ブログみよみよ日記

保育現場のみなさん、保護者のみなさんが金沢市に改善を求めました。

12/20、保育現場の保育士さんや調理師さん、栄養士さん、保護者の方々が金沢市の担当課に申し入れをしました。この取り組みは数十年、毎年続けられています。

まずは、こちらが要望項目です。

この要望で事前に署名も取り組まれ、1445筆が集まりました。

担当課長へ提出されました。

その後、申し入れや現場の声が出されました。

主な意見です。

保護者さんから

・妻が外国人で、働き保育園に子どもを預けることで、社会と接点をもち有意義です。ただ、保育料が高すぎて、妻の収入の半分にあたる額です。メリットは多いものの高すぎる保育料を下げてほしい、子どもへの投資は社会にとってあとで何倍にもなって返ってくると思う。

・病児保育が8か所と少なすぎるし、いざ利用するにも定員がいっぱいです。

・学童保育の時間を延長してほしい。保育園は19時までやっているのに、なぜ17時までなのか。

・保育士さんの賃金をあげてほしい。大変な仕事に見合ってないです。

保育士さんから

・産休、育休、病休などで正職員の5名がいないので、パートさんを入れてすごいやりくりをしてフル回転でやっている。お給料は少しずつあがっているが、昔よりも保護者の方がいろんな事情を抱えており、保育園がかけこみ寺のようになっている。仕事量が多く、定時に帰れない。現在、バスの置き去りや虐待で監視カメラなどが強調されているが、人手を厚くすることが大事だと思う。配置基準の見直しをして、安定した職員確保をさせてほしいです。

・保育士のなり手については養成校に声をかけても来ず、派遣会社などが元気だが、紹介料は50万円と高額で手が出ない。学校の求人もほとんど派遣会社に持っていかれているのではないか。市の担当者も大変なのはわかるが、私たちも子どもを守るために必死なのでぜひお願いします。

・定員が埋まらなくなってきたが、やっと来てもらった保育士さんに辞めてとも言えない。いつでも入所の補助金はありがたいが、充実してほしいです。

・かほく市などは、土地が安く子育て支援もあるので移住をしていく若い世帯が多い。

・1歳児12人を3人の保育士でみているが、配慮が必要な子がおりマンツーマンになると、11人を2人の保育士でみる。1歳児クラスの現状に悩んでいるが、現場だけでは限界なのでどうにかしてほしいです。

・お給料が安いです。今年8年目だが、就職したときから周りの友人と差があった。実家に住んだらなんとかやっていけたが、いろんな節目で心配になる。結婚して子どもが産まれる。妻の方が給料が高くこのままでいいのだろうかと思う。ゼロ歳児を受け持ち、どの子も安定してほしいと思うが、自分が安定していないのにちゃんとできるのだろうか。人生の節目に直面したときに、続けられる人はどれくらいいるのだろうか。実家に住んでやる仕事だと割り切ればできるが、自分の育児の経験を保護者に伝えたい。私はこの仕事を続けたいが正直ゆれています。

・賃金をあげてほしい。保育士2年目で、勤務時間内に仕事が終わらず、毎日残業している。午睡の時間にやろうと思っても子どもも起きてしまうし、みていないといけない。現場の声を聴いてほしいです。

・ベテランの保育士でも、書き物をする時間がなく家に帰ってやっています。

栄養士さんから

・添加物に気をつけ、手作り、旬を大事に、心豊かになってほしいというのを大事につくっている。大人が毎日忙しい中で、離乳食につまづいている保護者の方もいる。ミルクを飲ませる量やタイミングで保育園での食べ方も影響する。食事ひとつとってもむずかしい現状であり、食事でバックアップしてよりよい保育をしたい。アレルギーや宗教食、ビーガンなど多彩にもなってきており、栄養士、調理師のほうも賃金を改善してほしいです。

さいごに、課長から

・保育現場で工夫を重ねながら、大変なご苦労をされていること、切実なのだと実感する。働く人にとって魅力ある仕事であるようにしたい。本来は、大変な仕事ではなく、大切な仕事。社会にである子どもを育てる保育士さんは、親の代わりに成長を見守ってくれる。そんな大切な仕事が続けられないというのはあってはならない。できる限りの支援をしていかなくてはならない。現在、国の方で加配がや登園の補助が検討されているし、市長会などでも要望を出している。一部の保育士の行為で全体がそう見られないようにしたいです。

まとめ

今回も、現場のみなさんの思いが胸に突き刺さりました。
子どもを育む大切な場である保育園。保護者のみなさんの働き方が多様化し、さまざまな事情、経済的な困難を抱える方も増えている中、さらなる役割も求められています。子どもの権利保障がなされるよう、親も子も育むことのできる保育園にするため、わたしもがんばります。

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