ブログみよみよ日記

6.19 総務常任委員会 美大の学生支援についての質問をしました。

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-広田委員

 金沢美大のことについて、授業料減免とちょっと別なのでその他にしますけれども、私の質問が途中で終わってしまいましたが、国からの支援金給付金が始まりまして111名の方が申請したということですが、審査はあくまでも大学側でリストを国に提出するということですから、審査を柔軟にというふうに求めたのですが、実情を把握して行うという回答がありましたが、これは要は審査基準を厳密にというよりもやはり学生の実情の方に重きを置いて柔軟に対応するという意味で良いのか、そして留学生のことについては特段これについて取り上げて回答はなかったのですが、成績要件が留学生だけは数字で明確に出ているという点では、この点もやはり成績だけではなく暮らしの方に軸足を置いて審査されるという理解でよろしいでしょうか。

-石蔵金沢美大事務局長

 まず1点目の学生支援の緊急給付金について、委員がご指摘のように111名の申請がございました。この件につきましては国といいますか学生支援機構から要件等の提示がありますけれども、大学の方で学生から申請内容に基づきまして聞き取り調査をして、各学生ごとの実情に即したかたちで大学の中で総合的に順位づけをいたしまして、本日、学生支援機構に推薦リストを提出する予定でおります。

 2点目の留学生の成績要件ですが、留学生以外の日本の学生は既存の制度を使っていることが要件のひとつに入っておりまして、その中には成績要件というのがすでに入っております。ですから、既存の制度を留学生が使っていないという観点で、留学生に関してはこの件を申請する際に成績の要件が加えられているということで、決して留学生にとって不利益ということでは考えてはおりません。

-広田委員

 たとえば大学1年生の成績要件は高校のときになりますけれども、留学生については現成績を求めているような書きぶりですので、その点が気になったんですけれども、柔軟に留学生も対応できているということでよろしいでしょうか。

-石蔵金沢美大事務局長

 特に留学生が不利益になるような対応はしていないというかたちでご理解いただければというふうに思います。

-広田委員

 次は第2次募集があるかと思います。今、順位づけを第1次募集でしたということは、そこから順位で漏れてしまった112番目の方から第2次募集で取っていくという理解でよろしいでしょうか。

-石蔵金沢美大事務局長

 推薦枠は2回にわけて大学に配分される予定でおりますので、今の111名のリストを全てお出ししたというよりも、配分の枠の中で90数名のリストを今提出しまして、残りの学生につきましては今回リストから漏れたという形で、その数字も日を改めて学生支援機構の方に提出をする予定でおります。ですから2次募集の際は、細かな日程とか枠とかが現状ではまだわからないので、ただ応募した学生に不利益にならないように大学としてしっかり対応はしてまいります。

-広田委員

 では111名申し込みされましたけれども、もしかしたら20名ほど漏れてしまうかもしれないといった方については、第2次募集ですくい上げるといった手立てを取っていただきたいと思います。

 次に、私の質問ではなかったのですが、学生のプロジェクトなどに対して相談があれば市長が検討するというような答弁があったかと思います。皆さん方も、本会議でも複数の議員が大学の学生さんの窮状を訴え支援を求めてきたので重々切実な声は届いたかと思いますが、市長が相談に乗れば検討するということを、具体的にどれのことを指しているのかわからないですけれども、相談があれば検討するというような主旨の答弁があったわけですよね。それはどのように受け止めておられますか。

-石蔵金沢美大事務局長

 今ご指摘の、学生の応援プロジェクトですが、6月8日に学生有志が大学の学長宛に要望書を提出した際に、こういうプロジェクトも企画してやりますといった発言があったものでございます。この件に関しましては私どもはまだプロジェクトの紹介があったという認識でおりますので、一部を学生に配分するとかそういう形での説明もありましたことから、今後もし詳細な協力等の依頼等がありましたら学内でしっかりと議論して、どこまで対応できるかというのは大学として対応することにしております。市長の発言につきましても大学の自治を尊重しながらも市として話を聞いたうえでできることはしてくださるという主旨でご発言いただいたものだというふうに理解しております。

-広田委員

 前回の貸付制度のときに財源をお聞きしましたら、2000万円程度の先生とか親御さんからの寄付金から求めているということで、大変財源については厳しい状況だと思います。なので私は金沢市から財政支援をすべきだということを市長に申し上げているわけですけれども、皆さん方からも財政支援を市長に求めるということをぜひダイレクトに、市長は相談に乗ると言っているわけですから、行う考えがあるのかどうか、教えてください。

-石蔵金沢美大事務局長

 まず、国がいろんな制度を提示しています。今年度から高等教育の就学支援制度、この制度につきましても家計が急変した場合は随時受け付けるというふうに今対応を柔軟化させております。さらに今ほど学生の111名の応募がありました学生支援の緊急給付金、この制度も今学生に広く周知をしたところでございます。さらに学生支援機構の方も無利子での貸付金のタイプの募集も新たに7月までしているところでございます。さまざまなメニューが今徐々に出てきているところでございますので、今のところはいろんなこの諸制度を学生に周知することで、学生の利用を促してまいりたいというふうに思っています。今のところ大学として美大生に限って給付ということは、現状では予定はしておりません。

-広田委員

 現時点での状況を確認しておきたいんですけれども、大学生の中で今回のコロナ禍の中での経済的理由で退学や休学が出ていないか、出ていなかったとしてもそういう主旨のご相談が行われてきているのか、あきらかにしてください。

-石蔵金沢美大事務局長

 まず休学の件なんですが、今年度は緊急の事態でございますので、大学といたしましても6月15日を締め切りにいたしましてそれまでに休学の申し込みがあった際は、4月1日に遡及して休学を認める制度を今年度に限り認めて、学生にも周知いたしました。それに基づいて休学の申請があったのは5名、うち2名は中国の方です。入国等の問題もありまして、一応5名の申し込みがありました。退学については0ということです。

-広田委員

 退学は0だけれども休学は5名で、中国の方が2名で、あと3名の日本の方はどういう理由での休学でしょうか。

-石蔵金沢美大事務局長

 個人的な情報になっていますので、経済的というニュアンスだけではなくメンタル的なものも含めて、個々の事情は私どもは承知しているのですが、こういう場での具体的な内容というのは差し控えさせていただきたいと思います。

-広田委員

 個人的な内容まで問い詰めるつもりはありませんけれども、経済的な理由で休学・退学になったりであるとか、経済的な窮地に追い込まれるとメンタルになる方もいらっしゃいますから、そういう方がないように、ぜひ早い支援をするべきだと思っているんです。やはり心身を壊してからでは遅いですので、市長が相談を受け入れるという余地があるのであれば、大学側としてはぜひ財政支援を求める考えを示してもよいのではないかというふうに思っているわけです。先程もご答弁がありましたからあれですけれども、今回の学生の窮地は痛いほどわかっていらっしゃるわけですし、ぜひともすばやい支援を求めて終わりたいと思います。

-石蔵金沢美大事務局長

 委員がご指摘のように、意欲のある学生が経済的な理由によって就学を断念することがないよう、大学といたしましても学生の現状、あるいはニーズをしっかりと把握するとともに、国や他の大学、市とも相談しながらしっかりと対応して行きたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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