ブログみよみよ日記

住民合意。

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わたしの住んでいる地域の、味噌蔵町小学校と材木町小学校の統廃合、および移転につ

いての地域説明会が行われました。

地域の役員さんや育友会さんたちにとっては何度も教育委員会と話し合いを行い既知の

ことですが、小学校のお子さんがいなかったり、役員でない方に対してははじめての説

明会となります。回覧板で案内がまわってきたのもはじめてであり大変重要なもので

す。

 

説明については、両校下の統廃合のみならず、規模適正化、中学校の通学区域の変更や

中学校選択制の廃止などの一環として説明がされました。

まずは両校の統廃合校は味噌蔵町小学校を仮校舎としますが、次の段階は通学区域の

変更にともない小将町中学校が空くので、そちらの敷地と建物に統廃合校を移転させ

るというものです。(これまでは、材木町小か味噌蔵町小どちらかという案が出されて

いましたが、どちらにしてもどちらかの合意が得られなかったようです。)

しかし、両校の将来的には統廃合校となる小将町中が移転するというのは、中央校下で

中学校ができる条件が整ってからという前提があるわけです。

それは敷地など物理的なものだけではなく、中央校下の子どもや保護者、地域住民の理

解と合意がなければすすみません。

そしてそれは、水面下では行われているのかもしれませんが、一般の住民にまではまだ

届いてはいません。

このような実態を踏まえ、味噌蔵町小と材木町小の統合および移転の計画は、当初の計

画を超えて他の地域にも広がる課題となっています。

そのような計画ですから、住民の理解や合意を得るには、慎重でなければなりません。

味噌蔵、材木地域の役員さんや保護者のみなさまが感情的になるのは、お子様をできれ

ば小将町中の校舎へ通わせたいという思いもあったり、両校の跡地利用が頭にあっての

ことだとは思いますが、これは先々にまで影響を及ぼすもので、現在の情勢判断や一部

の方々の思いで拙速に進めるものではありません。

ですから、できれば最初から、幅広い住民が参加できるスタイルで話し合いをすすめ、

どんな意見でもすいあげ議論できる環境がのぞましい。水面下で決めておいて、一般向

けに「さあどうですか?」では意見も出しにくいし、もう言ってもむだかなとなりがち

だからです。

住民全体に広く知らせ、意見を出してもらうこと。それが、地域への指導も含めた教育

委員会の仕事だと考えます。

 

わたしは今回、味噌蔵町小学校での説明会に参加することができ、改めて地域のみなさ

んの思いや疑問、考えを聴くことができました。材木町小学校での開催分についても後

で出たご意見についてまとめたものをいただきました。

 

出席されたみなさん、内容については異論は少ないご様子ですが、なぜそう決まったの

かとか、これからどうやって合意形成されるのかとか、はじめて説明を聞いたがまた

説明会はないのかとか、やはり、住民として情報を知り関わっていきたいという思いの

いったんを聴くことができました。

 

現在の若者の投票に行かない理由に多いのが、「行ってもなにも変わらない」というも

の。

「地方自治体は民主主義の学校」という表現がよくされますが、ぜひこのような身近な

地域の課題を目の当たりにし、自分も直接参加して議論し、すすめていくようなことを

経験すれば、政治は変わるんだ変えられるんだということを実感するのではないでしょ

うか。

みなさんもご経験あると思いますが、多様な意見が出れば出るほど、よいものができあ

がります。

例えばよくあるのが、イベントを企画したとして、託児所を設けるかどうかの視点は、

やはりお子様のいる女性を入れたほうが意見が出やすいとか・・

議論の過程は、もちろん時間もかかりますし、複雑になりますが、長い目で見てあの

時、この意見が出て取り入れたよかったとか、必ず違いが出てきますし、意見をまとめ

る側の力量も試され学びにつながります。

 

そのためにも、金沢市の課題については、ぜひいろんな市民を巻き込んで議論できるよ

うに行政側も議会も工夫と民主的運営を行わなければなりません。

 

その点においては、自公政権ですすめる「戦争立法」は国民や国会よりも先に、アメリ

カ議会で演説し、またも閣議決定で決めて、議論も短縮して行おうとする、民主主義と

は言えないやり方ですし、憲法を破壊する内容となっています。

 

 

 

 

 

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