ただいま市内8か所で、「まちづくりミーティング」が開かれています。
今年は、「ごみの有料化」と当初予算について、市長などが説明を行い、市民のみなさん
と意見交換をする、というものです。
私は本日、玉川子ども図書館で行われた回に行ってきました。
メモをしてきたので、これまでに聞いたことのない発言などを中心にざっと書き記しておきます。
司会:紙谷広報広聴課長
説明:市長
・環境問題は金沢のことだけではなく、全国を視野に入れなくてはならないと人から言われた。
・平成5年に全国市長会がごみ有料化に取り組みだしたが、それは今後は右肩上がりではなくなるので、ごみについても、税金で処理する時代ではなくなったと当時の市長さんたちが判断したのではないか。
・さらに平成28年1月に環境省が、「さらに有料化を推進すべき」だとした。
・今回お越しのみなさんは、分別などしっかりしてる人だと思うが、今でも燃えるごみに古紙など出して、「税金だし関係ねーやろ」というような人がいる。
・790のうち657市が有料化で、半分以上が単純従量制。
・超過従量制はやめていく都市が多い。それは、減量化につながらない、1人でも1世帯でも1枚配られるなど不公平、コストがかかるから、という大きく4つの理由がある。
・息子は東京の大学へ行ったが、住民票はうつしていない。
・得られるお金は基金にする。
・指定袋制は有料化だと思っている。富山市の知り合いはみんなそう言う。
名古屋市も副市長が名古屋出身でご両親がまだ住んでいるがそういう認識。
・中核市で残っている10市も有料化に取り組むのではないかと思っている。
・S41年まで有料化だったが徳田市長が選挙公約で廃止を訴え、廃止になった。平成に入ってからも7,8名の議員が有料化について取り上げた。
・有料化は唐突だと言われるがそうではない。全国、金沢市でも議論があった。
・市民はこれまで自分にふりかかる問題だと思わなかったから、いざ政策となって唐突に感じたのではないか。
・むずかしかったのは、議会に上程もしていないのに説明をすることだったが、昨年の2月に町連や婦人会から市民に説明をしてくれと言われ、議会でも了承を得て説明会を行い、今年の3月議会で採択された。
・なぜ今なのか?ということについては、東部クリーンセンターが39年度まで使えるが、建て替えのとき環境アセスをしなくてはならず、それが32年度。よってそのときにどれくらいの規模になるかが重要で減量していれば20~30億の節約ができる。子どもや孫に負担をへらすことができる。
・戸室の埋め立て場は33年度まで使えるが、減量すれば延命することもできる。
・すでにあたらしい埋め立て場ができていて、32年度から48年間使うつもりだが、それも延命できる。
・中間処理施設、最終処分場の両方のタイミングを考えて有料化を行う。
・ごみ量は1,2年目にがーんとあがって、5年目くらいで安定する。
・違反ごみについては、先行自治体は増えているとは聞いていない。それは対策をしているから。だからと言って安心でいないのでしっかりしていく。
・現在でも、ごみ袋を町会の方で開けて犯人捜しをしていると思いますが、今後は金沢市が責任をもって行う。
・段ボールコンポストを使い、山野家では生ごみはゼロに近い。しかし、毎日大変なものなので、電気処理機もあり、補助制度もある。
・生ごみと古紙を減らしたい。
・集団回収をやめて市が責任をもったらどうか?という質問があるが、現在48か所の古紙回収場所がある。遠い所ばかりだと言う人もいるが、大野校下では町連単位でトイレットペーパーの芯まで集めている。
・事業系ごみも値上げします。事業者を悪者ののように言う人がいるが、同じ市民。
意見交換がはじまる。
・町会が高齢化しているし、S30には40世帯あったのが16世帯に減った。かわりに大きなマンションがあり、その分もうちらが面倒見てる。ごみ有料化は当たり前だが、町会への負担が増えるのはどうか。粗大ごみの有料化のとき大変で、市はしばらく置いておけというが、置いておくとまた置かれる。有料化すれば燃えるごみを置いておかなくてはならずカラスなど心配。現実問題は大変悩ましいということをわかってほしい。(瓢箪校下)
市長:重く受けとめる。周知期間も設ける。
局長:生ごみは衛生上の問題があるし、道路でも通行のさまたげになる。ご連絡いただければとりにいくが、いけない場合はボランティア袋に入れてください。現場には巡回指導を行う。
・町連と市で・・基金に使うことなど、ありがたい。しかし、LEDに使うのではないか、東部センターに使うのではないかという疑問が寄せられている。また、コミュニティ、環境のためと言えばなんでも使えるのではなく、我々のところに還元してほしい。(長土塀町連会長)
市長:処理施設は積立をしているのでそちらから使う。LEDは使用年数が伸びるので、町会の電気量が6割削減でき、町会の負担は減る。まだ1ねんあるので、慎重に対応する。
・富山や小松のように月に1回、古紙の回収日をもうけてほしい。町会の説明会でも言ったが、車も人もいないと言われたがどういうことか。(松ケ枝)
市長:集団回収は大事にしなくてはならないが、地域の実情も変わったので、古紙回収マップをつくった。大野町のようなのも増やしたい。たしかに車や人はいない。あらたに増やすとコストがかかる。大野町のような実績をふやしていきたい。町会単位では25町会がおこなっている。
・総会の際にはリサイクル推進課に来てもらいありがとうございました。少連でもやりながら町連でも古紙回収やるが、民間にはまとまった量にはならずご迷惑をおかけするかもしれない。一律に町会で古紙回収できると行ってしまうと、少ない量だと民間業者が応じられない場合がある。(芳斉町連会長)
市長:できるだけ町会連合会単位でやってほしい。
野田リサイクル推進課長:1か所に集めっていれば、最低1トンあれば持って行ってくれる。
・うちの町連では大野さんのようにやりたい(長土塀町連会長)
・資料に、成果があがっていないとあるが、これまでなにをやってなにが成功しなかったのか。市民にとっては、なにをやったかもわからない。まずは今までの袋で分別など指導してやってみてはどうか。(味噌蔵)
市長:半透明袋やマイバックなどが市民と取り組んだこと。普及している。
佐久間環境局長:おためし袋を12月から配ってやってみる。円滑な実施をめざしている。有料化は効果がある。
・事業系ごみが地域のステーションに出されているが、いいのか。
市長:山野ゆきよし事務所も町会に理解を得てだしている。小規模事業所はそういうこと。
・半世紀の間4つのことをやっただけで、有料化に踏み切った。普通はいろいろやってみてだめだったらするということではないのか。
市長:徳田市長までの有料化、粗大ごみ有料化、半透明袋など機会をとらえてやってきた。全国の自治体が有料化で効果をあげている。
・町会連合会が市に「容認」の意見書を出したという報道があったが、単一町会長として町会住民に「あんたも賛成したんか」と言われた。しかし、わたしは、意見書についてはなんにも意見も求められていない。市長はどういう風にこのこと認識しているか。
市長:町連、婦人会には真摯にご議論いただいたが、今のご意見でみなさんの理解を得ていないことがわかった。
・埋め立てごみも有料化となっているが、大きいものはどうしたらいいか、削減するにはどうしたらよいか。(戸板)
野田リサイクル推進課長:埋め立て場の延命化に直接寄与するので有料化した。かさなどはビニールと骨をわければ資源になる。・・
・兼六園下から浅野大橋までは、観光客がネットをまくってごみを入れていったりするが、こういうものはどうするのか。(兼六)
野田リサイクル推進課長:ボランティア袋が基本だが、移動式のかごなども検討いただければ補助が出せる。
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