2020年5月1日
金沢市長 山野 之義 様
緊急事態宣言の延長が検討される中、臨時議会で議決された補正予算のすみやかな実行とさらなる対策強化を求める申し入れ (10回目の申し入れ)
金沢市議会議員
森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝
玉野 道
熊野 盛夫
政府は、5月6日までとした緊急事態宣言の期限をさらに延長することを検討しています。その際には、国民にしっかりした説明が求められます。
県内市内でも感染拡大が続いており、引き続き、市民のご協力をいただくと共に、感染拡大防止と休業自粛に伴う営業への補償に万全を期すことが必要です。
また、学校の休校が長引き、子どもたち、家庭、学校での諸課題が重くのしかかかっています。市長におかれては、市民生活の実状に寄り添い、的確な実態把握と対策を行うよう求め以下の点について、申し入れます。
記
1.4月28日、本市議会が議決された補正予算の速やかな執行を行うこと。
①一律1人10万円の「特別定額給付金」について、一刻も早く市民の手に届けられるよう万全を尽くしていただきたい。(小松市は、8日に発送し、郵送の申請は、11日から、中旬には支給を開始するとのことです)
②中小企業等の事業継続への国、県、本市の支援について、実現までの相談・援助を尽くしていただきたい。
2.緊急事態宣言の延長がされるならば、さらなる支援がもとめられます。しっかりした準備を行うこと。本市企業局に於いて、水道料金、ガス料金、下水道料金の減免について、検討を行うこと。
3.医療、介護の現場の要望にこたえ、医療用防護資材の確保・配布や財政的支援に取り組むこと。
4.PCR外来・検査センターの設置について、厚生労働省が4月17日通知を出し、設置を促しました。本市も積極的に医師会等の協力を得て設置すること。
5.県の自粛要請の対象となっていない業種や店舗であっても、支援の対象となるよう県に要請すると共に、本市独自の支援を行うこと。
6.金沢大学は、授業料納付の延長、月5万円の支援を打ち出し、小松市は、独自に高校生に最大月1万円、大学生に月2万円の支給を検討するとしています。
本市として、独自に高校生、大学生に対して支援を行うと共に、本市美術工芸大学の学生に対して、授業料納付の延長、独自の財政支援を行うこと。
7.学校休校にともなって、子どもたちへの学習支援や健康管理など実状に応じて具体化すること。文部科学省が打ち出した小1、小6、中3の3学年の登校を先行させる案について、検討し、関係者の合意づくりを行うこと。