ブログみよみよ日記

市民のモヤっと感について。

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「観光やマラソンなどのイベントがわるいわけでもないし歓迎したいのになんかモヤっとする」

このような声をいただくことがある。
私も議会で予算を審議し、市民のみなさんの生活実態を見ているからこそ、同様に感じることがよくある。
このモヤっとの背景にあるのは、

①市民のくらしが後回しにされている

②金沢の伝統や文化、街並みは商売(特に県外資本による)のために存在するのではない

みなさんとお話をしていると主にこの2点が出てくる。

①と②を説明する前に押さえておきたいのは、新幹線や観光で金沢に観光客が増えている、と言ってもこれはなにも自然現象ではなく、私たちの税金を使って行っている事業である、ということ。
北陸新幹線の事業費(H26まで)は全体で1兆7800億、うち県負担が1028億、金沢市ももちろん負担し、金沢市の負担分は51億。他にもそのための駅整備などにも予算が追加されている。
しかも、新幹線はJRが運営するが、それまで運営していた在来線は切り離し第3セクターになり、税金で負担しかつ、運賃も値上げとなった。
そして観光については、全体でいくらか聴いても市は答えないが、関連もあわせるとかなりの額である。(計算してみたいと思う)
とは言え、経済効果があれば税収が増えるのではないかと思う方もあろうが、東京のように独自の税収だけで賄えているわけではなく、国からの地方交付税で補っているので、独自税収が増えても地方交付税が減らされるので歳入全体で見ると影響は見えにくい。さらに、金沢市自身が大幅な歳入の伸びは期待できないとしているのだ。

さて、①のくらし後回しというのは、上記のように多額の予算を使っている影で、私たちのくらしは疲弊。国の税制改悪や年金引き下げ、消費増税の影響もあるが、金沢市でコントロールできる部分でも、介護保険料は中核市で8番目に高い、市税も高い、保育園は市の定義ではゼロだが、実は待機児がいる、学童保育の大変な運営、そしてこの度の市の子育て世帯に対するアンケートで明らかになったのは、この金沢にも経済的困難な世帯がいて、一般世帯にくらべ、食べ物や衣類を買うことができない割合が10倍も高いことだ。さらに、ごみの有料化で新たな負担、宿泊税も自ら観光客を呼んでおいて課税し、しかもホテルや旅館のみなさんが肩代わりして集めなくてはならない。しかも、市民が研修や法事で利用しても払わなければならないし、赤ちゃんからお年寄りまでみんなに課税という負担。そして、今冬の大雪ではコミュニティでがんばれ!と言わんばかりの公的な除雪が少ない。北陸の他都市と比較しても除雪予算が少ないのだ。さらに、象徴的なのは東山のとある町会では、同じ町会でありながら観光側はロードヒーティングが施され、道を挟んだ反対側はなし。観光客の足だけ守られている矛盾。
結局、新幹線や観光に多額の予算を使っても市民には還元もされず、くらしの予算は後回しなのだ。あとは、街中の混雑であったり交通規制であったりという物理的な影響もかなり出ているが、この対応として宿泊税の予算でなんとかするというのだからおかしい。

②については、いろんな見方があるかもしれないが、金沢で生まれくらす者として、私は金沢の歴史や伝統、文化、街並みというのは金沢という都市のアイデンティティであり、そこに住む私たち市民そのものだと思っている。
それを新幹線が開業したからとかで県外や国外から企業が進出し、ホテルやブランド店を立ち並べる。
私たち自身が評価されて、儲けの道具にされようとしているように感じるのだ。
以前の投稿で引用した、金沢駅西口の2億円マンション(この底地は山野市長が市民の土地を売却し、ホテルとマンションを誘致したもの。)を販売する不動産屋さんのコメント「地方でもこうした再開発で注目される立地であれば、ある程度お客様から評価していただける。また注目すべき伝統ある街であれば収益も見込める」と。この言葉に如実に現れているのではないか。
しかも、さらに税金を使ってアリーナ建設やLRT(路面電車)建設で儲けたい方々が順番をついている状況です。

まとめ
今回、南しょうじ候補が訴える「私たちの税金、私たちのくらしへ」は、くらし後回しではなく、まずは私たちのくらしの底上げ、かたや2億円のマンション、かたや子どもに食べ物を買えない家庭状況があり、こちらを打開することが最優先であり、地元企業支援に税金を使うことのほうが、地域経済は循環し続けるのではないかという提案である。
さらに、金沢の伝統や文化、街並みは県外や国外の大企業や金もちのための道具ではないというの地方のプライドを保守のみなさんにもぜひ考えてもらいたい。

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