学童保育 待機児童105人
本日の地元紙で、子ども子育て審議会での報告事項が報道されました。わたしのところに
も多数ご相談いただいている「学童保育に入れない問題」が、いよいよ数字となって現わ
れました。
4月現在88か所の学童保育で、入所申し込みしたけど入れなかった児童の数とのことで
す。※保育のように、個々のケースをもとに、市が一括でカウントしていないので、正確
とは言えないと考えます。
市は、受け皿は増えているけれどそれを上回るニーズがあるとしています。施設側は
なんとか入れてあげたいという思いや、定員が国の上限目安の70名を超えているので分
園したいと苦心していますが、現在の補助率や運営費ではむずかしいのと、地域や保護者
の負担が限界にきているという実態もあります。
そもそも国の運営費や指導員さんの給与などの計算基準が実態にあわない低い見積もりで
あることや、市町村責任の事業とはなったものの、まだまだ公的責任があいまいであるこ
となど本質的課題があります。
今回、こうやって数字が明らかになった以上、市民のくらしを守る責任ある地方自治体と
して、国へも声をあげるとともに、独自でもも制度や予算を見直すことが必要です。
参院選や都知事選でも争点になっていますが、わたしたちの税金をわたしたちのくらしの
ために使って!という要求のひとつとしてこの問題も声をあげていきましょう。
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