ブログみよみよ日記

政務活動費運用改革会議メモ

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12月19日に行われた、「政務活動費運用改革会議」のメモを残しておきます。

この会議は、政務活動費の不正使用が金沢市議会でも行われたため、個別事案の検証を

どうするか、運用の見直しどうするか、情報公開の仕方をどうするか、支払い方法をどう

するか、など議論していくための会議です。

今回は、1事案の検証 2運用の見直しについて 3情報公開のあり方について 4交付

方法(前払い・後払い)について 5適正執行に向けた議員の意識改革と倫理規定につい

が話されました。

まずは、委員長の 安達 前 議員がそれぞれについて報告。

1については委員長として、議長に資料を見せてもらったが、不適切な資料とは見受けら

れなかったので、精査はしないでよい。

つまるところ、モラル向上、ミスをなくすことが求められる。

よって、運用見直しについての案を出します。

3については、黒沢議員から指摘があった通り、情報公開と情報提供の違いをおさえた

い。

4は聞き取れず、5は議員自らが律するものになるように作ったとのこと。

 

その後は会派ごとに意見を表明。

まずは私たちの会派、森尾議員(共産党)から。

事案の検証は必要  あり   領収書までネット公開  ○  後払い ○

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○玉野さん(創生かなざわ) 事例検証必要 あり

この委員会が設置されたのは、報道があって議会としても対応が必要となったため。

市民からすれば、自浄作用がどこまで働くのかが関心事。事実の検証なくしては議論が進まない。運用改革会議という名称であり、それなりの主体性をもって行うべき。

議会の姿勢が問われる。

 

○澤飯さん(市政刷新金沢) 

事例検証必要 なし  領収書ネットで公開 △    後払い ×

 

事案の検証については、個人個人の説明責任が大事それを促すことが必要。運用の見直しについては、7番はこれまでもあった。

 

情報公開は事務量のことを考えないといけないけども必要かな。

 

前払いのままでよい。

 

倫理規定は自らを律するため必要。

 

○黒沢さん(自民党) 

事例検証必要  なし  領収書ネットで公開 △   後払い ×

 

事例としてここにみると、議員個人の認識、基準の不備など問題点が出されている。

それをもとに運用見直しが行われれば、目的達成できる。

 

情報公開については、「情報提供」としてネット上で領収書までそうするかが問われている。

会派からは、領収書をそもそも添付するのは、出納簿の裏付けが目的であり、広く提供するのは消極的であるべき。

領収書を公開すると、プライバシーや行動がつまびらかになり、議員であっても守られるべきではないか。ネットやメディアの問題点も指摘されているので慎重であるべき。事務的な手続きが増えるのも懸念する。

なにが問題かを考察したときに、チェック体制の不備、議会事務局の不備があった。議員個人の思いがあった。議長のチェック権限をきびしくする必要ある。

 

前払いのままでよい。

 

倫理規定は委員長案でよい。

 

○野本さん(自民党)  

事例検証必要 なし  領収書ネットで公開  △   後払い ×

 

委員長も調査されたところだし、まとめていただければよい。運用の見直しは会派にもちかえる。

 

ネットに領収書を載せるのは多額の費用がかかる。公開請求2808件中、議会のは23件しかない。だからどうだってことではないが、情報流出した場合は回収できない。

領収書は添付が義務付けされ、事務局と弁護士・公認会計士もチェックしてるし、不備があれば運用の見直しでよい。ネット上での公開は慎重で。

 

事務的な手続き上、後払いにすると混乱するかもしれないので前払いがよい。

 

 

○松井さん(公明党) 

事例検証必要 なし  領収書ネットで公開 ×   後払い ×

 

議員個人をさばく必要がある。運用見直しは会派に持ち帰る

 

情報公開は当然なのだけど、出納簿までの公開で充分なのではないか。領収書までやると、莫大な事務量が発生するし、個人情報の問題がある。最終的には全部オープンにすればよいが、まずは出納簿まででよい。

 

後払いのところはせいぜい1万とか2万の支給のところ。後払いは必要ない。

 

○森さん(みらい) 

事例検証必要 なし   領収書ネットで公開 △    後払い ×

 

報道で取り上げられたものについては問題があった。ケアレスミスもあったがどうして行ったのか気になるものもある。2007年に会派から個人支給になり、個人の説明責任がとわれる。私たちも含めて反省をし、問題意識を共有しなければならない。検証はまとめの時期に来ている。見直し案は会派にもちかえる。

 

情報公開のあり方は、基本的には説明責任、ネット上での公開のコンセンサスが必要。数万枚という領収書の処理をどうするか。私人のプライバシーや個人情報の保護を両立しなければならない。

 

交付方法については疑念の目が向けられること自体が残念。主体的に使えなければ議員と言えるのか。収支報告書がしっかりしていれば、前払いだろうが後払いだろうが関係ない。政務活動費の性格上、前払いが必要。

 

この会が閉じられたあとも、勉強会などどうか。

 

○森尾さん再度(共産党)

「政務活動費が税金である」「市民の期待に応えていく」ということが一致しうる。

「個人の説明責任だ」とみなさん言うが、それを担保するために、積極的な公開が求められる。でなければ、税金がどういう風に使われるのか払しょくできない。

 

 

わたしたちはいつも通り、はっきりと主張させていただきましたが、各会派は様子見なの

か歯切れが悪いですね。

森尾議員が言う通り、「個人の説明責任」を果たすために、領収書のネット公開と後払い

でそのことを担保すべきです。

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