ブログみよみよ日記

教育はお金がかかる?

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本日は、貴重なお話を聴くことができました。

元学校の先生から、今の学校の実態をご報告いただきました。

スタンダードという言葉で教育の内容はもちろん、教え方、答え方まで

全て統一。それを点検・評価され、できていなければ改善を求められる。

体力も学力もすべて順位づけ。

なにか種目を選んで取り組むスポーツチャレンジのようなものも、休み時間に

猛練習。

また休み時間は、基本的に次の授業の準備にあてるためのもので、さわがず静かに

しているよう指導がされているとのこと。

管理を行い、子どもたちや教師から自由と余裕を奪い、国が示す方向性にのっとって

「企業に役立つ人材育成」をしているのがありありとわかる状況です。

わたしの子ども時代とも大きく変わっていることに驚きました。

 

競争で人よりもいい点をとる喜びではなく、子どもたちが、学ぶことやわかることその

ものへの楽しさを見出すことのできる教育を、お互いを認め合い尊重することのできる

教育こそ行うべきではないかと改めて感じました。


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その後は、毎年行ってきた「就学援助制度」についての教育委員会との懇談。

お母さん方や元教師のみなさんたちと行いました。

生活保護基準の引き下げに連動して援助基準が引き下げられてはいないものの、市民の

くらしが大変な中、制度を受けたくても受けられない人が多い実態をだし、所得制限の

緩和を求めました。

また、6月の所得確定してから支給となっていますが、それでは入学当初のお金が必要

なときに間に合わない、という声。白山市のように4月から支給をするべきという質問

に、教育委員会は「研究したい」と。

また、学費は無償と憲法26条に定めておきながら、徴収するものが多いことを実際

かかった詳細を示しながら明らかにしました。

また、制度に気づいていない方やよくわからない方が多いので、パンフレットの配り方

やネットでの紹介、パンフレットの見せ方など工夫する必要があることも求めました。

やっぱり、学費負担が多ければ、経済的格差で教育に差がつきます。

子どもたちがお金のあるなしに関わらず教育が受けられるよう、まとめもされました。

 

その後、シングルマザーの方から、お子さんがけがをしたとの相談。

医療費が払えないとのこと。

7月から窓口での支払いもほぼなくなることの必要性を改めて感じながら、分割相談

など行うことができました。

母親ひとりで、必死で働きこどもを育てている、それでも医療費も払えない現実。

十分な教育費も捻出できないはずです。

貧困の連鎖を防ぐためにも、教育や子育てへの支援を増やすのはもちろんのこと、

母親ひとりでもやっていける賃金の引き上げも必要です。

がんばります!

 

 

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