本日は、中越パルプさんを視察
小矢部市の砂田市議と一緒に伺いました!
竹をパルプにして紙製品にしたり、木質バイオマスで発電する取り組み
についてお話を伺いました。
近年、竹林の増殖への対応、その竹を捨てるのではなく利用するという方向性が
行政や民間などでも議論や試行錯誤が行われているところ。
中越パルプさんでは、鹿児島の工場で地域の方に竹を持ってきてもらい
買い取り、それを100%竹素材の紙製品に変えることや
鹿児島以外の工場でも、個人や民間から竹を買い取りパルプ原料として
混ぜ込むということをやっています。
ただ、お話を聴く限りでは、竹100%製品というのは今も今後も、機械の関係上
鹿児島でしかできない取り組みとのこと。
それでも、紙以外への転用や、少しでも多く普通の紙の原料に混ぜ込むことを
考えているそうですが、なかなか竹を切ってもってくるということに個人や
民間が労力を使うということが難しいそうです。
竹意外にも、里山保全の取り組みである、間伐材の利用や木質バイオマスで売電
など環境のために取り組んでいらっしゃるお話も伺いました。
石川ではパルプ工場もなく、知識も浅かったので、今回の視察ではとても勉強に
なりました。
ただ、一般論として、採算度外視で環境問題に取り組めるほど会社さんの余力も
あるのか、それに対して国や自治体から補助があるのかないのか、または補助をする
べきなのかどうか、もっと深めなければ・・
そして、こういうことを考えるうえでブレたらいかんのは、
会社というものは、人も環境もよくしてこそのもの。
しかし1社だけがそういうことを
していては競争に勝てないとすれば、どの会社も守らなければならないルールを
国が確立することが先決だし、そうすることで環境破壊も防げ、労働者の雇用環境
もよくなり、内需拡大につながる。ということ。
最後に工場好きの視点が入った写真をご覧ください!
わたし、保健師時代はこのような工場を巡視する仕事もしていたので
とても懐かしく、耳栓はしてるか粉塵はどうかなど、安全管理上の視点
もついつい挟みながら、見させていただきました。
もう機械もオートマ化し、ごちゃごちゃ感もなく、人間も少なかったですが、
労働の現場をたしかに心に刻みました。
かえりに寄ったメルヘン小矢部の道の駅。
メルヘン田舎という食堂です・・