ブログみよみよ日記

2017年 4月 経済環境常任委員会

引用元:金沢市議会議事録

平成29年  4月 経済環境常任委員会

          経済環境常任委員会記録
1 開会日時     平成29年4月13日(木)
2 開議時間     開会 午前9時30分~閉会 午前10時11分
3 場所       第2委員会室
4 出席委員(7名) 高  誠委員長、松井 隆副委員長、
           広田美代、野本正人、小林 誠、松井純一、
           横越 徹の各委員
5.欠席委員(0名)
6.事務局出席者 喜多主査、渡邉主査
7.審査事件等  別紙のとおり
8.議事の経過等 以下のとおり

 委員長の開議挨拶に引き続き、傍聴席数を6席と決定した。次に、意見交換会について協議した後、次回以降の委員会開催日時について協議し、閉会した。

△[意見交換会について] 

○高誠委員長 先日、常任委員長会議が開催され、意見交換会について協議した。その際、2月に開催した文化の人づくりに関する意見交換会について、専門家から非常に価値のある話を聞いたが、意見交換する時間がなく、非常にもったいなかったという話があった。また、当日は専門家から作品制作のことのみならず、販売に関する意見も出ていたほか、参加者からのアンケートでも次の開催希望が見られた。そこで、文教消防常任委員長と相談し、大きなテーマを工芸とすることにして、合同開催してはどうかと考えているところである。開催時期については、6月定例月議会が始まる前の5月下旬で考えており、まずはテーマと合同開催の可否及び開催時期について意見を聞きたい。

◆広田美代委員 常任委員長会議は、時期や合同でやるかどうかを決定するものであって、テーマまで決めてよいのか率直に思う。経済環境常任委員会としては、ごみ有料化という大きいテーマを抱えているので、単独でそれをやるべきだと思うが、どういうふうに常任委員長会議で議論を進めたのか。

○高誠委員長 先ほども話したが、2月の意見交換会が尻切れで終わってもったいなかったとか、継続してやればどうかという意見があった。前年度の委員長が4人残っており、前年度からの申し送りなども議論し、基本条例や運用指針のことも話しながら、2月の内容を少し変えて行うことや、ワークショップ形式にしたらどうかなどいろいろな意見が出た。前年度は3月定例月議会後の意見交換会のテーマを新年度予算と連携中枢都市圏にしていたが、今回はテーマを優先して開催する案が出たので、協議しているところである。
 テーマに関しては、正副委員長の互選のときにも、広田委員はごみ有料化について話していたが、3月定例月議会では委員それぞれが賛成、反対の態度を明確にしたところであり、市民に対してそれを伝えるのは議員それぞれの市政報告会でもよいと思うし、今は市長を初め執行部が順次、説明会を5月下旬ぐらいにかけて進めている。

◆広田美代委員 常任委員長会議での議論の進め方として、まず1年間通して5常任委員会が意見交換会をするには、どこかで合同になるとか、一月に2回やるとかという議論をすると思うのだが、2月の意見交換会のテーマを引き続きやりたいという思いと、合同で行う可能性を一緒にしてしまったのかなと感じている。
 まずは合同でやってよいかどうか、そして、合同でやるのであればテーマをどうするかを、本来分けて考えるべきではないかと思う。

○高誠委員長 合同でやってよいかどうかを今協議しており、案を出させてもらった。運用指針では定例月議会の終了からおおむね1カ月以内に開催するということがあり、すぐに進めたいと思い、委員会を開催した。意見交換会の運営は常任委員会が担当することになっており、先ほど言った方向で意見交換会を開催したいと考えている。

◆小林誠委員 合同でやることやテーマについての異論はない。しかし、3月定例月議会が終わってからの意見交換会は総務常任委員会が担当するという認識でいたが、そもそも5つの常任委員会の順番は固定ではないということでよいか。

○高誠委員長 そのとおりである。去年は、総務常任委員会が3月定例月議会終了後にやることを決めたが、前年度の常任委員長会議からは、内容やテーマを充実させるとともに、開催回数を含めよりよい運営方法に向けて模索することが申し送りされた。過去3年の流れはあるが、総務常任委員会がやらなければならないということではない。

◆小林誠委員 その都度、常任委員長会議で担当する委員会をスケジューリングできればそのまま進めるということで、ある委員会がこの定例月議会後に開催しなければならないというものではないということでよいか。

○高誠委員長 これまでもなかったと思うし、今回に関しても常任委員長会議をして、このような案となった。2月の意見交換会での意見が冷めやらぬうちにまた継続してやりたいということで協議してもらっている。

◆小林誠委員 そうであるなら、文教消防常任委員会との合同で、また、今説明したテーマで行うことに異論はない。

○高誠委員長 議会活性化推進会議でも、3年間の開催を踏まえて議論してきたこともあるので、それも理解願う。

◆横越徹委員 3年前の初開催が総務常任委員会だったから、そういう認識みたいになっているが、それは違うということを確認すればよい。合同でやることに異論はない。

◆野本正人委員 去年の積み残しをやろうというのはよいと思うし、合同でやることに異論はない。

◆広田美代委員 みんなで決めることだと思うので、合同であれ、テーマであれ、議論すればよいと思う。もう一つ気になるのが、最初は総務常任委員会でやろうとなったきっかけは、3月定例月議会が終わって当初予算のことをしっかり市民に説明しなくてはならないという立場もあったと思う。今回は、文教消防常任委員会と合同で担当するとしても、3月定例月議会のこともしっかりと市民に伝えなければいけないのではないか。また、議会活性化推進会議で森尾委員は、その他の質問、意見にもしっかり答えるべきであり、十分時間とってやるべきだという意見を出していたと思うので、そこら辺をどう組み込むのか。

○高誠委員長 会派の意見としてはあったが、そうしなくてはならないということにはなっていない。今回は、3月定例月議会後であり、予算の審議があったので、ごみ有料化の所管であることからそこにも触れたいとは思っている。内容、詳細についてはまた協議してもらう。

◆広田美代委員 そこは次の論点となると思うが、まずは合同でよいのかということとテーマのことだと思う。もう一回言うが、ごみの有料化が大きな争点になって、議会で決まったからとはいえ、来年2月の施行に向けてどういうふうに市民の意見を組み込んでいくかということも議会として大事な視点だと思うので、市民の意見を聞く大事な場にしてもよいのではないか。

◆小林誠委員 ごみのテーマは非常に大切だが、来年2月にスタートするに当たって、今、執行部が説明している。それに対する市民の思いもあるだろうが、あくまで意見を聞くことが主眼になる議会の意見交換会として、意見交換のテーマにはなりにくいと思う。市民の思いを聞き、また、執行部はこう考えているということの中で、議会が主体的に何らかの意見を発せられる立場にないという思いがある。現在の状況ではテーマになりにくい気がする。

◆広田美代委員 市民の意見を聞くのが一方的だというのであれば、例えば事業系ごみのことや資源ごみの集め方をどうするかとかいうことが議論になったので、そういうところの専門的な人を呼んだり、町連や婦人会、地域団体を代表する人も呼んで意見交換するというのもよいのではないか。

○高誠委員長 テーマを変えたいということか。

◆広田美代委員 そういう専門家を交えるのもよいのではないか。

○高誠委員長 2年前にもごみ有料化をテーマに開催しており、答える立場になかった。今回の議会でそれぞれの態度を示したところであり、あとはそれぞれの市政報告会であるとか、執行部の説明会でそれぞれの思いを伝えればよいのではないか。
 テーマについては、先に説明した内容でよいか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 それでは、そのように進める。厳しい日程となるが、よろしくお願いする。
 次に、開催日及び会場についてだが、規模や駐車場、利便性等を考慮して会場を探したところ、玉川こども図書館での開催を考えている。日程については、合同開催する文教消防常任委員会との日程を調整する必要があることから、複数日の日程を押さえたい。会場のことも含め、それでよいか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 それでは、日程調整をする。
   〔日程調整〕
 それでは、5月26日と30日を候補日にさせてもらう。

◆横越徹委員 文教消防常任委員会で日程が合わなかったらどうなるのか。

○高誠委員長 再調整させてもらう。決定次第、各委員に報告する。
 テーマの詳細についてだが、金沢の工芸を元気にするための方法を考えていきたいと思っており、文教消防常任委員会の所管では、文化の人づくりや卯辰山工芸工房を視野に、また本委員会の所管ではクラフトや工芸育成のための施策を視野に考えたいと思っている。そのあたりを考慮したものを両委員会の正副委員長で協議し、決定していくことで一任してほしいが、それでよいか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◆小林誠委員 意見交換会に来てもらう専門家は、前回の人たちもそうだが、新たな人も考えているということでよいか。

○高誠委員長 前回参加してもらった人もそうであるし、新たな人も考えている。日程のことがあるが、今のところは幅広くできればと思っている。

◆小林誠委員 経済環境常任委員会の所管であれば、商品を発信する観点での人選もしていけばどうか。

○高誠委員長 前回も販路関係の人がいた。

◆小林誠委員 そういった中で、経済環境常任委員会としては銀座の金沢も所管なので、銀座の金沢の浜辺ディレクターなどもよいのではないかと思う。この前、銀座の金沢へ行ったときに、金沢の工芸品を売っていく中で、作家が銀座の金沢に来て、商品の説明をしてくれれば商品の売れぐあいも違うということを話していた。金沢の工芸品を取り扱っている観点から意見を聞くことも一つなのかなと思う。

○高誠委員長 打診してみる。

◆広田美代委員 2月の意見交換会に出席して、やっぱり伝統工芸や文化は、地域のアイデンティティーであり、歴史の集積なので経済が低迷する中でも、どう守っていくか、また、どうやって人を育てていくかという視点を柱にすべきだと思う。売れるか売れないかばかりだと、営業力のある人は勝ち残るという議論にしかならないので、もうちょっと文化の視点をしっかりやってほしいなと思う。北山堂の人は、わかりやすい議論だったが、売れない人はちょっと営業力が足りないという視点だったので、もうちょっと守っていく視点がほしかった。

◆松井隆副委員長 前回の人にも声かけしながら、市場の開拓とか販路に結びつくような人も考えて打診できればと思う。

◆広田美代委員 前回、その他で発言していたが、東京から来た人で、金沢市にこんなに工芸作家が普通に住んでいて接することができるなんて全く知らなかったと言っていた。関心はあるが知らなかったという点では、市場だけでなくて情報発信の仕方や観光の中での位置づけなどもあるので、ぜひそこら辺もやってほしいと思う。しかし、専門家を呼んでやるとなると、時間がまた押してくる可能性があるが、時間配分はどう考えているのか。

○高誠委員長 タイムスケジュールは次回協議してもらう。

◆横越徹委員 私も加賀友禅の仕事に携わってきたが、育てる仕組みはあるものの、独立して仕事がないことは、本当に問題になっている。それを今、金沢市や県がいろいろ考えているが難しい。私たちがこの場でどこまで取り上げて、どこまでの意見を集約して市に持っていけるかということが大事である。1時間半ぐらいでは足りないだろうが、小林委員が言ったように東京から呼んだりすればいい。3年後、4年後、5年後にはなるべく実るようにしていくのが私たちの役目だと思う。
 その他の意見を聞く時間は、また別だと思う。一般市民からの意見を聞くような時間を30分や1時間もとったら会がまとまらなくなる。その他は少しでよい。

◆広田美代委員 確かにすごく専門的な分野で、その時間内で結論が出る話ではないし難しいとは思うが、市民あってこその文化であり、その文化を支えるお金にしても税金という話になるので、やっぱり市民の意見はしっかり取り入れるスタンスがいると思う。

◆横越徹委員 テーマに関する意見ならどれだけでも聞けばよい。

○高誠委員長 議会活性化推進会議なり常任委員長会議で出たのは、テーマに絞って90分でやる、テーマを充実させるということであった。過去3年間、その他で何でもかんでも発言され、それに対して我々は何も答えられないということがあった。ガス抜きありきがよいのかも含めると、やっぱりテーマに関する前向きな質問を受けたい。その他の意見はアンケートもあるし、個別の議員へ話してもらって反映していけばよいのではという思いである。

◆広田美代委員 当初、議会基本条例のもとで意見交換会をやろうとなったときは、一般市民の政治参加、開かれた議会ということだったと思う。最近は専門家を呼んで開催することが多いが、原点はそこだと思う。もう少し原点に立ち戻って一般の人たちも参加しやすいように考えてほしい。

○高誠委員長 昨年の議会活性化推進会議で会派から意見を持ち寄って、協議してきた。今回もそういった意見があったということで、また協議していきたい。
 内容やタイムスケジュールは今ほどの意見を参考にして考えたい。次に、チラシの作成だが、いずれもテーマの決定とも関連するため、詳細は正副委員長に一任してほしいが、それでよいか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 それではそのようにする。なお、資料や役割分担については、文教消防常任委員会と調整し、詳細を検討した後、次回以降の委員会で協議させてもらう。また、この後、執行部を入れて行う委員会の日程調整に入るが、状況によって、意見交換会の協議のみ行う委員会を委員だけで別途開催する可能性もあるので、その際はよろしくお願いする。

△[次回以降の委員会について] 
 次回の委員会の開催日時を5月1日(月)午後1時から、次々回の開催日時を5月30日(火)午後2時からと決定した。
                                 以上

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