こんばんは
本日は、原発や被ばくの実態を知り、将来のエネルギーを考える
田中優さんの講演に参加しました!
広田事務所近くのKAPOさんで行われました。
70名の席は満席、立ち見もいらっしゃいました
原発へのみなさんの関心の高さを思わせます
まずは、福島原発の現状について
1~6号機までが炉心溶融が起きることで大爆発の可能性を
もっている。
1機でも起きると全てに近づけなくなるので、ホウ酸入りの水を
かけ燃料棒の熱を下げようとしている。
使用後の汚染された水1万トンは海水に放出
東京電力の説明でも、冷やし続けるこの状態、爆発の可能性は2,3年続くとのこと
今も放出されているヨウ素やセシウムは、9月までフレッシュな
ものが出続けるとのこと
画像で放射性物質が風や海流にのって流れる様子をシュミレーション
したものを見せていただきました。
本来見えない放射線の動きが視覚で示されるとほんと怖いです
この放射線、「浴びてもすぐには人体に影響は出ません。」と
政府や東電も言っている。
そして、レントゲン1回の被爆量と比較して「安全だ安全だ」と
言われています。
でも!誰が考えてもわかるように比較の仕方がおかしい
レントゲン検査を毎日毎日受ける以上に浴びるということなんです。
そして、すぐに出なくてもおよそ十年後には誰かはガンになる。
でもその頃には、その原因が放射線であると立証できない
その意味が、被爆者健診をしているとよくわかります。
しかも、若い方ほど放射線の影響を受けやすいので、
あのチェルノブイリの後、あの地域では大人よりもお子さんが
先に亡くなっていくという事態が起こっているそうです・・
「人間と原発は共存できない」「生物と核は共存できない」
と語気を強めていらっしゃいました
確かに・・・
そして日本は地震大国。イギリスやフランスが0~2,3回しか
地震がおきない間に日本では3954回の地震が起きている
原子力発電所が入る保険がイギリスにあるらしいんですが、
日本は地震大国なので当然断られており、福島原発も含め
仕方なく地震免責の日本の保険に入っているとのこと
と、言うことは今回の震災では保険はおりない→東電がもつ
→まかないきれない→わたしたちの税金で尻拭いということに
日本の54機ある原発のほとんどには、下に活断層があり
特に浜岡原発は、いつ東海地震が起きてもおかしくない
ことから住民は不安がられているとのこと
地震大国日本には不適応のこの原発、なぜこんなに推進されているのか?
電力会社やその関係産業が儲けるそうで
その仕組みはわたしたちの電気代の仕組みにもあります。
原発やその周辺施設なども含め、全てわたしたちの電気代に
転化することができるんです
そして、原子力単価は安いとされているけど、もろもろ計算すると
どのエネルギーよりも高い。
原子力はデメリットしかないという説明の後は、今後それに代わるエネルギーを
どうしていくか?
まず電気は貯められないという特徴があるという説明。
しかし1年間8760時間のうち、電気が足りないのはたった10時間
また、電気を使用しているのは、91%が事業者、9%が家庭。
なのに、政府からは「ライフスタイルを見直せ」とかってことばかり
言われる・・・
90%も使っている事業者の電気の使い方を変えてもらったほうが
よっぽど効果的ですよね。
実は産業で使う電気って、使えば使うほど安くなるそうで・・
これを使えば使うほど高くなるようにすれば産業界も変えるだろうと。
また、ヨーロッパなどのように電力会社が工夫して消費量を抑えること
もできるそうで、日本でやれば25%の発電所は要らなくなるとのこと。
また、資源がないと思われている日本ですが、
海風や波、地熱など海に囲まれた日本だからこそできることがたくさんあると
でもなぜそのようなことをマスメディアなりがもっと知らせないのかというと、
わたしも初耳だったのですが、テレビ局などのスポンサーのトップが電力会社。
今さかんに流れているACさんのスポンサーにもずらっと電力会社がついている。
電力会社の金と権力に支配されているエネルギー行政は、もういかん
エネルギーの民主化を
ということで、具体的な提案をされました。
自然エネルギーの利用、消エネ家電への買い替え、天然住宅など。
日本の技術ならどれもすぐに可能だということです。
驚いたことに蓄電器や発電システムなど最先端のものを、実は
日本の企業がつくっている!東芝さんなんかもそうです。
発電所の創設には国の認可などもいりますし、やはり国のエネルギー政策の