本日は、1日だけの5月議会でした。
議長、副議長の選出では、35:3で予定調和。
3はわたしたちの会派3人分です。
あとの方々は、議長には福田太郎氏を支持、副議長には森一敏市議を支持しました。
議会後、お二方揃って会派へごあいさつへみえましたが、議長は「戦争する国づくりス
トップ!」のポスターを指さして、「これについては蓋をして二人でがんばります」と
おっしゃっていかれました。
しかし、せっかく自民党さんと社民党さんが手を組むのであれば、地方でも安保法制に
ついてはしっかり議論していかなければならない時、ぜひ金沢市議会でこの課題に取り
組むようお二人には盛り上げていただきたいと期待をします。
そして、これまでのような一部の議員で役職を占めるのではなく、公平な運営を望みま
す。結局は、共産党は役職配分ならずでしたがね^^;
そして、各常任委員会、特別委員会などの配属も決まり、わたしは議会運営委員会と議
会広報委員会、経済環境常任委員会に所属となりました。
また、付託された案件1件「介護保険条例の一部改正」について質疑しました。
この条例改正は、今年度の料金改定で大幅増となった介護保険料について、低所得の第
一段階のみ軽減されることになったというものです。
しかしながら、その数は2割に満たず多くの方は重い負担のままです。
図をご参照ください。
社会保障充実すると言いながら介護保険料を引き上げおいて、わずかの軽減策で消費増
税使いましたよ!
なんてことにはごまかされませんが、軽減策そのものにはわたしたちの会派も賛成。
さらに全ての方への軽減策を求めました。
また、国は29年度に消費税10%にして、その財源で介護保険料をさらに軽減すると
言っています。
しかし、消費増税でくらしが大変になった分のほんの一部で介護保険料を軽減しても家
計は苦しくなるばかり。
ごまかしの消費税に頼らない根本的な社会保障の予算増が求められます!
質疑全文→
質疑の機会を得ましたので、日本共産党市議員団の一員として、報告第一号 介護保険条例の一部改正という専決処分を行った報告に関して以下数点にわたり質疑いたします。
①まずは、この条例改正が専決に至った理由について伺います。
国は、この条例改正の内容である介護保険料の軽減について、消費税増税10%を前提にしていたと聞いています。しかし、国民の合意が得られず、今年10月からの実施が延期となり今年度の予算成立が遅れたことによるものと考えますが、改めて専決処分に至った理由をあきらかにしてください。
②次に軽減の中身について伺います。
この条例の一部改正は、介護保険料の軽減を行うというもので、賛成の立場です。
しかし、軽減とはいうものの、もともとは今年度の料金改定で大幅な引き上げが行われたことは指摘しておかなければなりません。3年ごとの保険料改定で、第6期の今年度から、基準額にして月600円増加の、5680円から6280円。引き上げの影響額は全体で6億9400万円にものぼるものです。その中で軽減される方は、11段階の保険料階層のうち、もっとも低所得の第1段階の方々です。人数にして全体11万1千人の2割に満たない約1万7千人であり、6900万円と影響額に比べてわずか。残り圧倒的多くの方々の負担は重いままです。よって、軽減対象外の方へも新たな軽減策を講じるべきと考えますがお考えをあきらかにしてください。
③さいごに、介護保険料の軽減策について、国は平成29年4月から消費税10%に引き上げるとして、その際に介護保険料を第1段階、第2段階、第3段階を対象に軽減を実施するとしています。
国民の合意がない、消費税10%への増税実施を前提とした介護保険料の軽減は、国民の理解を得られるものではありません。今後本市はどのように対応して行かれるのか伺って質疑を終わります。