ブログみよみよ日記

学童保育の拡充を求めて。

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昨晩は、金沢市学童保育連絡協議会という、市内の学童保育のいくつかが加盟している保護者さんや指導員さんの会が、金沢市へ要望と対話を行いました。

仕事終わりにも関わらず、熱心に現場の状況を市の担当課に伝え、学童保育がよくなるよう求めました。

要望事項は次の通りです。


以下は、保護者のみなさんや指導員さんから出された、現場の実態やご意見の一部です。

1.事業の運営について

・うちの学童保育は、会計総務など全部保護者がやらなきゃいけない。働きながら子を預けているのにダブルワークしている気分だった。なんとか指導員に聞きながらやってきたが、2名退職になり詳しい方がいなくなると不安で仕方ない。不安定な職場で働く先生にも申し訳ないし、父母の負担も2年任期になると運営も途切れる。運営の核となるものがほしい。市のほうで運営の基準をつくってほしい。求人もなかなか来ない。

・指導員が退職して、その後任が見つからず、保護者が当番制でボランティアを行っていた。仕事をするために子どもを預けているのに、仕事を休んでボランティアしてるのは何のためと思った。なんとか見つかったが、この先心配。指導員不足は学童そのものの継続が心配。市からの働きかけがあったら助かる。

2.施設・設備について

・とても古い民家でやっているので、父母も常に心配している。この前の台風のときは開所したが、子どもたち12人来たが、窓ガラスは割れそうだし、揺れているし、地震がきたら震度4までしか耐えられない。子どもたちにはいざというとき、外に出んなんという話はしている。補助を出すと言われても、運営が厳しいので耐震化などは難しい。大家さんを通してということにもなるので難しい。市の方でもバックアップしてもらって責任をもってやってほしい。

・学校からも遠い。歩いて10分。公園もない。雨が降ったら静かにしている子もいるが、バタバタしている子もいるし、埃が出て、窓ガラスも割れそうだし、辛くなる。子どもたちもストレスを溜めて帰ってくるし、もっと遊ばせたいが申し訳ない。うちも施設を探したいがご近所さんが、うるさいと言う事もあるので転居は難しい。建設という話しもあるが、土地すらない。市役所の方で責任もってほしい。現場の様子を見てほしい。

・この冬、暖房(エアコン)が壊れてコート着たまま、窓もサッシではなくガラス。指導員にも子どもにも悪環境。通わせないで家にということは出来ないので、寒い中で身を寄せ合っていた。「ストーブやファンヒータにしたらどうか」という意見も出たが火事など危ない。施設がしっかりしていなければと思う。学校の近くにちゃんとした施設があると助かる。

・金沢市の学童保育についていろいろ思っている。実家は能美市だが、学校から歩いて行けるところに、学童保育併設の児童館がある。しっかりした施設で学童保育は広い畳のスペースがある。どうして金沢市と能美市がどうしてこんなに差があるのか。市長の子どもに対する思いの差を感じる。金沢市は広いのでひとつの校区ごとに建てるのは大変だが、児童館をひとつずつ立ててほしい

3、待機児・指導員の処遇について

・待機児童もいる。子どもを通わせる予定の学童保育は待機児童が出ていて、学校を変えて通わせる。待機児童のままにはさせられないので、越境までして通わせる。

・指導員さんの給与、交通費など著しく低い。指導員が集まらないのも処遇が悪かったら。キャリアアップの助成制度があるのに市は国に申請していない。。

・19時まで開所している所に市は補助金だすが、国のほうは18時半にしてるし、土曜日は入っていない。国はより待遇を良くしようとしているのに、市はやっていない。

・市の基準で指導員さんの処遇の最低ライン、研修時の交通費など明確にしてほしい。出ていない人もいると思う。

・職員が突発的な病気とか出ると回らない。市のほうで資格持った人を用意して当ててほしい。地域巡回、市が抱える補充員を用意してほしい。

・事業主体は市であると変わったのだから、その態度を改めてほしい。自覚してほしい。応援ということではなくて、指導員の雇用や運営を任せるのではなくて、自覚してほしい。

 

たくさんのご意見が出ました。

この、先進国と呼ばれる日本で、「子どもたちが寒い中、肩を寄せ合いすごす」なんて信じられるでしょうか?異常事態です。

ちょっとまとめてみると、

・金沢市の民設民営では保護者にしわよせが来ており、運営を市の責任で行えないか、また委託するというのなら保護者が実務を担わないようなやり方ができないか、など運営上の問題。

・また、民設(民間による設置)については、保護者が建物を探して借りるということが普通になっているけれど、なかなかよい物件はむずかしく古い建物になる。そうすると、子どもたちの安全安心、そして思いっきり遊ぶということさえままならない実態。耐震化しようにも、かつかつの運営費から費用は出せない。

・指導員さんのなり手がない最大要因は給与の低さだが、処遇改善のための国のキャリアアップ処遇改善事業を本市は利用していない。これを申請すればぐっと給与が引き上がる。また、開所時間延長事業補助も、本市では国よりも高いハードルを設定しているため利用が広がらない。

 

 これらの問題が重なり、市は学童保育を増やす計画があるにも関わらず、まだ学童保育は足りていないし、指導員さんも集まらず開所している学童保育も先行きの不安を抱えています。また、保護者負担の保育料も高いなど、困難な実態です。

クラブ数は95か所で、市が把握するだけでも待機児は19人いらっしゃいます。しかも、今回のやりとりでわかったのは、待ち続けている人しかカウントされない。つまりは、あきらめた人や、無理そうだと思って申し込みもしなかった方は含まれませんので、潜在的にたくさんの待機児がいるかもしれません。そもそも4年生までとか制限をしている学童保育も見受けられますし。

など、これまでみなさんが声をあげ、議会でもとりあげてきた問題です。

これらを打開するためには国の制度や運営基準の改善を求めるとともに、金沢市が抜本的に予算を拡充し、設置や運営も民間任せではなく、市が積極的にかかわって行うべきです。

子どもは社会の宝。

観光や新幹線や不要不急の大型事業に多額の税金をかける以前に、将来を担う子どもたちにこそ、しっかり予算と知恵を尽くす必要があるのではないでしょうか。

引き続き、みなさんとともに学童保育の拡充を求めてがんばります。

 

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