議案第8号原発再稼働に慎重な対応を求める意見書に賛成討論
日本共産党金沢市議員団 広田 美代
私は、議会議案第8号 原発再稼働に慎重な対応を求める意見書に賛成の立場で討論を行います。
野田首相は6月8日、「国民生活を守るため」と、強引に関西電力大飯原発3,4号機の再稼働を表明しました。 これに対して、この日夜の官邸前には、約4000人が詰めかけ「再稼働反対」の声がとどろきました。 その中の子ども連れで参加したお母さんは「国民生活のために再稼働はさせないというのならわかるが、首相は命や安全をどう考えているのか」と怒りの声をあげました。 ある新聞の世論調査では、再稼働を「急ぐ必要はない」と答えた人は71%に達しています。 いまだ福島原発事故の原因究明もなく、安全対策も計画だけでよいとされている現状です。 したがって、この意見書が述べている「原発再稼働に慎重な対応を求める」という点には、わが党は賛成です。
この立場からしても、野田政権が大飯原発再稼働を判断し、電力業界、財界の利益をあくまで優先し、再稼働に突き進み、あらたな安全神話をふりまく様な姿勢は断じて許せるものではありません。
大飯原発をはじめ、国内の原発が安全対策もなく、次々に再稼働していくことは許さず、今こそ原発ゼロの方針をうちだし、再生可能エネルギーに転換していくべきとの賛成理由を表明し討論を終わります。