7月3日は、お母さんたちとご一緒に企画した学校給食を考えるツアーに行ってきました!
主に共同調理場と自校方式の比較と、現場の栄養士さんらに直接おはなしを伺うことが
目的でした。
まずは市内6つの中学校5000食分をつくっている北部共同調理場を見学してから大徳小学校へ自校方式を見学。
これは共同調理場。
5000食ですからね、こうなりますよね。
ここから各学校へトラックで運ばれます。衛生面や効率化ははかられますし、もちろんつくっている方も一生懸命であろう思いますが、食育という観点から見るとどうなのか。
子どもたちにとっては作り手の顔も作っている過程も見ることができないし、匂いもしない。
かくいう私も小規模ですが共同調理場から運ばれてきた給食を食べて育ちました。
そんなものかなと思えばそんなものなのですが、自校方式を経験した方からすると、給食のおばちゃんの存在が温かく、大きいもので、お昼になると匂いもしてきてお腹がすくという、まさに作ること食べることがしっかり教育の中に根付いているようです。
共同調理場は国の方針ですすめられてきたものです。
それは主に効率化と予算減らし。衛生面をよくするためと言いますがそれなら自校方式だってできるはずで、やはり工場のようにつくってしまえば人でも少なくて済むし、ましてや金沢の大規模調理場は別の民間会社に委託です。直接雇用すらしていない責任のなさです。
余談ですが、この雇用を自校方式で各学校に直接雇用で充てれば、多くの方の雇用創出になるのに・・
そして、金沢市は22年度に調理場の方針を示し、今後、今残っている4つの自校方式(富樫小、伏見小、三馬小、大徳小)をも共同調理場へまとめる計画です。
しかし今、被災地では学校が避難所になった時に自校方式だと独自で炊き出しができる!など、みなおされています。
金沢市も「食の金沢」とうたうのであれば、子どもの頃か学校でも本当の食育を行うことが求められます。
またハード面だけでなく、食材や調理の仕方、メニューなどの面でもお母さん方から多くの意見が出ました。
・和食が世界遺産になったのだから、米飯給食をもっとふやしてほしい
・地元食材をもっと使ってほしい
・添加物や砂糖の多いものはさけてほしい
・毎日牛乳ではなくバランスよく違う飲み物もとりいれてほしい
・アレルギー除去食をつくってほしい
・食べる時間が正味15分ほどしかないのでのばしてほしい
・麺とパンなどダブル炭水化物はやめてほしい
・和食中心にしてほしい
・給食費下げてほしい
など、お母さん方の熱意に圧倒されましたが、お子さんの食育、安全・安心のためがんばります!
給食もいただきました。
やはりごはんと牛乳は違和感ですね^^;