく予定である。  こうしたイベントを通じて一層の起業促進を図るほか、参加者の交流を進めることで横のつながりを深め、ビジネスの幅を広げてほしいと考えている。 ・金沢・クラフト広坂リニューアルの概要について                    ・・・・・小村クラフト政策推進課長  経済局報告案件-2を見てほしい。  改修の目的だが、北陸新幹線開業以降、国内外からの訪問者の増加や若手工芸作家の定着など、本市の工芸を取り巻く環境が変化してきた。このことから、有識者による検討委員会を開催して、本市の希少伝統工芸品のアンテナショップとして位置づけている金沢・クラフト広坂の役割等を見直し、重点戦略計画にある金沢クラフトスタジオの機能である若手工芸作家の紹介や実演、体験を強化して、本市工芸を総合的に発信するシンボル的な役割を持つ施設とするものである。  具体的な改修内容だが、資料右側のイメージ図等も参考に見てほしい。改修の1点目は、若手工芸作家を紹介するスペースの拡充である。現在は金沢21世紀美術館側の入り口右側にこのスペースがあるが、これを大幅に拡充し、美術館側に移すことで、複数の作家を一堂に紹介できるようにする。改修の2点目は、2階ギャラリーである。ここは作家等による企画展として利用されているが、実演や体験ができるスペースを用意し、企画展に合わせて実演や体験をできるようにする。改修の3点目だが、店舗では原則として国指定伝統的工芸品の加賀繍と希少伝統工芸品のみを取り扱っていたため、加賀友禅や金沢箔など他の国指定伝統的工芸品の広報を行っていなかったことから、これらの制作工程等のPR映像を放映できるようにする。このほか、資料右下にあるように広坂通り側の外観を改修するとともに、開店より10年以上経過したことから、店内ディスプレーや展示什器を更新する。  改修期間は1月15日月曜日から2月2日金曜日までの18日間で、2月3日土曜日にリニューアルオープンしたいと考えている。なお、リニューアルオープンを記念して、2月3日と4日には2階の実演スペースにて加賀手まり等の制作実演を予定している。  リニューアルを契機に、より一層金沢の工芸の発信と販路拡大に努める。 ・平成30年1月大雪による農業被害について(口頭報告)                      ・・・・・朝倉農業水産振興課長  このたびの大雪による農業被害について、口頭で報告する。  1月17日午後2時現在の状況だが、主な被害として、打木町や下安原町を中心にパイプハウスの全損19棟、一部破損4棟を確認しており、被害額は1,000万円を超えると見込んでいる。  今後については、早期に被害状況を把握するとともに、パイプハウスの復旧に当たっては過去に行った市の財政支援を参考にしながら対応を検討していきたい。 ・市街地における鳥獣の出没について・・・・・・・・・朝倉農業水産振興課長  農林水産局報告案件-1を見てほしい。  ニホンザルの出没についてだが、1月9日に犀川小学校付近で約40頭の群れが確認されたため、同報防災無線や金沢ぼうさいドットコムによる情報配信を行ったほか、ホームページや近隣町会にチラシを配布するなどの注意喚起を行った。その後、農林水産局と環境局が連携して、土日も含め現在に至るまで1日2回から3回、現場周辺のパトロールを行っている。  その後の状況だが、13日土曜日の午前中に数頭の猿が上流で目撃されたが、それ以降は小学校周辺での出没は確認されておらず、山に移動したのではないかと考えている。ただ、猿がいつ戻ってくるのか、予断を許さない状況にあるので、近隣の農家などに猿追い払い用のロケット花火や爆竹などを配布して、引き続き警戒を行っている。  次に、イノシシの出没だが、1番の延王寺川から金腐川については、1月10日に金沢桜丘高校付近で2頭のイノシシが目撃され、その後、金腐川を下って宮保橋付近で見失った事案であり、こちらについても近隣住民等への注意喚起を行った。2番の金腐川だが、1月12日金曜日の14時ごろ、金沢星稜大学近くで成獣1頭を発見し、同報無線で注意喚起を行った。その後、川にいたイノシシが下流の市街地方向に走り出そうとしたため、16時15分ごろ、大樋町地内で猟友会員など総勢4名によりイノシシを捕獲した。  これらのように最近、鳥獣の出没が相次いでいるので、市民には十分注意してもらい、もし出会った場合でも、物を投げたり大声を出すなどして動物を刺激するのではなく、静かに後ずさりしてその場を離れるなど、鳥獣に関する正しい対処方法の普及に今後とも力を注いでいきたい。 ・金沢農業大学校研修生の修了及び入校について・・・・朝倉農業水産振興課長  農林水産局報告案件-2を見てほしい。  金沢農業大学校は、農業従事者の減少や高齢化が進む中、新たな担い手の育成を目的として、平成18年3月に開校した。研修期間は2年間で、金沢市内で就農できる18歳以上65歳以下の者を対象とし、野菜の栽培技術を学ぶほか、産地や市場の視察、販売体験などを行っている。  第11期研修生の修了だが、2年間の研修を終えた第11期生の修了式を1月30日に行う。修了生は9名で、年齢、性別は資料に記載のとおりである。進路については、所有農地で就農する人が5名、農地を借りて就農する人が3名、会社の雇用により就農する人が1名である。  第13期研修生の入校だが、2月1日に入校式を行う予定であり、9名の入校を予定している。  これまでの修了者数及び就農者数だが、修了者は99名であり、男性75名、女性24名となっている。年齢別では、20歳から30歳代が27名、40歳代が23名であり、この2つを合わせると50名、構成比では50%になって、50歳代以上とほぼ半々になる。修了生の中には親御さんの健康状態など家庭の事情、あるいは自身の結婚、子育てなどで就農していない人もいるが、現時点で99名の修了生のうち74名、75%の人が就農している。就農率は、徐々に向上しており、この数値がさらに高まるよう研修内容の充実を図り、新たな担い手の育成に努めていきたい。 ・家庭ごみ有料化制度の開始に伴うごみステーションの巡回等について                     ・・・・・野田リサイクル推進課長  環境局報告案件-1を見てほしい。  2月1日からの制度開始に当たって、職員によるごみステーションの巡回や各種広報活動を展開することにより、制度の円滑な実施を図るものである。  ごみステーションの巡回だが、事前巡回として環境局職員約120名が、1月22日から30日までごみステーションを巡回し、制度導入前の事前周知を行う。制度導入後は、環境局職員に加えて他の部局から応援してもらい、市職員約380名が2月1日から2月20日まで、市内の全ごみステーション約9,000カ所を順次巡回する予定である。なお、2月1日は市長も巡回する予定である。巡回時間は、事前巡回、制度導入後の巡回ともに午前6時半から午前8時半までである。  広報活動だが、既に1月上旬からテレビCMやラジオCM、バス車内広告等を行っており、制度の周知を図っている。今後さらに新聞広告やフリーペーパーなど、2月上旬まで重層的に広報活動を展開して制度の円滑な実施に努める。 ・土壌汚染対策法に基づく土壌汚染区域の指定解除について                        ・・・・・中村環境指導課長  環境局報告案件-2を見てほしい。  インターナショナルブランドホテル事業用地について、土壌汚染区域の指定を解除する予定とした。  区域の指定は平成28年10月3日付であり、区域の位置は広岡1丁目地内、資料の位置図のとおりである。指定区域については、土壌汚染対策法の規定に基づき、要措置区域と形質変更時要届出区域の2種類を指定している。要措置区域とは、本件では法定基準を超えるヒ素が確認された区域であって、法令の規定によって、将来の健康被害防止のために土壌の除去等の措置が必要としている区域である。形質変更時要届出区域とは、土地の掘削を行わない限り、健康被害は生じないと考えられる区域であり、掘削等を行う場合は、事前に届け出の対象となる区域である。本件では、基準を超える鉛が確認された区域を指している。  今回は、昨年10月から行われた汚染土壌の掘削除去工事が完了し、除去後の土壌検査結果等の報告を受け、法令の基準を満たしていることを確認したことから、両方の区域指定を解除することとした。なお、本件については、1月22日付の金沢市公報登載の告示をもって正式に指定解除となる予定である。
P.5 [報告事項に対する質問応答]
△[報告事項に対する質問応答] 
P.5 広田美代委員
◆広田美代委員 ①家庭ごみの有料化に伴う市職員の巡回について、ごみステーション1カ所につきどれくらい滞在する予定なのか。  ②巡回するごみステーションは燃えるごみと埋立ごみの両方なのか。
P.6 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 ①市内のごみステーションは約9,000カ所あるので、1カ所当たり5分から10分ぐらいの滞在となる。  ②有料化の対象の中で大きなウエートを占めるのが燃やすごみなので、事前巡回、制度開始後の巡回ともに燃やすごみのステーション約9,000カ所について行う。埋立ごみについては、燃やすごみの巡回が終了次第、環境局職員で巡回し、周知していきたい。
P.6 広田美代委員
◆広田美代委員 埋立ごみは月1回なので難しいかもしれないが、ぜひ早目に巡回できる体制をとってほしい。  職員は5分から10分ぐらいの滞在ということだが、住民がちょうどごみ出しに来て、有料袋に入れてこなかった場合の対応などのマニュアルはあるのか。
P.6 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 これまでも各町会への説明会などで話しているが、2月1日からは指定袋で出してもらうことをお願いする。違う袋で出すと、違反シールを張って取り残されることを説明して、持ってきた人に対応をお願いする。違反ごみはステーションを管理している町会等に迷惑がかかることもあわせて説明するなどして、周知に努めていく。
P.6 広田美代委員
◆広田美代委員 午前6時半から8時半までにごみを出す人の中には、通勤途上で急いでいる人もいる。知らなかったために指定袋に入れて出さない場合であっても、そこで持って帰らなければいけないとなると混乱を招くと思うので、ぜひ住民の皆さんに理解を求める立場で温和な対応をお願いしたい。  資料には広報活動のことが書いてあるが、有料化に対する苦情や相談を受け付ける体制はどうなるのか。
P.6 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 疑問や意見があればリサイクル推進課に電話してほしいと説明会などでこれまでも話しているし、コールセンターでもごみの分け方や指定袋の販売箇所などの問い合わせを受け付けており、昨年11月20日から12月末までに約1,000件の問い合わせがあった。コールセンターは今後も続くので、分別等についてはそちらに問い合わせてもらうことも可能である。これからもいろいろな意見に対して丁寧に説明していく。
P.6 広田美代委員
◆広田美代委員 関連してこれまでの説明会のことについて確認したい。2月1日から制度が開始するので、1月末には町会や団体への説明会を終えてほしいところだが、議会で議決されてから1月末にかけて、町会やマンション、アパートのそれぞれで実施した進捗状況について聞く。その数は、説明会を行った町会の実数と、もしわかれば参加者数で教えてほしい。
P.7 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 今年度に入ってまちづくりミーティングや、各校下、地区の町会連合会への説明を行って、それから順次、個別町会への説明に入っていった。町会長などの役員には秋ごろまでに有料化の説明とあわせ、説明会の開催を依頼している。そうしたことを受けて、順次町会単位での説明会の申し込みを受け付けた。説明会を行った町会は、1月末で1,178町会になる見込みである。もう開催したからよいという町会やなかなか集まる機会がないところなどについては、有料化制度の内容やお知らせを役員に渡して、周知してもらうことをお願いしている。  アパートやマンションについてだが、単独での説明会は1月末までに74回行っている。小さなアパートやマンションについては、不動産管理団体等を通じてこれまで3回ほど有料化に対する資料を居住者に配布してもらっている。  今、集計の数字は持っていないが、町会の集まりも大小あり、多いところでは1回当たり100人程度、少ないところでは20人ぐらいのところもある。
P.7 広田美代委員
◆広田美代委員 説明会を開催した町会の実数が1,178町会ということだったが、これまで確認してきたように、例えば町会単独での説明会をしておらず、校下で実施した場合に、その傘下にある町会についてカウントするとのことだった。この実数に校下単位でやった町会も含まれるということは、町会ごとに説明会を実施するという最初の趣旨とは違うので、少し大きく見えている数字だと思うし、町会としても校下としても説明会を開催しなかったところが全1,360町会から差し引いた182町会であることがわかったと思う。もしかしたら有料化の導入が決まる前に説明会をしているところもあるかもしれないが、全く話を聞いていないところも含まれていると思う。市として全町会を対象に説明できていないことは問題だと思っている。また、マンション、アパートについても延べ74回とのことだったが、市内には8万人が入居できる戸数がある中で、この数字は大変少ないと思っており、説明会の開催数を見ても、有料化に対する市民の理解、合意は得られていないと考える。  土壌汚染区域の指定解除についてだが、措置が完了し、検査結果などの報告を受けて、今後、公報に載せて解除する流れになると思うが、検査結果とは具体的にどういうものなのか。恐らくガイドラインに沿った検査だと思うが、具体的にどういうもので、事業担当課からいつ、どういう結果の報告を受けたのか。
P.7 中村環境指導課長
◎中村環境指導課長 土壌汚染対策法に基づく措置完了の報告を事業主体である企画調整課から提出してもうらことになっていて、審査内容は、チェックリストで数ページになるものである。  大まかに言うと、掘削に関して事前に届け出された内容が計画どおりに行われたかということ、適切な深さまで掘削して汚染土壌が除去されているかということ、ヒ素が検出された要措置区域のために設置したモニタリング井戸の水質検査の結果、そのほかにも車両での運搬や現場管理など、一連の報告をしてもらったところである。なお、事業主体から報告書を受領したのは12月25日付である。
P.8 広田美代委員
◆広田美代委員 土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドラインでは、掘削除去後の地下水の採取、観測が最後に行わなければならないと聞いている。今回の場合は、地下水汚染がなかったので1回の地下水の検査でよいとのことだが、何日付の検査報告書が添付されて、25日の報告書受領になったのか。
P.8 中村環境指導課長
◎中村環境指導課長 井戸の水質検査結果についても、12月25日付の報告書で一括して報告を受けている。採水については、要措置区域の掘削終了後の日付であることを確認している。
P.8 広田美代委員
◆広田美代委員 事業担当課である企画調整課に確認したところ、地下水の濃度計量証明書は、地下水の採取日が13日で、計測した会社からの提出が15日だったので、15日をもって地下水は汚染していないことが確認されていると思うが、その内容でよいか。
P.8 中村環境指導課長
◎中村環境指導課長 企画調整課から計量証明書の資料提供があったのであれば、それが正しいと考える。
P.8 広田美代委員
◆広田美代委員 そういう結果を経た中で最後に確認したいが、今回の土壌掘削工事によって土壌自体の汚染も除去され、地下水についても汚染は見られないということでよいか。
P.8 中村環境指導課長
◎中村環境指導課長 最初の掘削後の土壌及び汚染土壌を除去した後の土壌の検査結果について報告を受けている。これらについては、基準値を大きく下回っているので、汚染土壌の除去は適正に行われたと考えている。また、モニタリング井戸の水質検査の結果も基準値以内の数値であり適正であると認められる。
P.8 小林誠委員
◆小林誠委員 ごみステーションの巡回について聞く。  ①環境局職員による事前巡回が1月22日から1月30日にかけて行われるが、これは全ごみステーション約9,000カ所を回るのか。  ②事前巡回や制度導入後の巡回に当たっての職員の服装や車はどういう対応になるのか。職員だとわかるようにする必要があると思うがいかがか。
P.9 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 ①これまでに環境局職員が全9,000カ所のうち、約3,700カ所の事前巡回を既に終えており、残りについて事前巡回する。重複するところも出てくると思うが、まず事前に一巡させることを考えている。  ②2月1日以降の巡回における服装だが、2月の早朝は寒いので、防寒服や作業服、長靴を着用するのが一般的になる。あとは統一ロゴをつけた腕章をつけて、職員だとわかるようにする。
P.9 小林誠委員
◆小林誠委員 市の作業着ではないが、腕章をつけることで市の職員としてわかるようにするとのことである。車については、公用車を使用するのか。人数が多くなると思うが、車も何らかの形で市の車であるとわかるようにするのか。
P.9 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 早朝の市内全域にかけての巡回であり、車で移動する距離を少しでも減らしたいと考えている。環境局職員が居住地域の近くで班長になり、居住地域の他局職員といっしょに巡回できるよう人選している。空白エリアも幾つかあり、居住地域から離れてしまうが、環境局職員と他局職員が回る。山間部などは車で回らざるを得ないが、まちなかなどは安全に気をつけながら歩いて回っていくことになる。
P.9 小林誠委員
◆小林誠委員 ①これまでに約3,700カ所の事前巡回をしているとのことだが、チラシなどを配ったりしているのか。  ②また、制度導入後に巡回する際に、ごみステーションに持って来た人に改めて周知する上でパンフレットやリーフレットなどを配布するのか、それとも、ただ見て回るだけなのか。5分や10分の間で職員がどんな活動をするのか。
P.9 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 ①ごみ出しのパンフレットはなかなか分厚いので、事前巡回ではA4サイズの一目でわかるようなチラシや有料ごみ袋などを携行している。また、巡回エリアにおいてどこで販売しているかなどの情報を聞かれれば答えられるようにしている。  ②ごみを出しに来た人に少し時間の余裕があるようなら、例えば紙や資源になるものが中に入っているようなことが見受けられれば、資源に回してもらうようお願いしたいと考えている。
P.9 小林誠委員
◆小林誠委員 少しでもトラブルのないように進めてもらえればと思うので、よろしくお願いする。  クラフト広坂について聞く。重点戦略計画にもある金沢クラフトスタジオとしての改修ということだが、予算はどれくらいなのか。
P.9 小村クラフト政策推進課長
◎小村クラフト政策推進課長 金沢・クラフト広坂のリニューアルの予算は780万円である。
P.10 小林誠委員
◆小林誠委員 ①クラフト広坂の来場者はどれくらいなのか。  ②実演、体験できるスペースを新たに設置するとのことだが、実演や体験会はどれくらいのペースで開催していくのか。  ③対象者はどういう範囲になるのか。
P.10 小村クラフト政策推進課長
◎小村クラフト政策推進課長 ①クラフト広坂の来店者数は、平成28年度で5万9,230人であり、1カ月当たり5,000人程度になっている。  ②実演、体験だが、基本的に2階は作家に貸しているので、実演あるいは体験等を開催したいと作家が考えたときに行うことになる。できるだけお願いするが、実際には作家の判断になると考えている。  ③当然、観光客も市民も対象になると考えている。
P.10 小林誠委員
◆小林誠委員 来店者数が1カ月当たり5,000人程度とのことだが、非常にすばらしい場所にあり、この数字が多いのか少ないのか判断しかねるものの、さらに多くの人に来てもらえるように努力しなければならないと思っている。実演・体験スペースは作家に任せるとのことだったが、市として設置する以上、最低限の開催目標なり課題もあろうかと思うが、その点はどのような認識を持っているのか。
P.10 小村クラフト政策推進課長
◎小村クラフト政策推進課長 企画展の日数が2週間から3週間程度あり、その中で土日が4日程度はあることから、少なくともその中で1回ぐらいはお願いできないかと考えている。例えば、陶芸などはなかなか実演や体験がしにくいところもあるが、そういうときでも技術が何かしら見えるようなものができないか、作家にお願いしていきたい。
P.10 小林誠委員
◆小林誠委員 体験や実演も事前にわかれば周知の方法もあると思うし、飛び込みでも体験できるのか、事前に募集しなければならないのかといったことも整理した上で、多くの来場者に参加してもらえるように周知、広報活動をしてほしい。  農業大学校についてだが、第11期研修の修了生で、農地を借りて就農する人が3名とあるが、修了生と農地を貸す側のマッチングはどのようにしているのか。
P.10 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 平たん地で農業に従事したい人もいれば、中山間地で農業をしていきたい人もいるので、まずは修了する人がどのような就農形態を希望しているかを把握した上で、賃借できる農地をあっせんする形で進めているのが現状である。
P.10 小林誠委員
◆小林誠委員 賃借できる農地は、ある程度市が把握した上で、あっせんなどをしていくのか。
P.11 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 どちらかというと、就農する人のニーズを把握して、営農できる農地を探すといったイメージが近いと思う。
P.11 小林誠委員
◆小林誠委員 話がそれるかもしれないが、営農できる農地は市内にどれくらいあるのか。そういったところをどんどん利活用してもらえれば、農業大学校の修了生にとっても、市にとってもよいのではないかと思う。農業大学校だけの問題ではないが、営農できる農地をどんどん活用していく方策も含めて、今後どのような取り組みをしていくのか。
P.11 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 大変難しい質問だが、基本的には現在、農地として利用しているものについては、農業大学校の修了生のみならず近隣の専業農家や、経営の大規模化といったような形で活用してもらえればと思っていて、いろいろな形で農業が継続していくように努力していきたい。
P.11 野本正人委員
◆野本正人委員 ニホンザルの出没について2点聞く。  ①追い払い用ロケット花火と爆竹の配布という説明があったが、どれくらいの世帯に配布したのか。  ②実際に使用されたのか。
P.11 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 ①追い払い用ロケット花火の配布だが、現在までに3町会の6世帯に渡している。常に自宅やその近隣にいる主に農家の人になるが、一世帯当たりロケット花火を100本程度、爆竹を500個程度配布している。  ②現在、出没は確認されていないので、使用されたとは聞いていない。
P.11 野本正人委員
◆野本正人委員 最近の報道によると、金沢市には猿を追う訓練を受けたモンキードッグが3匹いるとのことだが、この訓練などはどこでやっているのか。
P.11 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 モンキードッグについては、金沢市内のトレーニング施設のようなところでおおむね4カ月間訓練する。その後、飼い主に渡して、その人が服従訓練を3カ月程度した後に、現地でのトライアル、実地訓練になる。すぐにモンキードッグとして活動できるわけではなく、かなりの月日を要する訓練が必要になる。また、リードをつけずに犬を走り回らせることはできないので、ある程度飼い主が周辺を見回ることになる。
P.11 野本正人委員
◆野本正人委員 金沢市が飼っているのではなくて、飼い主がいて、そこに委託しているのか。
P.11 朝倉農業水産振興課長
◎朝倉農業水産振興課長 モンキードッグに関しては、金沢市で購入費の2分の1を補助している。基本的にモンキードッグは飼い主の所有であり、地域の皆さんに育成してもらえればと思っている。
P.12 野本正人委員
◆野本正人委員 これも報道にあったが、猿やイノシシ、熊の出没が大変ふえてきた。異常なくらいふえてきているのは、山の中で異変が起きているのではないかということだった。抜本的な対策を講じないととまらないのではないかと思うが、局長に聞く。
P.12 松倉農林水産局長
◎松倉農林水産局長 確かに、中山間地域の森林整備が十分にできておらず、里山に住む人の数も減っている。いわゆる限界集落から集落そのものがなくなってしまうこともあって、中山間地域の活性化を図ることが必要だと思っている。イノシシについては近年、山の雪が少なくて、イノシシは1回に四、五頭の子どもを産むことから、ネズミ算式にふえていく。熊や猿あるいは鹿のこともあるが、中山間地域の人がだんだん少なくなって、餌が減少していくことに伴い、奥山から里山、そしてまちなかまで出てくる状況ではないかと思っている。  基本的に鳥獣被害を防止するためには、これまで行っている電気柵などの防護柵、おりの設置、人間と鳥獣をすみ分けるための緩衝帯の設置の3つを効果的に行っていくしか方法がないと思っている。また、河川敷を伝って熊やイノシシがまちなかに出没することもあるので、河川敷のやぶ刈りや里山からまちなかに出てこないような防護柵などの対策を十分に練っていかないといけない。  ことしは熊の出没地点の調査を行っており、どういう経路でまちなかまで出てくるのか、どの辺に多く出没するのか、あるいはすみかとしているのかを調査しているので、調査結果に基づいて対策等をとっていきたいと思っている。決め手となる抜本的な対策はないが、いろいろな方策を重ねて実行することによって効果的なものが生み出せないかと思っているところである。
P.12 [その他に対する質問応答]
△[その他に対する質問応答] 
P.12 広田美代委員
◆広田美代委員 大雪による影響と対策について聞く。先週金曜日からの大雪で市内各所の各分野でさまざまな影響があったと思う。まずは、市民のために職員の皆さんが昼夜分かたず業務に当たっていることに敬意を表したい。  農林水産局からは、先ほどパイプハウスの被害などが報告された。もし作物等に影響があれば教えてほしいし、財政支援という言葉も出ていたが、そういうこともぜひ検討してほしい。市場関係については、近江町市場で品薄の状態だったという報道があったので、青果物と水産物について、物流や市場への影響、既に対策を講じていたり、今後予定しているのであれば、そういうことについても教えてほしい。
P.13 小嶋中央卸売市場事務局次長
◎小嶋中央卸売市場事務局次長 大雪による中央卸売市場への入荷量の影響だが、大雪当日の12日の入荷状況については、青果が前日比7%減、翌13日土曜日は15%減だった。水産物に関しては、12日の入荷が26%減、13日の入荷が42%減だった。特に水産物については、大雪に伴うしけの関係で鮮魚が大きく減少したことと配達のおくれが影響している。翌週の15日月曜日には、おくれて入荷したものも含めて入荷状況は回復している。入荷のおくれの原因だが、北陸自動車道が通行どめになって、最大で半日程度の遅延が発生した。また、個選品という能登から来る野菜については、雪の影響で出荷できなかったことで、15日以降の入荷も少なくなっている状況である。  次に、市場からの配送状況だが、大雪当日は富山や福井、能登方面への配達は中止した。13日以降は遅延があったものの配達していた。中には本市場からスーパーの配送センターに配達したものの、そこから各店舗への配達が遅延したり、中止になるなどで、配送センターに届けても品物が入り切らず本市場に戻ってきた事例も発生した。15日以降については、入荷は順調に回復しており、道路事情も回復していることから、順次配達が進んでいると思われる。
P.13 広田美代委員
◆広田美代委員 ①環境局ではごみの収集がおくれたり、一部収集ができなかったと聞いているが、皆さん頑張っている中だったと思うので状況を確認したい。  ②商店街の状況や客足についてはどうだったのか。  ③観光について、宿泊の状況、市の観光施設などの影響がどうだったのか。  ④公共交通や歩道の状況について、観光関係者からの声がなかったか。講じた対策があるようならあわせて聞きたい。
P.13 野田リサイクル推進課長
◎野田リサイクル推進課長 ①ごみステーションは生活道路に多くあるので、今回の大雪による道路事情の悪化で収集に手間取った。12日金曜日だが、雪が降る中で、森本地区の山間部などは車が通れない道路状況だったので、地元と協議して、次の収集日に回収している。燃やすごみを午前中に収集することが大原則だが、今週に入ってからもなかなか車が入っていけないところもあった。その日に出たごみはその日のうちに収集を終わらせることが原則であり、大分夜おそくになったものもあるが、ほかの車による応援体制もとりながら、まず燃やすごみを収集して、その後、資源回収あるいは埋立ごみを収集していった。大雪当日の金曜日では午後11時半に最終の車が処理施設に入り、翌週の火曜日でも午後10時45分だった。処理施設も時間を延長して受け入れ対応してもらったので、その日のうちに回収は終わっており、現在のところ、全て収集は終わっている。
P.14 土村商業振興課長
◎土村商業振興課長 ②商業ベースの状況だが、市内の中心部や地域の商店街の人に聞き取り調査を行っている。一部の店舗において商品の配送おくれや販売スタッフの遅延といった影響があった。総じて言えば、人の出足は少なかったと聞いているが、中心商店街については観光客の姿も見受けられ、売り上げについては堅調だったと聞いている。今回の大雪のような有事の際には、市と商店街や商店街連盟で情報共有を図る体制をとっている。今後とも三者が連携して、市民や観光客の買い物環境の向上に努めていきたい。
P.14 上出観光政策課長
◎上出観光政策課長 ③宿泊状況だが、雪の影響で交通機関が非常に乱れ、キャンセルが相当出た一方で、交通機関が動かず帰れないため、新たな予約も相当入ったと聞いている。中心部のホテルはキャンセル数と予約数が同じくらいで、駅前のホテルは週末は満室だったと聞いている。  観光施設の状況だが、泉鏡花記念館の除雪に時間がかかり、開館時間が30分おくれた以外は、通常どおりだった。なお、除雪業者は道路を優先しなければならなかったため、観光駐車場の除雪におくれが出て、12日金曜日と13日土曜日の午前中で入れない時間帯があった。  また、観光案内所では、金沢から五箇山や白川郷を通って高山に行く人気のバスが運休になり、きょう一日金沢市内を回るのでどこへ行けばよいかという問い合わせがあったほか、無料で貸し出している長靴が非常に喜ばれたとのことである。  ④交通関係だが、大雪でバスやタクシーがなかなか来なかった。公共交通の対策として、12日金曜日から金沢市観光協会のホームページで市内の道路状況等をお知らせした。
P.14 広田美代委員
◆広田美代委員 本当にお疲れさまである。職員に大きな事故やけががなくてよかったと思うが、久しぶりの大雪とはいえ、ここまで機能せず、麻痺してしまうのかという声がたくさん寄せられた。  それぞれの分野で課題があると思うので、課題克服に努めてほしいが、共通して言うとすれば、ごみの収集にしても、観光や物流にしても、道路の除雪というところで課題が浮き彫りになったと思う。北陸自動車道が通行どめになった影響で国道8号や下道が混む状況だったので、基幹道路の除雪の改善はもちろんだが、今回浮き彫りになったのは生活道路の除雪だと思う。ごみの収集もそうであるし、市民が通る場所であるし、雪国を知らない観光客がスニーカーで来て弊害が出たこともある。  これまでなら自助、共助でできたかもしれないが、高齢化社会が進み、生活道路や歩道などの雪かきがもう限界だという声が多く出ている。店舗や事業所についても、昔なら事業所周辺では社員が総出で雪かきをしている光景をよく見たが、現状では恐らく人手不足がある。ほかにも、少し排雪場が混み合ってなかなか運んでいけなかったという声もあったり、無人の駐車場や店舗がふえているという課題もあると思う。今後、除雪計画を見直す話が出ているので、各分野の課題を念頭に置いて、ぜひ経済や観光、環境といった面からも、実態や市民の意見を道路関係部局に伝えて一緒に議論して、主要道路はもちろん、生活道路や歩道の除雪の改善や拡充を求めてほしい。
P.15 吉田経済局長
◎吉田経済局長 委員が指摘したことは十分理解している。  各局の課題を土木局と共有して、今後どうすべきかについて研究していきたい。                                  以上

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