こんばんは!
今週の土日は、最終盤の新年会にいくつか出させていただき
市政報告。本日最後は、ボーリング!
昨日は、医療福祉問題研究会の定例会でお話させていただきました。
お題は「金沢市の保育園と学童保育の現状と子ども・子育て支援
新制度の問題点について」
みなさん、ご存知ですか?
2015年の消費税増税にあわせて、子どもの分野も大きく制度が
変えられます。
ぜひパワーポイントごらんください。→ 子ども子育て新支援制度PPT
まだ内閣府でも議論中の課題で、なかなか説明が難しいのですが
ご自身でも調べてみてください。
端的にいうと、保育所が足りず待機児童が多い現状を、企業参入や
認可保育所以外に運営費(直接給付)をだして受け皿にしようというもの。
しかも、ひとりひとりの子どもが「保育がどれだけ必要か?」という
ことが前もって認定され、それに応じて「直接給付」し、足りない分は
ご自分で払ってね、というもの。
そうすると、これまで集団生活として組み立てられた保育園や幼稚園の
生活が、こどもそれぞれバラバラになる可能性。
そして、親御さんも払える分だけしか預けられないということに。
「とりあえず待機児童が増えるならいいじゃない」という方も
おいでるかもしれませんが、それで本当に待機児童が減るかはわかりません
し、根本はみなさんが入りたい「安くて安全安心な公的責任をともなった
認可保育所」であるはず。その整備検討もせずして安易に保育の市場化を
すすめているようにも見えるのです。
これから、金沢市でも国の議論を受けて中身を具体化し条例化して
いきます。基準や保育料についても決めていきます。
ぜひこの審議会を傍聴いただき、ご意見も届け、みなさんでいい制度
にしていきましょう。
と、いうのも保護者や関係者の声で児童福祉法24条1項「市町村の保育
実施責務」が残ったのです。これを最大限に生かすことも求められています。
ぜひがんばりましょう。またシンポジウムなど行いまずは知ってもらいたいな
と思っています。