850今日は、第五期ゴミ処理計画の説明および、その中に盛り込まれた「ごみの有料化」
について講演とシンポジウムが行われました。
まず、東洋大学の山谷修作さんからの講演では、「ごみの有料化でごみの減量化がすすみ、
資源化率も増える」という説明がざくっと行われました。
実施自治体へのアンケートをとってそのことを調べたというものの、有料化してから
とられた他の施策の検証や有料化を実施していない自治体のことなど、もっと比較して
科学的に示していただきたいし、私も実施自治体をもっと研究しようと思いました。
はっきり言って、ちょっと鵜呑みにはできないぞ、という感じ。
あとは、「ごみの有料化でごみの処理費用が一概に減るとは言い切れず、タイミングや
他の施策をどう行うかによる」という、著書にも書かれてあることを言われていまし
た。
結局さいごまで、ご自身がまとめた一般論だけであり、今の金沢のタイミングと現状で
「ごみの有料化がどうなのか」ということはお話になりませんでした。
そこを聴きたかったんですがね。
しかし、そのあとのシンポジウムと意見交換でしっかり現状や実態が出されました!
コーディネーター・・石川県立大学の楠部考誠さん
シンポジスト・・
金沢市町会連合会長の東良勝さん(金沢市町会連合会 事務局 〒920-0999 金沢市柿木畠1-1 TEL 220-2466 FAX 222-0119)
金沢市校下婦人会連絡協議会会長の能木場由紀子さん(石川県金沢市三社町1番44号 金沢市女性センター内 TEL 076-221-5425 FAX 076-223-6299)
金沢市53ダイエット・ネットワークの福田太睦さん(リンクが過去のものしか出てこない)
山谷さん
表向きには、はじめてのシンポジウムであり、ごみの有料化という文字がはじめて市か
ら市民に説明された時なのに、「ごみの有料化については賛成か反対か?有料化するな
ら負担感や増えた収益の使い道は?」など、ごみの有料化ありきのような進めかた。
もちろん、シンポジストのみなさんも、「まだそんなこと議論が深まってないし、賛成
とも反対とも言えない」としつつ、これまでやってこられた取り組みやこれからやろう
としている取り組みについてお話していただきました。
会場からの意見交換のときも、ほとんどがごみの有料化に反対の向き。
「ごみの有料化ありきで進めないでほしい。」「ごみの減量化には賛成だけど、ごみの
有料化よりさきにやるべきことがある」「不法投棄が増えるのが目に見えている」
「行政は施策でごみを減らすことこそ市民の議論を巻き起こしてやるべき」「町会でご
みステーションの当番や負担金などこれまでも力尽くしている」「生活が厳しいおり負
担が増えるのはとんでもない」など、次々に手があがり発言がありました。
戸室の埋め立て地近くにお住まいと言う方からは、「戸室埋め立てのそばに住んで
いるが、ずっと迷惑を引き受けてきた。ごみの減量はのぞむところ。有料化で減量にな
るのならためしにでもやればいいのではないか」というご意見も。
ただ、施策はためしにというわけにはいかないし、ごみの減量化に取り組む課題は
みなさん共有できたと感じました。
ただ、果たしてその方策がどうなのかということ。
このことを市民全体で考えつくす必要があります。
次は6月21日、その次は7月5日。のシンポジウムが続いています。
ぜひ、みなさんで、ごみの減量について考えていきましょう。
わたしも6月4日の経済環境常任委員会で、ごみ計画について質問する予定です。
そして今日の午前はバザーのはしご。
捨てられるはずのものをげっと。これもごみを減らす取り組みですよね^^