報告が遅くなりましたが、一昨日は京都へ視察へ行ってまいりました。
テーマはごみの有料化。
京都ではすでに8年前から実施をしています。
何度か視察にきていますが、相変わらずすてきな市庁舎。
金沢の旧県庁をほうふつとさせます。
しかし昭和20年の建築ということで耐震化や老朽化の対応が行われます。
でも!新築ではなく改修とのこと。
石川の県庁も見習ってほしかったですね。
ここで、担当課の係長にご対応いただきました。
そのあとは、共産党京都市議団のみなさまにも詳しく教えていただきました。
そこで、主にわかったこと。
京都市は、ごみの有料化によって得た財源20億円は、ごみの収集や処理には使わない
としており、環境施策にまわしています。
その中で、ごみ袋の有料化は最初の経済的な動機づけにはなっても、併せて様々な環境
施策に財源を投じなければ、ごみの減量は続かないことを他の自治体と同じように自覚
をしており、毎年のように施策を行っています。
施策をするには、結局、有料化で得た財源を使っていますから、市民の経済的負担あり
きの事業になっちゃってます。
しかも、財源がありあまり、ファンド(基金積み立て)まで実施。
そんな財源あるならば、ごみ袋の料金引き下げを!と求めても、全国の経験上ひきさげ
を行えばごみ量がリバウンドしてしまう懸念がありできない雰囲気。
有料化で減量するのは一時のショック療法であり、結局は市民の負担ありきの事業を行
い続けなければならば減量は続かないということは明白。
有料化せずともごみを減らしている横浜や名古屋などの自治体があることから、一度市
民に負担を求めたらやめられない有料化よりも、有料化せずに減量化施策を行うことが
やはり求められると実感しました。
参考:京都市の財源使用方法