８月２３日（月）の市民福祉常任委員会で、ワクチンの供給不足と集団接種の予約がなかなかとれないことなど質問しました。
ー広田
ワクチンについてお聞きします。先程供給量がまだ希望者に対して足りないということが明らかになりました。予約枠も足りないと、市の集団接種についても5～6倍の倍率で推移しているということです。
試算してみたのですが、接種券送付者数は8/30時点で12歳以上の方全員に送られていると。そのうち医療職とか県の大規模接種で受けられる方々を100％除いたとしても、20万3000回分ほど足りないと、私の試算では出てきたんですね。
現在この13クールの供給を受けてですけれど。職域接種というのが7万8千人分予定されていますがこれは県内だし、一時停止しているし、どんな状況かわからないというところで、
私の試算でもなかなか曖昧だけれどもかなりのワクチン不足分があるということで、市としては国・県に報告をしているんだと思いますが、現時点で何人分、何回分足りないと報告しているのか教えてください。
－保健所次長
国・県に対してワクチン供給希望量の要望をするときに、何人分足りないというような連絡の仕方はしておりませんが、金沢市なりには一応試算はしておりまして、例えば64歳以下の対象者、28万3千人がいるといっているわけですけれども、当初の計画では先程もご説明しましたようにこのうちの7割くらいが接種するということであれば、接種者全員が2回接種するためには全体で39万6200回分の接種が必要になることでございます。
先程報告案件の中でもご説明させていただきましたが、8月17日時点での64歳以下の接種実績が1回目2回目合わせて9万5023回分です。であるということを考えますと、残りの接種としては30万1千回分くらいになるという見込みを立てておりまして、これを残り2か月半、10月末までで完了するとすれば、12・13クール並みのワクチン供給では若干厳しいという認識でございます。
10月末を少し超えるかもしれませんが、それが例えば12月になったり1月2月になったり、そこまで極端に遅れるというふうには今のところ実施本部としては考えておりません。
※この答弁には補足がいるので、委員会のあと確認しました。
まず、残り接種３０万回分には県の大規模接種会場で接種した方や職域接種した方がマイナスされていないとのことで、２０万くらいになる可能性があります。
そして、供給量のほうは、現在、１３クールまでワクチンが国から来ており、あと３クール分ほど届く予定ですが、１２，１３クールのような3万、４万という数だと、１０月末実施には足りない。５万/クールほど届けば可能性がもてるという感じです。
－広田委員
実施ベースであったり7割で計算すると私の数字とはだいぶずれるんですけれども、そういうふうに見込んでいるということがわかりました。
ただ市長の記者会見を聞いていると、「9月中に必要な量が入ると河野大臣は言うので信じている」というような、そればかり言っていて、本当にちゃんと求めているのかなというのが心配になっています。
なので、ここは信じるとかじゃなくて、本当にしっかり国・県に求めていただきたい。
そして県の大規模接種、突然アストラゼネカが始まるとかって出てきますけれど、県の大規模接種ってもっとできないのかっていうことも、モデルナを要望して、そこらへんも追求していただきたいというふうに思うのと、LINEの予約が仕事中の人には大変なんです。
1回予約できなかったらもう1回年齢の入力からして、Androidなんてすごく遡らないとっていうんで、仕事中はできない。だからみんな集団接種の抽選の方へやるんですね。待っていれば結果が出るから。
だけどそれが5～6倍ということで、やはり集団接種をもっと増やしてほしいです、市の方も。今度600人で終わりみたいな話でしたけれども、それじゃあちょっと心もとないので、集団接種を増やす段取りをしていただきたいと思うのですがいかがですか。
－保健所次長
まず、必要なワクチンの供給を国・県に対して強く求めるべきではないかということでございますが、これまでも様々な機会、様々なな伝手を通じて、実際に国・県に対して金沢市として要望はさせていただいております。
その結果として、国・県としても今のところできる限りのワクチンをくれているのではないかというふうにこちらとしては考えるしかないわけでございますけれども。
あとは県の大規模接種会場、こちらの方で今は19～30歳まで、若年の年齢枠に限ってしか接種していないわけですけれども、例えばもう少し年齢枠を広げていただけないかとか、そういったような協議もこれまでもさせていただいておりますし、今後もさせていただきたいというふうには考えております。
最後に市が運営している集団接種の会場ですけれども、今のところは市の方針が10月末で概ね希望する方への接種を終了させるということなもので、そこまでのスケジュールしか組んでいないわけですけれども、今後の接種の進捗状況をみまして、必要があれば当然、接種会場の追加ですとか既存の接種会場でのスケジュールの延長、そういったことも速やかに検討していかなければならないというふうには考えております。
－広田委員
ぜひあらゆる手段を使って、早くワクチンを打ちたい人に打てるようによろしくお願いします。
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