昨日、6月7日(火)に2016年度金沢市議会6月議会がはじまりました。
市長がまずはじめに、「提案理由説明」というものをするのですが、
安倍政権の消費増税再延期については「世界経済が下振れリスクに直面している」という
安倍首相が、伊勢志摩サミットで「世界経済は大きなリスクに直面している」という発言
をしたのと同じような認識なのでしょうか。
山野市長も、消費増税については仕方ない、という立場をとってきたひとりですが、安倍
政権のアベノミクスや消費増税路線が破たんした結果であるという認識はあるのか、金沢
の市民生活や中小企業の疲弊をどのように受け止めているのか、議会質問の中でも明らか
にしていきたいと思います。
そして、いろいろ思う点はあるのですが、ごみの有料化についても「えっ」と思う発言
が。
?をつけた部分ですが、今年度はいって行ってきた市内を9つにわけて町会連合会などの
役員の方のみ対象のまちづくるミーティングにおいて、「一定の理解が得られたのではな
いかと思っている」と発言。
そういう認識なのか、問う必要もありますが、まず役員の方だけの説明会であったこと
や、私が傍聴した会では、批判や懸念が多く、「住民投票してほしい」という声もあった
ほど、とうてい「一定の理解が得られた」と言えるものではありませんでした。
私が参加できなかった会場でも慎重な意見が出されています。
今朝の新聞報道でもあえて載せたのはなにか意図があるのでは・・
これが記事です。
そして、やはりブロックごとの説明会は、市民に意見を聞いて市が考えるというより、
「有料化ありき」の説得論調でした。
そういうやり方で、これから「市内全町会などに丁寧に説明し、・・理解がさらに深まる
ように・・」は、「とにかく納得してもらう」という説明の仕方です。
しかも、1300町会すべてで説明します!と当初議会でも豪語していたはずが、説明会
の申し込み用紙には「要」「不要」と選択肢をもうけています。
町会長さんはいろんなお立場上、迷いますよね。
「住民の板挟みになるし、市から直接話を聴いてもらいたい」と思っていた町会長さん
も躊躇してしまうかもしれません。
しかし、「説明会」は町会長が一義的に判断して責任を担わされるものではなく、
住民ひとりひとりに対して市が説明を行うという地方自治体本来の役割を発揮しなければ
ならないのです。
町会長に迷わせるのではなく、市が積極的に赴くやり方が当たり前です。
議会ではそのことを問いたいと思います。
が、ぜひ住民のみなさんにお願いしたいのは、町会長さんであればぜひ申し込んでいただ
きたいですし、それ以外の方は町会長さんを後押ししてあげてほしいと思います。
申し込み用紙はこのようなものです。
案内文⇓
申し込み用紙⇓