ブログみよみよ日記

2011年 10月 市民福祉常任委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成23年 10月 市民福祉常任委員会
          市民福祉常任委員会記録
1 日時     平成23年10月3日(月)
2 開議時間   開会 午後1時0分~閉会 午後1時22分
3 場所     第3委員会室
4 出席委員(8名)
         森 一敏委員長、下沢広伸副委員長、
         高 芳晴、長坂星児、源野和清、中西美代、
         新村誠一、上田 章の各委員
5 欠席委員(0名)
6 出席説明員  別紙のとおり
7 事務局出席者 藤家グループ長、納屋主任
8 審査事件等  別紙のとおり
9 議事の経過等 以下のとおり
 委員長の開議あいさつに引き続き、所管事務の調査として報告事項の説明を受け、質問応答を行い、閉会した。
△[報告事項]
  ・金沢市・有田市スポーツ交流協定の締結について・・・尾崎市民スポーツ課長
 締結の経緯だが、昭和54年、夏の全国高等学校野球選手権で星稜高校と和歌山県有田市の箕島高校が延長18回の熱戦を繰り広げ、球史に残る試合となり、今なお多くの方に語り継がれている。この一戦は、両校の交流、友好親善はもとより、両市のスポーツ振興に大きく寄与したものである。このことを受け、スポーツを通じて市民相互の友好を一層増進させるため、有田市制55周年にあわせ、有田市体育協会からスポーツ交流協定締結の申し入れがあり、両体育協会会長により締結の運びとなった。締結の日時だが、9月30日金曜日午後2時から金沢市役所で行われた。締結者だが、金沢市体育協会の米沢寛会長、有田市体育協会の伊藤弘一会長、立会人として金沢市の山野之義市長、有田市の望月良男市長、また星稜、箕島両校の校長も署名した。  今後の予定だが、交流内容については両体育協会の協議の上進めたい。なお、今年度については、両スポーツ少年団による野球大会ができないか、調整を進めているところである。
・金沢市体育施設の改修工事に伴う休業について・・・・尾崎市民スポーツ課長
 東力町地内にある西部市民体育会館及び西部憩いの家を、耐震及び改修工事のため、11月1日から翌年3月31日まで休業する。両施設は、隣接する西部クリーンセンターの余熱を利用しているが、今年度、新クリーンセンター建設に伴い、熱源供給が停止する期間に合わせ工事を行うものである。  工事の概要だが、体育会館は1階はプール、2階は更衣室と吹き抜け等になっており、3階部分は体育館になっている。耐震調査に基づき補強工事、トイレ等のバリアフリー化、体育館の床、1階エントランスの改修、プールのシャワーブースの個室化を初め、老朽化の著しい給排水、空調設備等の設備関係を改修することとしている。憩いの家については、耐震補強や多目的トイレを設置するとともに、エントランス等のバリアフリー化を進めたい。また、更衣室、浴室、各部屋の内装工事も行うこととしている。なお、両施設の外壁、屋根等の改修工事については、明年度の当初予算で諮ることとしている。  利用者への通知だが、10月1日に各施設の窓口に掲示するとともに、使用仮申込受付時においても知らせる。また、市の広報等にも掲載し、周知を図ることとしている。
・グループホーム開設希望者の選定結果について・・・・・・太村長寿福祉課長
 今回は、日常生活圏域やましな地区にある富樫ふれあいの家が老朽化により廃止を予定していることから、同地区において開設希望者を募集したものである。4月27日に事業者に対し説明会を行い、7月29日を期限に募集、20事業者から応募があった。計画については外部委員6名で構成する高齢者福祉施設等整備検討会で書類審査を行い、上位4事業者に面接審査を実施し、最終的に医療法人社団まつい歯科を事業者に選定した。開設は本年度末の予定である。なお、建設費補助として石川県の介護基盤施設等緊急整備臨時特例事業費補助として3,000万円が交付される予定である。
・加賀鳶梯子登りにおける安全対策について・・・・・・・・竹中消防総務課長
 6月4日開催の百万石まつり時に発生したはしご登り落下事故を受け、安全対策検討会を設置し、再発防止のための安全対策を検討してきた。その結果の概要について報告する。  事故概要だが、負傷者は金沢市第三消防団鞍月分団の38歳の団員である。傷病名は脳挫傷及び肺挫傷。9月10日に病院を退院し、現在、自宅療養を続けて通院中である。事故の原因だが、加賀鳶梯子登りの演技披露をしていた演技者が、灰吹きから二本背亀の演技に移行する際、はしご天端における演技者の腰部の位置が若干臀部側にずれ、頭部側に過重がかかったまま二本背亀の演技を実施した。引き続き、一本背亀の演技に移行しようと右手を頭部下のはしご、左手を腰部下のはしごに持ちかえようとした瞬間にバランスを崩してはしごの先端から地上に落下したものと特定された。  事故後の対応だが、加賀鳶梯子登り安全対策検討会を設置した。メンバーは加賀鳶梯子登り保存会委員会委員長以下、資料にある9名である。開催経過だが、検討会を6月10日に1回目を開催し、9月15日までに合計7回開催した。この中で、落下原因の究明、実際に命綱をつけての検証、とび口を増強しての検証、落下実験等を行い、安全対策の検討をしてきた。そして、9月28日には金沢市消防団連合会臨時役員会が開催され、安全対策が決定したものである。  主な安全対策だが、検討会の中では、落ちたときの安全対策である直接的な安全対策と、落ちないための安全対策である間接的な安全対策の2つを柱として検討を重ねてきた。いろいろ意見はあったが、最終的には団員の命を一番に考えながら、伝統を守り、また団員の士気低下を招かないよう考慮し、その結果、1つ目の直接的な安全対策として演技種目中、落下危険が高く、重大事故につながるおそれのある灰吹き、二本背亀、一本背亀、鶯の谷渡りの演技時においては命綱の装着を義務づけることとした。2つ目には、演技者が直接地面へ落下するのを防ぐため、安全管理用のとび口を2本新たに増設する。これは命綱を装着する4種目以外については絶対に落ちないとは言えないことから、その対策として補完して実施するものである。次は、間接的な安全対策だが、1つ目に、演技中の演技合わせについては、演技者の負担となるため原則実施しない。演技の早い人、遅い人がいる。早い人は待ち時間の間にリズムを崩すということがある。また、遅い人は焦って無理な演技をするということもある。このことから、演技合わせをしないということである。2つ目に、はしご保持の方法については、現在は各団ばらばらであることから、全団統一した方式とし、各団において継続的に研修を実施していく。そして、安全管理者研修の充実を図る。以上が主な安全対策である。  そして、演技披露については、上記の安全対策が確立されるまでの間、自粛することで意思統一されたものである。
△[報告事項に対する質問応答] 
◆中西美代委員 グループホームの開設に当たり幾つか質問する。富樫ふれあいの家は、もともと本市の第三セクターである福祉サービス公社が昭和30年から運営管理してきたと聞いている。今回は老朽化で廃止するということだが、なぜ公社が継続するのではなく民間へ移行することになったのか。
◎太村長寿福祉課長 施設が老朽化しており、耐震、防火上問題があること、それから民家に隣接していることが、現地における建てかえが難しいことの理由である。  なぜ民間へ移行するのかだが、今回の公募においても見られるように、民間の参入意欲が非常に高いため、公募とすることを市の方針として決めたものである。
◆中西美代委員 それでは、ふれあいの家と比較してみたい。富樫ふれあいの家は自己負担が安く、生活保護受給者でも入れる、少人数の6人のグループホームであったということだが、次のところはどのようにするつもりか。
◎太村長寿福祉課長 新しいグループホームについては、9人の2ユニットで18人の定員となっている。価格については、介護保険利用料のほか、家賃、光熱水費等がかかるが、各施設ごとに異なっている。最終的に建設にかかった費用を含め、介護保険の事業者指定の際に提示されることになるが、計画時点ではおおむね市内のグループホームの標準的な金額である11万5,000円程度になるものと見込んでいる。
◆中西美代委員 11万5,000円程度が標準ということだが、金沢市内にはいろんなグループホームがある。しかし、ケースワーカーやケアマネージャーに話を聞いた限りでは、待機者が多くてなかなか入れないことや、軽度の認知症でADLも自立しており、グループホームに適していると判断できる方でも自己負担が高くなかなか入れないという状況があると聞いている。本市でのグループホームの設置数、待機状況、そして費用面で都合がつかないという事例がないか、本市でつかんでいる状況を教えてほしい。
◎太村長寿福祉課長 本市のグループホームの設置数は、現時点で37カ所、689人の定員となっている。これに今回の富樫ふれあいの家代替募集分を含めて本年度中に5施設、84床が新たに建設される予定である。なお、待機者については現在調査中であり、まとまり次第報告する。
◆中西美代委員 引き続き、待機者の調査をお願いする。  自己負担が高くて入れない方、生活保護の方、ほかの方よりもケアを必要とする方は特に入りたくても入れないという現状があると聞いている。そのときにこれまでは富樫ふれあいの家のような第三セクターが受け入れる役割を担ってきたと思うが、今後もそうするべきではないか。
◎太村長寿福祉課長 グループホームについては、民間の参入意欲が非常に高いことから、いろいろな症状の方でもグループホームに入居できるよう事業者指導できちっと指導していきたい。
◆高芳晴委員 有田市とのスポーツ交流協定について聞く。スポーツ交流協定というのは、本市においては初めての協定ではないかと思うが、過去に事例があったのか。  また、このようなスポーツ交流協定ではなく、既にいろんな協定を結んでいる市があると思うが、その市からスポーツ交流協定を結びたいという申し出があった場合、どのように対応するのか。
◎尾崎市民スポーツ課長 このスポーツ協定は、金沢市体育協会が締結したものだが、この種の協定は本市では初めてである。ただ、富山、福井等とは友好都市交流をしており、例えば南砺市や高岡市とはバドミントン、バレーボールにおいて、前田杯という名前をつけ、それぞれ都市間の交流を行っている。  要望があったところは今後どうするのかについては、今現在、新幹線沿線あるいは東海北陸自動車道関連で、友好都市提携をしている。二、三、そこからもスポーツ交流をしたいと体育協会に申し入れがある。友好都市との交流の中にスポーツの交流があってもいいと思っており、どういった形で行うかは今後研究したい。
◆上田章委員 グループホームの開設希望者について聞く。この事業者は医療にかかわる人が多いといつも感じている。提案だが、この選定は抽せんにしたらどうか。たくさん手を挙げていると思われるので、業者が皆いる中で抽せんを実施し、その中で何人か選び、その中でいろいろと審査するような形にしてはどうか。事前に情報が漏れていろんな形で審査しているように感じる。何となくこの決め方に疑問を抱いている。私の知人も何回も手を挙げているが、いまだに当たらない。きょうの報告ではまた医療関係者となっている。この方式はちょっといかがかと思う。今度から皆がいる前で抽せんして、その後審査した上で業者を決めるという形にしたらどうか。
◎太村長寿福祉課長 事業者選考は、質の高い事業者にサービスを提供してもらうために行っているものである。指摘のこともあることから、選考から漏れた事業者について、どのような点が悪かったのかを知らせ、まずは改善を図ってほしいと考えている。ただし、何回も応募している方もいることから、今回委員から提案があった抽せん、あるいは次回以降の募集に際し、これまでの応募歴を加点するということが、よいのか悪いのかを含め、次期計画の募集の際に反映するよう検討していきたい。
◆上田章委員 住宅などでも公平に抽せんである。これも抽せんにしたらどうか。何遍手を挙げても当たらない人が何人もいる。
◎西村福祉健康局長 これまでこの種の施設の選考について、いろんな意見があったことは承知している。今回は1施設に対して20という大変多い数の応募があった。そこで、今年度は1次審査で1者に絞るのではなく、高得点の複数の事業者を選定して2次として面接を実施し、そこで最終的に決定するという改善を図ったところである。今年度はこの1件だけであるが、来年度以降、新プランに基づいて相当な数の整備が必要になってくることから、より明朗で、応募者が納得できる選考基準をいろんな角度から今研究しているところである。理解してほしい。
◆上田章委員 そのように理解する。                                  以上

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