11月22日㈬は、保育関係の改善や拡充を求め、保育士や栄養士、保護者などが、金沢市に対し、集めた署名を提出し、声を届けました。
保育士からは、「子どもの頃お世話になった保育園に、自分も保育士となって就職した。出産・子育てしながらの保育士は大変だが、お世話になった園を守りたいし、保護者のみなさんの応援団でありたい。ただ、お給料が低く自分の家族を守ることができるのか不安。保育士のお給料を運営費を増やして底上げしてほしい」
栄養士からは、「子どもの発達にあわせ、離乳食は一人一人にあわせ考えつくっている。アレルギー対応は除去食ではなく代替食にしている。偏食傾向の子には、その日その子が食べられるようにあわせつくっている。保育士との給料の差もあり、人手も足りないので調理のほうも改善してほしい」
保護者からは、「子ども2人が保育園にいるが、保育料の負担が多い。第2子は半額でありがたいが、周囲の自治体は無料のところもあったり、副食費がかからないところもある。お金の心配なく安心して育てられるようにしてほしい」「金沢は天気が悪いことが多いのに、屋内で遊ぶ施設が少ない。もっと増やしてほしい」
保育園の園長からは、「少子化で保育園の入所自体が減ってきており、経営が心配。職員やその家族を守れるのか。年に何人か子育て支援が手厚いという理由で、近隣自治体に家を建てて転出していく。わたしたちではどうしようもない。どこの園も豊かな保育をし続けられるようにしてほしい。そして、保育士も足りない。紹介業者からばかり営業がくるが、紹介料45万円なんて金額は出せない。保育士確保に力入れてほしい」
など、たくさんのお声が出されました。
現場のみなさんの声は年々切実になっています。
保育園の運営は国や市からの運営費と保育料から成り立っています。
そもそも、国の保育の運営費の設定や保育士の配置基準が低すぎることが問題ですが、県や金沢市として、独自の加配や保育料の引き下げなどもっとやれることがあります。
ご一緒に声上げていきましょう。