ブログみよみよ日記

2014年 3月 建設企業常任委員会③

引用元:金沢市議会議事録

平成26年  3月 建設企業常任委員会
          建設企業常任委員会記録
1 開会日時     平成26年3月20日(木)
2 開議時間     開会 午前10時1分~閉会 午前10時56分
3 場所       第4委員会室
4 出席委員(8名) 小阪栄進委員長、高 芳晴副委員長
           広田美代、小林 誠、野本正人、
           木下和吉、井沢義武、横越 徹の各委員
5 欠席委員(0名)
6 出席説明員    別紙のとおり
7 事務局出席者   橋高議事グループ長、酒井主事
8 審査事件等    別紙のとおり
9 議事の経過等   以下のとおり
 委員長の開議挨拶に引き続き、執行部より前回までの保留答弁を聴取した後、議案審査付託表(一)により本委員会に付託された議案第1号平成26年度金沢市一般会計予算中本委員会所管分を初めとする議案15件のうち、土木局所管分の一般議案2件について執行部より説明を聴取した後、議案15件について総括質疑、討論を行い、採決した結果、いずれも全会一致または賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。その後、委員長報告に付すべき要望事項について協議し、閉会した。
△[保留答弁]  ・消融雪装置点検整備に係る経費について・・・・・・・・・中川道路管理課長  平成26年度金沢市一般会計予算中、8款2項2目道路維持費の消融雪装置管理費2億1,482万1,000円のうち、消雪装置の管理及び操作盤の保守点検の費用は6,710万円である。
△[議案の説明] 
・議案第50号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・・林道路建設課長
 議案第50号金沢市建設発生土処理施設の管理に関する条例の一部改正について説明する。  内川第2建設発生土処理施設が満杯となることから、来年度新たに内川第1建設発生土処理施設の供用を開始するための改正である。条例第3条第6項第1号の名称を内川第2から内川第1に、同項第2号の位置を別所町ウ8番地から小原町ユ104番地4に、第7条第2項の手数料を1立方メートル当たり800円から830円に改める。4月1日から施行するが、今後とも建設発生土の適正処理に努め、環境に配慮しながら安定した処理施設の運営に努めていく。
・議案第49号についての説明・・・・・・・・・・・・・・・中川道路管理課長
 議案第49号金沢市道路占用料条例の一部改正について説明する。  道路占用料については、道路法第39条の規定に基づき、この条例でその額や徴収方法を定めている。今回の改正は、昨年の道路法の一部改正に伴い、占用料の減免事由に関する規定を整理するものである。改正前の道路法では、国の行う事業で政令で定めるものは道路占用料を徴収できることとなっていたが、昨年の道路法や政令等の改正により、国の行う全ての事業が道路占用料の徴収対象でなくなったことから、条例の減免規定に国の行う事業のための道路占用の規定が不要となり、これを削除することで道路法等の関係法令との整合を図るものである。具体的には、第2条第2項第2号から「法第35条に規定する事業(法第39条第1項ただし書の政令で定めるものを除く。)及び」を削除する。なお、この条例は公布の日から施行する。
△[総括質疑応答] 
◆小林誠委員 昨日の連合審査会で、駅東広場や駅西広場における受動喫煙防止対策の一環として、観光客や市民に対して受動喫煙防止やポイ捨て防止を視覚的に呼びかけるためのステッカーの貼付や路面標示などを行ってはどうかと質問したが、健康総務課にはチラシ等の作成のわずか20万円の予算しかないということであり、その予算でやっていくのは難しいと思った。そこで、ぽい捨て等防止条例の趣旨にのっとり、駅前広場の整備とあわせて道路管理課がこれらの対策を行ってはどうか。
◎中田土木局長 どのようなことができるか市民局と協議しながら、前向きに取り組みたい。
◆小林誠委員 先ほども言ったように純粋な受動喫煙防止対策の予算はわずかなので、ぜひ土木局の予算の中で市民局と連携しながら対応してほしい。
◆横越徹委員 金沢駅の東口と西口に喫煙所ができたが、案内板が一つもない。たばこを吸う市民はわかっているが、来街者はどこでたばこを吸っていいかわからないので、案内板を設置してほしい。
◎中田土木局長 受動喫煙防止のための標示や喫煙所の案内については、わかりやすいものを検討していきたい。
◆広田美代委員 新たに整備工事に着手する海側幹線4期区間の大河端から福久までの総事業費とそのうちの本市負担額を教えてほしい。
◎林道路建設課長 海側幹線4期区間は、県・市が分担して3.2キロを整備することとしており、総事業費は約270億円、本市負担分は約133億円である。
◆広田美代委員 この3.2キロの区間では、4本の川を渡り、幹線道路との交差がある。  ①道路の形態をどのように計画しているのか。  ②県・市の施行の境界となる橋梁や交差道路の工事はどのように行うのか。
◎林道路建設課長 ①比較的地盤が軟弱な地域であり、沈下等を考慮して、特に大きな道路との交差部分を中心に橋梁タイプを考えている。また、盛り土をする場合には、地盤改良を行う。周辺はほとんどが水田であり、耕作に迷惑がかからないように、また、環境に配慮しながら工事を進めていきたい。  ②この道路から右側は県、左側は市といった境界を定めている。ただし、一体的に工事をしなければならないものについては、県と協議している。また、大型構造物の工事については、県に委託する予定である。
◆広田美代委員 説明のあった橋梁や交差点の工事費は、約133億円の事業費に含まれているのか。
◎林道路建設課長 含まれている。
◆広田美代委員 素人目に見てもかなり複雑な構造であり、工事の進捗に伴い、計画の変更や予算の肥大化などの懸念はないか。
◎林道路建設課長 できるだけ経済的に施工できるようさまざまな工法による経費を比較しながら実施設計を進めており、予算内におさまるよう努力したい。
◆広田美代委員 大河端から福久までの部分は、8車線の予定が4車線にスリム化され、経費が削減されたが、今後複雑なやり方で進められて予算が膨らまないようにするとともに、地域住民と合意形成を図りながら進めてほしい。  ①白山市乾から大河端までの総事業費とそのうちの本市負担額を教えてほしい。  ②今後本線の工事に取りかかることになるが、本線部分にはマクドナルドの店舗がある。何年計画でどのように進めていく予定なのか。また、事業主体はどこで、市の負担はあるのか。
◎林道路建設課長 ①県が公表している総事業費は、1期から3期までを合わせた555億円であり、その内訳については公表されていない。  ②本線部分については、計画はあるが、今のところ事業主体は決まっておらず、県・市の負担割合等も未定である。マクドナルドについては、15年間の賃借契約を結んでおり、期間経過後は撤退すると県から聞いている。
◆広田美代委員 15年の契約満了後に本線の工事が着工されるのかと思うが、これまでの事業費555億円、これから予定されている事業費約270億円に加え、今町ジャンクションまでの計画があり、側道のほかに本線が計画され、一方では事業主体が未定ということでは、これからも相当な税金が投入され、本市の負担も莫大になる懸念はないか。
◎林道路建設課長 さきに説明したとおり、本線部分については計画決定されているが、事業主体が未定である。一般的な地域高規格道路であり、市が直接施行することはないと思っているが、負担割合については、現時点ではわからない。
◆広田美代委員 公園費の西部緑道整備事業費の事業内容として、外環状道路海側幹線にあわせ緑道を整備とあるが、目的は何か。
◎野田緑と花の課長 西部緑道の当初の目的は、工業地帯と住居地帯との緩衝緑地であった。ただ、工業のありようが重厚長大から軽薄短小へと推移し、排気ガス等が減少したことから、現在は地域住民に親しまれる緑地として整備を進めている。本線や側道の建設にあわせて、順次整備していくこととしている。
◆広田美代委員 西部緑道については、道路整備に伴い形を変えていくと思われるので、地域の方々と環境への配慮をお願いする。海側幹線の整備については、広大な区域の区画整理を伴ってきたこともあり、莫大な事業費が投入されてきたが、本当に市民のニーズに沿って進められてきたのか疑問であり、見直しを望む。  工業用水道の利用状況だが、テクノパークでの配水企業数と配水量、1,700立米の配水能力に対する利用率を教えてほしい。
◎新田経営企画課長 給水企業数は、横河電機、澁谷工業及び日機装の3社であり、そのうち澁谷工業には3カ所配水しており、配水箇所数は5カ所である。配水能力1,700立米に対する配水量は735立米であり、利用率は5割をやや下回っている。
◆広田美代委員 工業用水道については、我が党がこれまで指摘してきたように、当初は2カ所の配水池で1日3,100立米の計画だったものが、現在は1カ所の配水池で1日1,700立米の配水能力となり、しかもテクノパークへの工場誘致が進まず、配水能力に対して43%しか利用していない状況である。そして、収入の不足分を一般会計から繰り入れる状況が続いているが、その一般会計補助金の新年度の状況はどうか。会計基準が変わっているので、可能であれば従前の会計基準による金額を含めて教えてほしい。
◎新田経営企画課長 平成26年度の一般会計からの繰入金は、収益の部で2,329万7,000円、資本の部で1,546万2,000円、合計3,875万9,000円である。昨年度の繰入金の合計は5,891万4,000円であり、会計基準の変更により約2,000万円繰入金が減少している。
◆広田美代委員 会計基準上は約2,000万円減少しているように見えるが、実体としてどう変わっているのか。
◎新田経営企画課長 以前の会計基準での再計算はしていないが、一般会計補助金は毎年度ほぼ同じ額で推移しており、仮に再計算した場合、昨年度の5,800万円と同じ水準になると考えている。
◆広田美代委員 会計基準が変わって減ったように見えるが、一般会計からの繰り入れで成り立っている状況は変わらない。テクノパークは、約280億円を投じて開発され、着工以来20年以上経過しているが、いまだ4分の1--東京ドーム1.8個分が売れ残っている。一般会計から繰り入れてまで立地企業に安価で工業用水を供給することは問題ではないかとこれまでも指摘してきたが、改めて事業の検証と見直しについてどのように考えているか。
◎糸屋公営企業管理者 工業用水道事業については、本会議で市長が答弁したとおりであり、今後研究していきたい。
◆広田美代委員 市営住宅の整備事業費が今年度に比べ半減している理由は何か。
◎村田市営住宅課長 平成26年度当初予算が前年度に比べ減った理由としては、光が丘住宅の全面的改善工事が本年度末で完了することに伴う約4億円の減による要素が大きい。ただ、平成26年度から緑住宅で建築に着手し、建築工事として平成26年度は約1億円、平成27年度は約5億円の計上を見込んでおり、次年度は増額となる。
◆広田美代委員 年度によって設計や建築の費用が増減することは理解するが、市営住宅には改修や整備が必要なところがまだ数多くあり、我が党はこれまで早目に手当てをするよう求めてきた。予算を半減することなく、もっと前倒しで改修や整備を進めることはできないのか。
◎村田市営住宅課長 新年度の予算額は減っているが、仕事量は昨年度よりふえている。そのため、本来なら市営住宅課の技師が設計するものについても外部発注等を活用して積極的に改善を進めている。今後も前向きに対応していきたい。
◎池上都市整備局長 市営住宅の整備については、長寿命化計画に基づき計画的に進めていきたい。
◆広田美代委員 長寿命化計画が打ち出されているが、高齢者が多く住み、いち早い改修が望まれている住宅が多く存在するので、早目に手を打つよう重ねて要望する。  2月の委員会で住生活基本計画のパブリックコメントについて質問したが、結果はどうだったか。
◎瀧本住宅政策課長 パブリックコメントについては、パブリックコメントのサイトだけでなく、金沢市住宅総合ホームページでの意見募集、かなざわ定住推進ネットワークの構成団体への案内などを行った結果、10人から19件の意見が寄せられた。
◆広田美代委員 これから寄せられた意見に対する市の考え方が示されると思うが、ぜひ真摯に受けとめ、計画に生かしてほしい。市民はパブリックコメントに注目しており、市としても積極的に市民の声を聞いてほしい。  連合審査会において、富樫にある市営総合プールの廃止後に交通公園として整備をという質問があったが、廃止の計画はあるのか。それとも質問した議員が個人的に思っているだけのことなのか。
◎野田緑と花の課長 当方としては、全く承知していない。
◆広田美代委員 廃止の方針はないと理解してよいか。
◎野田緑と花の課長 方針がある、ないということを含め、全く承知していない。
◆広田美代委員 市営総合プールを含む金沢南総合運動公園を所管する緑と花の課の課長が承知していないという答弁しかできないということは、どこか別のところでそのような声があるのか。
◎池上都市整備局長 これから城北市民運動公園に屋内プール等を建設するが、その後のプールの利用人口などの推移を見きわめて検討されることになるのではないか。現時点では、市営総合プールの取り扱いについては決まっていない。
○小阪栄進委員長 プールは体育施設に当たり、市民福祉常任委員会の所管になる。プールに関する質問はここまでにとどめてほしい。
◆広田美代委員 公園として答弁を求めている。
○小阪栄進委員長 公園についての質問であれば構わない。
◆広田美代委員 城北市民運動公園の屋内プールもプール施設だから質問できないことになる。
○小阪栄進委員長 公園としての質問をしてほしいという意味である。
◆広田美代委員 公園のあり方として、公園に存在するプールについて聞いている。  取り扱いが決まっていないという局長の答弁は、存廃が明らかになっていないということだと理解する。市民が利用する施設であり、市民の声を聞き、利用実態を慎重に見きわめてほしい。廃止はせず、存続するよう重ねて要望する。
◆木下和吉委員 平成26年度当初予算の重点施策の中で、子どもとスポーツへの投資がうたわれている。工事に着手する城北市民運動公園のプールは良好に整備されるよう切望するが、プールは特殊な建築物である。特殊な建築物の工事に当たっては、使用する部材が限定されることがある。あるメーカーの部材しか用いられないのであればその部材を指定することもやむを得ないが、用いられる部材が複数ある場合は適正な価格でよいものを建築するよう努めてほしい。特殊な建築物の発注については、市としてどのように取り扱っているのか。
◎牧野営繕課長 設計図面の表現の観点から答弁する。設計上特殊なものについても、できるだけ図面の表現を一般的なものとするよう心がけている。ただ、特殊なもので一般的な表現では要求する品質をあらわし切れないものについては、やむを得ず参考図と表記した上でメーカーの作成した図面を設計図面に添付することがある。これはあくまでも市として求める品質をあらわすものであり、同等品質以上のものであれば構わないということを示している。応札者の理解を深めるためにつけるものであり、業者やメーカーを指定するものではない。
◆木下和吉委員 確認だが、あくまでも参考資料であり、それによってメーカーが指定されることはないと理解してよいか。
◎牧野営繕課長 そのとおりである。
◆木下和吉委員 後で問題が生じることのないように公正な手続を経て、すばらしい施設をつくってほしい。
△[討論] 
◆広田美代委員 本委員会に付託された議案第1号平成26年度金沢市一般会計予算、議案第3号平成26年度金沢市市街地再開発事業費特別会計予算、議案第13号平成26年度金沢市ガス事業特別会計予算、議案第14号平成26年度金沢市水道事業特別会計予算、議案第16号平成26年度金沢市工業用水道事業特別会計予算及び議案第19号平成26年度金沢市公共下水道事業特別会計予算の6件に反対する。  議案第1号については、2点理由があり、1点目は片町A地区市街地再開発事業費14億2,100万円である。これは、平成28年春の完成に向けて整備が始まるもので、総事業費は54億円、そのうち34億円は国・県・市から税金が投入される。民間の建物に多額の税金を投入することに市民の理解は得られにくく、また地域経済活性化といいながら、特定業務代行方式を採用し、地元企業主体ではなく県外大手資本呼び込み型、大手資本主体の事業であり、反対である。また、今後、周辺の老朽ビルを同様の手法で再開発していくことになれば、それは決して地元の商店街や商店の発展につながらないことを改めて指摘し、地元の商店街や商店にこそ支援を行うべきだと強く要望する。2点目は、海側幹線4期区間の整備工事である。8車線の予定が4車線にスリム化されたが、橋梁や立体交差が幾つもあり、この区間で県・市が負担するのは約270億円で、そのうち本市の負担は約133億円と多額である。しかも、白山市乾から本市大河端までの1期、2期、3期区間の側道部分だけで既に555億円を投資しており、今後は高架式の本線を通し8車線にする計画であり、1,600億円という試算がある。さらに福久から今町ジャンクションまでの区間も高架による計画決定がされ、今後、調査が予定されている。白山市乾から本市今町までの全長18.5キロに及ぶ広大な区画整理を伴った地域高規格道路の建設が青天井の税金投入により進められていく。このような莫大な税金投入を伴った不要不急の道路建設には反対であり、既存の道路の安全対策、老朽化対策にこそ力を注ぐべきである。  議案第3号については、金沢駅武蔵北地区の管理運営費等として一般会計から5,860万円を繰り入れており、我が党は再開発事業に反対してきた経緯から反対である。  議案第13号、議案第14号及び議案第19号については、約5億8,000万円のガス、水道、下水道の使用料の消費税増税分が含まれており、市民の負担がふえるという点で反対である。なお、連合審査会でも指摘したように、本市の安くておいしい自己水をふやし、守るという立場で県水受水協定の見直しを強く求める。  議案第16号については、テクノパークが依然として売れない中一般会計から繰り入れしているが、一部企業への安価での配水を継続するものであり、これまでも見直しが必要だと指摘しており、反対である。
△[採決]  ・議案第1号中当委員会所管分、議案第3号、議案第13号、議案第14号、議案第16号及び議案第19号の議案6件               ・・・・・・・・賛成多数により可決すべきもの                          (反対:広田美代委員) ・議案第4号中当委員会所管分、議案第7号、議案第8号中当委員会所管分、議案第15号及び議案第47号ないし議案第51号の議案9件                  ・・・・・全会一致により可決すべきもの
△[委員長報告の要望事項について]   委員長報告に付すべき要望事項について、正副委員長案に基づき協議した結果、別紙のとおり決定した。                                  以上

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