本日の経済環境常任委員会でPFAS(PFOSおよびPFOA)の河川水および地下水の追加検査の結果が報告されました。
詳しくは資料に書いてありますが、少し概要を説明します。
R5年頃から国や地方自治体では、水道水や地下水(飲用井戸含む)、河川水などのPFASを測定してきました。
金沢市では公的な水道水については指針値の超過はしていませんが、専用水道についてはいくつか指針値を超え、対応がされています。どの専用水道かはあきらかにされていません。
地下水については、今回の調査であらたに2地点、これまでとあわせて6地点になりました。原因の特定はできていません。
そして2026年4月から、水道水については、法律に基づいた「水質基準」に引き上げられ、自治体や水道事業者に水質検査などが義務づけられます。
そして、今回の河川水についてですが、これまで伏見川橋地点で指針値を超えていたため、上流にむかって調査を続け今年の6月に平栗地内で10,000ng/Lなど高濃度が検出されました。その上流に産業廃棄物施設があり、原因の特定に至ったとのことです。
わたしは対応策として、まずは原因となった事業所への働きかけと、住民の安全をまもり不安に応えるために周辺住民の説明会の実施を求めました。
事業所は法律に基づいて運営されており、いまは規制の外にあるPFOSについて協力を求めるという考え方です。
よって、報告にもありますが、行政検査へのご協力を引き続き求めると同時に、早期の対応策の実施を市としても連携して行うよう求めました。
周辺住民の説明会について市は、一律に開くという考えはないものの、求められれば行う旨の説明もありましたし、保健所では健康上の相談を受け付けるとのことです。
また高濃度地域については、年に4回の監視をし、ホームページに公表します。
河川水から地下水への影響があるかはわからないが、飲用井戸の水質調査についても、平栗から高橋川合流点までの河川から500mの範囲で実施するとのことです。
市は、この河川が飲用の水源ではないとしながらも、「極めて憂慮する状況である」としました。
であるならば、市長の記者発表も行うべきではないかと求めたのですが、委員会で発表したのでしないとのことでした。



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