【ごみ有料化ニュース】
「金沢市の家庭ごみは減っている」
これは統計上明らかであり、かつ市民のみなさんの負担とご協力で減ってきたものです。
なのに。
「家庭ごみ有料化」が議会で可決されてからの説明パンフに驚くべき文言が。「(2)半
世紀にわたり、市民と一緒に分別の徹底や古紙の資源化などに取り組んできたが、ごみ排
出量が依然として減少しておらず、より実効性ある減量化・資源化策の実施が急務であ
る」と。
他も指摘したいところはあるのですが、5/30の経済環境常任委員会では(2)を集中的に
行いました。
「家庭ごみは減っていて、むしろ事業系ごみが増えている」と捉えるべきでないかとただ
すも、「家庭系ごみから事業系ごみにも影響をあたえるので」というような理由で「総排
出量で考える」の繰り返し。
そりゃあ、相互に影響は与えるでしょうが、基本的には「家庭ごみ有料化」は「家庭系ご
み」を減らす、分別をすすめる施策です。
「家庭ごみが減っている」事実を認めれば、家庭ごみ有料化をすすめる根拠がなくなると
でも考えたのでしょうか。
2年間の論戦でも、「家庭ごみと事業ごみはわけて説明するべき」という質問に、担当課
長も市長も「わけて説明している」と答弁してきたし、事業系ごみに課題があることも認
めてきたはず。
事実を市民にきちんと提示、説明したうえで意見交換したり、理解を求めるということ
が行われるべきであり、事実やこれまでの議論の到達を歪めてまで導入しようとする市の
かたくな姿勢がそこにありました。許せません。
しかし、「これだけ家庭ごみが減ったのは、市民のご協力と同時に、歴代市職員のみな
さんの政策とがんばりがあったからではないですか」との訴えに対し、小さくうなづいた
職員さんがいたことに希望。
引き続き、科学的な根拠と道理のもとで行われる行政をめざしてがんばります。
金沢市の説明資料(抜粋)
環境政策課からの資料をもとに、1人当たり一日ごみ量をグラフ化
データの全体