今日も有意義な1日でした
金沢社保協(金沢社会保障推進協議会)の総会に参加。
2010年度の各分野の活動報告では、
みなさん、現場や日常生活の中からとりあげた要求を
しっかりまとめ、市との交渉をすすめている。
感動です
こうやって草の根から、市民が学び声をあげていくことが
大切なんですよね。
失礼ながら中途退席し、「金沢の事情を考えるシンポジウム」へ。
病院で保健師をしていたときは、タクシー運転手さんの受診抑制やについてまとめ
たりしていました。
しかし、労働安全衛生系の学会でもタクシーはほとんどとりあげられていないので、
このようなシンポジウムは本当に貴重。
金沢大学の名誉教授 前田達男さんがコーディネーターですすめられ、
パネラーには石川県タクシー協会、自交総連石川地方連合会、石川運輸支局、
金沢都市政策局、石川消費者団体連絡会からの代表が参加されていました。
規制緩和以降のタクシー台数の過剰、運賃面などでの過当競争により
経営基盤の不安定化、運転手さんの労働条件悪化がすすんでいます。
金沢では254台が余剰と言われており、減車が必要です。
2009年にタクシー特措法、2010年1月には減車と運賃競争の解消を
目指す地域計画が出されました。
が、アウトサイダー業者の存在などでなかなか減車が進まないのが現状です。
わたしは病院で、肺がんとわかっていても「お金がない」と言って受診しない
運転手さんや経済苦で自殺される方々を見てきました。
規制緩和によって、タクシー運転手さん一人ひとりの命や人生が狂わされています。
減車やルールづくりはもちろんのこと、公共交通としてのタクシーの役割を見直し、
運転手さんひとりひとりの働き方が正されるよう労働安全衛生面も強化してほしい
と思います。