「ストップごみ有料化!市民の声」、略して「市民の声」主催の市を招いての説明会に参加しました。
市長も30分だけ参加の予定が、参加者の質問が相次ぎ、50分ほどいらっしゃいました。
考えてみたら、市長は市の政策に異議を唱える市民団体などにはこの間会うことを拒否してきたので、久しぶりにこうしたやりとりを見ました。
「なぜ有料化か?」と市民から問われ、「私が突然言い出したのではなく、これまでも金沢市では議論されてきた」とか「全国市長会がー」「環境省がー」とばかりで、説得力ある説明はされず、市民からも「全国や周りがやってるからやるという風にしか聞こえない」とばっさり。
また、「こんな重要な問題、公約にもなかった」と言われ、しどろもどろの市長。
議会において「ごみ有料化は私の使命です」と市長はおっしゃいましたけど、やっぱり中身がない「有料化ありき」の姿です。
そして、「有料化ではなく、市民と一緒にごみ減量や資源化に向けて研究していくことが必要」と言われ、「たしかにごみ有料化が全てではない」と。
会場からは「だったら、2月実施は中止してください!」「凍結してください!」と声が飛び交いました。
共同代表をされている市原先生の言葉にとても納得。
「有料化は古い手法。コミュニティが小さくなり、高齢化が進む今にあったやり方を市民とともに考える。それこそ、金沢の創造性を高め、市民との信頼を高める」
「市長は有料化は負担の公平性を保てるというが、ごみの量で公平というのは表面的。家族構成など実態を見なくてはならないはず」
市長が繰り返し言ってる「子や孫のため」と対照的で、ほんとうに金沢の未来を考えている言葉と思いました。
また、聞いていて感じたのは、市民側はただ反対しているのではなく、自らの生活実態から具体的に減量や資源化に対して提案をしたり、冷静に客観的にみています。
いくつかご質問、ご意見を紹介しますと。
「車を運転できない妻は、古紙や段ボールをステーションに出さざるをえない。これからスーパーなどへ持って行けと言われても無理。市が直接ステーションで古紙を回収してほしい。そうやっている自治体もある」
「ごみ減量化して東部焼却場の建設費削減というが、それは予算決算全体の中で考える話であり、ごみの問題に狭めないでほしい」
「子どもの学習支援をやっているが、今度から子どもたちがもってくごみも私が持ち帰って有料で捨てることになる。コミュニティ活性化と市長は言うが、なんだかこうしたコミュニティの活動もやりにくくなるのではないか」
それに対して、「そういうところにもボランティア袋をお出しします」と市長。
(ごみステーションの管理についてのボランティア袋であり、さまざまなボランティアに袋出すとか言ってましたかね?→確認事項)
「(説明パンフに)対して、ごみの有料化の目的として地球温暖化を防止するとか書いてあるが、これはごみの減量化の目的である。なおしてほしい。またごみの量が減ってないというが、減っていると市長も認めた。書き換えてほしい。負担の公平性は、ごみ量でと言うが、家族構成などは考慮にないのか。税金で公平性を考えてほしい。」
「14%削減は先行自治体でそうだったというだけであり、金沢市は具体的になにをして14%削減するというのか全く示されてない」
それに対して、「具体的な数字はこれから見ていく。仮に14%というものであり、シュミレーションなど行いながらやっていく」と市長。(減量計画など見直すつもりがあるのか確認必要)
「自分の町会では、みなさんからたくさんのアイディアが出されていたけど、市はどれかひとつでも取り入れて変えたのか。これまで市民の声をきいて変えたものはなにか」
それに対して、「古紙回収マップ配布、段ボールコンポスト、生ごみ処理機の助成」と環境局。(これまでやってきたことですね)
市長にとっては耳の痛い話だったかもしれませんが、ごみの有料化についてこんなにも貴重なご意見が出たのだから、ぜひ市長には考え直してほしいです。
わたしも本日出た意見を議会にいかして有料化ストップのためにがんばります!