「大きな成果」とは言えない。
市長が本会議の中で、「家庭系ごみ」について、有料化制度による「大きな成果」が出ているとした件で、本日の経済環境常任委員会で1月の数値も出してもらい、反論しました。
以下、議論の内容です。
スタート時の2月は、例年にくらべ家庭系の燃えるごみは24.3%も減っていますし、家庭系の埋め立てごみは41.4%も減っています。
これだけ見ればたしかに、減っていますし、市民のみなさんのご協力の賜物だと考えます。
しかし、2月実施直前の1月はどうだったのでしょうか。前回(1月)の委員会では、1月のごみ量は増えなかったというご説明がありましたけど、再度、数値であきらかにしてください。
1月はあきらかに増えているのではないですか。
燃えるごみにしても、17.3%、埋立てごみにいたっては187.6%であきらかに駆け込みがあったと思いますが、いかがですか。
というわけで、2月のひと月だけを見て、「大きな成果」という市長のご答弁は科学的ではありません。
そもそも、みなさんが減らしたいのは資源なども含んだ「ごみ」量ですよね。その量はつかめたのですか?
民間(スーパー前など)に出された資源量はこれまでも、これからも掴めないと以前からみなさん方がおっしゃっていたことからすると、検証は市で集めた量をもとにしかできないのではないですか。
そして、仮にごみの量が全部把握できて、効果があったとしても、それはごみ袋を有料化したからではなく、市民のみなさんが協力したことと、環境局のみなさんが資源の受け皿づくりをがんばったからだと私は言いたいと思います。
ですから、検証のできない有料化に固執するのではなく、市民との協力で減量化をすすめていくべきです。