本日、競輪場外車券売場「サテライト金沢」開設計画をめぐる
真相究明を市長に申し入れました。
金沢市内大徳地区での競輪場外車券売場「サテライト金沢」開設をめぐって、
山野市長が開設に同意する文書が存在しているとの報道があり、
真相を明らかにするよう求めたものです。
申し入れに対して、山野市長は、2011年7月19日付けで
場外車券売場設置の同意文書に署名捺印したことは事実だと述べました。
そして、設置を計画していた業者は、この文書と共に、経済産業省に
設置申請を行い、一週間後に、同省から市長に対して、確認の電話が
入る事態になったことを明らかにしました。
ところが、公文書の形式でなかったため、同省は、昨年5月この申請を
不許可にしました。
さらに、市長は、それ以前の2010年11月に行われた市長選挙の
10月には、この業者との間で「地元の合意があれば設置に同意する」との
念書を交わしていたことも明らかにしました。
市長は、軽率だったと述べ、経緯について、記者会見を通じて市民に
説明すると共に、議会への説明を行う考えを示しました。
この問題は、昨日の市議会本会議で議論が交わされ、地域住民から提出
された「金沢市大徳地区における競輪場外車券売場設置計画に反対を求める
陳情」が採択されたばかりでした。
同時に提出された「自転車スポーツ振興のためのサテライト金沢開設の陳情」も
付帯意見が議員から提案され、これを含めて採択されました。
設置計画の住民からは、反対署名が3740名分が提出され、地区の町会を始め、
各方面からも設置反対の要望書が提出されていました。
さらに、地域の大徳小学校育友会、木曳野小学校育友会からも反対の要望書が
提出されるなど反対の声が広がっていました。
今後、真相の究明と市長の責任を明らかにするよう、金沢市議員団として
取り組んでいく決意です。
(著:森尾議員)