ブログみよみよ日記

市長選通じて考えた。

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にゃーん!

選挙後とあり、みなさんにご報告やごあいさつまわり。

ねこちゃんがいるお宅ではしばし癒されます。

「市議県議はよかったね~」

というお声の半面、市長選についてはさまざまなご意見をいただきます。

全体に関するご意見としては

「こんなに大差がつくとはおもわんかったな」と言う方もいれば、予想通り

やという方も。

内容的には、「もう昔のことほじくってもしょうがないやろ」

「なんで山野氏がこんなにとるんや。許されんやろ」

「山野氏への同情票が多かったんや」などなど、やはり争点は

「競輪の場外車券売り場をめぐっての山野氏の不祥事をどう見るか」ではあるものの

「自民からはめられたのではないか」という、怒りや同情のほうが

世論をひっぱっていたのかもしれません。

そこで思うのですが、なぜ自民からはめられたとみなさん考えるのか?

そうおっしゃる方に伺っても、たいがいは「バスの中で誰かが話とった」

とか「みんなそう言っとる」とか、根拠に欠けるものが多いのが実情。

「みんなが」を言い訳にして、山野氏に入れることを正当化したいのか、

みんなが入れるところにひとまず入れれば安心なのか、今度は追及して

みようと思いますが、その水準では政治は変わらないですよね。

 

たまに「自民が山野氏に対する評価委員会で、この問題出してきて、

山野氏が辞職したら、下沢さんが出てきたしや」と、それなりの事情を

述べる方もいます。

 

みんな派の人も、理由ある人も、「権力である自民や下沢さんを勝たしてはなら

ん!」というような感覚があるようです。

 

でも、まず考えてみてほしいのは、はめられたって言うけど山野氏も自民なのです。

自民内部のごたごたに市民が巻き込まれたんじゃないの?

とか、本当にはめられたのは市民ではないの?とか、思いませんか?

 

「いやいや、自民の中でも山野氏は市民的とみんな言ってる」というお言葉もありま

した。

しかし、その「市民的」という指標はなんなのか、追求してみたい。

いろんなところにお顔を出されること?

政策的に市民のくらしや声に寄り添っているのか?

だったら、どの分野でどうなのか。

 

「みんながそう言っている」それは、実はいちばんあいまいな言葉だと思います。

市民それぞれ、立場や事情も異なるし、みなさんそれぞれ基準をもって考えなければ

山野氏含めて政治家が自分たちの声を反映してくれてるかどうかわからないですよね。

 

山野氏がどうこうということではなく、ぜひ「みんな」ではなく「わたし」がどう思う

のか大切にしてほしい、ということを言いたいのです。

 

わたしたち共産党は、市民アンケートというなのアンケートを市内に配ってみなさんの

ご要望を伺っています。いろんなご意見があります。

 

この2か月ほどで1000通以上帰ってきていますが、ご高齢の方が多いのが実態。

全体の声とはいえないとわかっています。でもそれでも少しでも、みなさんのお声を

伺いたいと思っています。

 

わたしが議会に入って思うのは、議会の外では、市民のみなさんの要望が金沢市の制度と

比較してどうかという視点ではなかなか議論されていないということ。

それというのも、制度や仕組み自体あまり知られていないからだと思います。

市民のみなさんからすれば、制度上来るものはこばまず、ないものには「なぜないのか」

は追及しない、という感じ。

ですから、選挙でだれかを選ぶのはけっこうみなさんむずかしいだろうな~と思います。

たいがいみなさん消去法で選ぶでしょう?

よくお聴きします。「自分の思う方はいない」って。

そうおっしゃっている限り永久にご自分の望む候補者は「いない」と思います。

それはつまり、選ぶ指標が具体的な制度上などのことではなく、イメージや人柄だから。

今回の、新聞の世論調査で「人柄」が選ぶ理由のトップにあがってましたから。

人柄で選んでも、おそらくみなさんの日々のくらしの願いは実現しにくいはず。

みなさんのくらしを左右するもの、それはほとんどが制度や条例などのルールによるもの

だからです。税金だって、保育料だって、水道料だって行政や議会で決めたルールにのっ

とり決められています。

だからこそ、国や市の制度を少しでも理解して、みなさんの要望はこの人が言ってるこの

制度のことなんだな、とか、そういう理解で選挙にのぞんでもらいたい。

 

選ばれる身で偉そうなことを言って大変申し訳ないですし、政治のことよくわからない

から政治家に任せてるんやろぉ、って思われるかもしれません。

が、それでは「みなさんが政治は変わらない」って言っておられるその根拠すら

成り立ちません。変わってるかどうかすら、選ぶ具体的な基準がなければ計れないです

から。

そして、人柄では具体的な政策は見えませんから。

 

それでも、「選びたい候補者おらんわ~」ということであれば、ご自分が出るか、

みなさんが、候補者の姿勢や政策をつくっていけばいいのです。

みなさんのくらしの実態を伝えて、この法律や制度をこう変えてほしい!と、どんどん

要望を出していただきたい。

それが選挙ですし、当選した後も引き続き監視・提案してほしい。

そんな思いで、選挙にはのぞんでいただければ、政治は変わりだすのでは

ないでしょうか。もしくは変わらないことが分かるのではないでしょうか。

まずはご自分の見方、考え方を具体的な形でもつことがないと政治が変わるのかどうか

比較もできないということです。

 

と、ここまで「みなさん」とひとくくりにしてしまって大変申し訳ないです。

自分はどうかな、周りはどうかなという視点でお考えいただければと思いますし、

全体として少しづつ変わってはいるのです。

昔は「勝てるほうに入れる」のが選挙だったらしいので・・

そういう意味では、金と権力とコネをもってる人が勝つという構図ではなく、

市民のくらしに応える政治家を選んだり、もしくは裏切った政治家には見切りを

つけたりということの積み重ねで変わってきています。

ぜひ、あきらめずに選挙に行きましょう。

 

わたしも、もっともっとみなさんに議会や行政、法律や制度の仕組みをお伝えしなければ

ならないと思っていますし、

みなさんのくらしがよくなるにはどうすればよいか、ご一緒に考えていきたい

と思っています。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます^^

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