今日は、イタイイタイ病について学んでいる学生さんの神岡鉱山見学に
同行させていただきました!
こんなに大勢のお若い方々とご一緒するのは久々でやや緊張。
でもすぐに○年前の感覚を取り戻し、学生気分で見学しました。
イタイイタイ病は、岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)による
鉱山の製錬に伴う未処理廃水により、神通川下流域の富山県で発生した
鉱害で、日本初の公害病で四大公害病のひとつです。
カドミウムによる腎性骨軟化症により、患者さんの体中が骨折し
「イタイイタイ!」と言って泣き叫んだことがイタイイタイ病の由来。
被害地の見学、神岡鉱山の工場の見学、弁護団の弁護士さんのお話を
聴くことができました。
公害や災害は起こらないのが一番だけれども、やむを得ず起こったときに
企業や国が責任をとって補償すること、そしてそれが国民の合意として行わ
れることが大切だなと改めて感じました。
B型肝炎やC型肝炎。被爆者のみなさん。
身近では浅野川の災害。車も家もだめになったのに少ない補償。
当事者は声をあげる方が多いけれど、関わりのない方は知らないまま。
学校でこういったフィールドワークが行われるのは非常に有意義なことだと
うらやましく思いました。
そして、二度と同じ過ちを繰り返さないことも大切。
そのために、次世代に伝えていくこと、市民が企業や国を監視していくことが
大切ですよね。
本当にいい勉強ができました。ありがとうございました