こんばんわん!
秘密保護法が通ってしまいました。
最後の本会議。賛成票が自民公明与党の票だけという異常な事態です。
民主主義は多数決ではありません。多数を占める勢力がどんなに多くても
賛成派も反対派同士、話し合って話し合って、審議の進め方も内容も時間が
かかろうと議論をすることが民主主義です。
今回のような時間もかけず、審議方法も内容もほとんど野党の言い分も、国民
の声も聴かないやり方は言わば独裁です。
どこかのニュース番組でも若い学者がきっぱり「独裁」という言葉を使って
いました。
日本は独裁国家ではありません。
そして秘密保護法は、憲法違反。憲法を上まわる法律はつくれないのです!
廃止をめざして引き続きがんばります!
そんな決意を盛り返した本日は晴れ!
女性団体のみなさんと一緒に、アトリオ前で毎年恒例の「赤紙」を配りまし
た。そう!本日12月8日はアジア・太平洋戦争の開戦日。
秘密保護法が通った今、より切実にみなさんと訴えました。
シール投票もし若い方もすすんで貼ってくれました。
同じこの日、かねてから興味のあったNPO法人ワンネススクールさんの
若者サポート養成講座に参加。
若者サポートステーションを運営している 特定非営利活動法人 ICDS
キャリア・デザイン・サポーターズ 理事長 深谷氏のお話でした。
「NEET状態の若者の最新動向&雇用しての徒然」というお題。
愛知県各地や岐阜県でサポートステーション事業を行政から請け負ってされて
いるというお話。
最近はNEETや引きこもりの様相お変わってきており、以前は高卒や高中退が
多かったのが大卒の方が多くなっている。
とか、コミュニケーションスキルとソーシャルスキルの相関関係などなど
データの分析をしっかり行い、まずはざっくばらんに話をすることなどの
支援から行うことが求められる。など、興味深くお聴きしました。
ただし・・最後に「プア充のポジティブ化」、つまり「貧しくても気の持ちようで楽
しく暮らせるよう前向きに生きよう」。「マスコミでは「派遣や非正規がだめ」と
いうようなネガティブな報道が多い」いうまとめが。
現場で一生懸命されるほど、「子にも親にも前向きにがんばってほしい」とい
う思いが強くなるのだと思いますが、やはり、今若い方に仕事がないのは労働
者派遣法など労働の規制緩和が進んだとということはあきらかです。
昔の誰でも仕事にありつける時代とは違うのです。
その点は「政治の責任」と位置付け、若い方にも政治に対して考えてもらう
ような方針にしたほうがいいと思うのです。
でないと、一時の自己啓発はできても、やがて「自己責任」に追い詰められ
ひいては社会全体の発展につながらないからです。
「会社はもうかるためにあるから仕方ない」と聴きますが、「若者を使い捨て
にしてもうかればそれでいいのか?」「企業のひとにぎりの幹部はリッチ充で
若者はプア充でいろというのでしょうか?」
若者をサポートするうえでは、経済自体を顧みて地に足をつけて議論しサポー
トしなければ社会の発展にはつながらないと思います。
現場でがんばっていらっしゃるからこそ、ぜひこの議論を積み重ねてほしい
と思います。
原発問題、TPP、秘密保護法、労総規制緩和、憲法問題などどれをとっても
国民が矛盾に気づきだしています。
政府の暴走をストップさせるため、みなさんと引き続きがんばりたいです!!