先日朝宣伝のあと車に戻ろうとしたら、
通りがかりの男性が「人間にとって一番大切なものなんだと思う?」って・・
わたしはとっさに答えられず考え込んでしまいました
愛、仲間、家族、思いやり、はたまたお金?
どれも大切だしな~
「いのちでしょ」って男性
「いのちがなきゃなにもできない」って。
当たり前のことなんだけど、「はっ」とした私
その時、高校時代読んで衝撃を受けた本を思い出したんです。
「母さんが死んだ」 著者は、水島宏明さん
昭和62年の札幌。母子家庭の母親が、一生懸命働いた末に病気がちになり、
行政に助けを求めるが、あたたかく受け入れられることなく、3人のお子さんを
残し餓死した事件を追ったルポです。
ひとなる書房から90年に出版されたものです。
高校時代の私は、単純に「なぜこの時代に餓死?」と驚き、
本を読むに従い、行政や住民が時には
人を死なしてしまうこともあるんだなと
誰かが悪意をもって、困ってる方を苦しめているわけではなく
行政の仕組みのいたらなさや住民の偏見などが生み出した結果
なのかなと感じたんです
文化的で最低限度の生活をする権利は、憲法で保障されていて、
誰もおかすことはできない
でも、行政をつくるのも動かすのもわたしたち人間
憲法や法律をよく学び、住民が合意できる行政にしていけたらと
思います。
みなさんも、一度この本読んでみてください