昨晩は、南市長候補応援で、わたしも演説会に参加。
まずは南しょうじ候補演説です。
動画にてご覧いただけますのでどうぞ↓
そして、毎日市政に向き合っている現役の市議会議員として、私の応援演説。
ぜひご参照ください。
みなさん、こんばんは!
いよいよ市長選挙はじまりました。今回の選挙は、「私たちの税金は私たちのくらしへ」とというテーマで南さんは訴えているわけですが、これは本当は政治がやるべき当たり前のことを言ってるにすぎません。でも、なぜこんな当たり前のことを言わなきゃいけないかというと、山野市政のもとではどこか別のところに税金が使われているからです。
みなさん、26年に新幹線が開通しました。その前後から金沢では山野市長も議会も「新幹線が通れば金沢は世界の交流拠点都市になるのだ、観光客をたくさん呼ぶのだ、そのために本物の文化都市になるのだ」と叫び続け、経済効果があがったと大宣伝しているわけです。
みなさん、経済効果はあったのでしょう。観光客が増えているわけですから、消費も増え出店も増えました。しかし、金沢市の財政と言う点お話しすると、地方の税収というのは、東京みたいに地方交付税をもらわず独立している都市以外は、少し税収が増えたり減ったりしても地方交付税というお金で調整されるので、市の会計全体にとっては経済効果はよくわかりません。しかも、「金沢市自身が歳入全体に大きな伸びは見込めない」とも言っているのです。そしてなにより、新幹線が開業してからくらしがよくなったという方はどれだけいるのでしょうか。そして、どこにその効果はいってしまうのでしょうか。
そんなことを考えさせられるふたつの報道が先日ありました。
ひとつは、金沢駅西口のマンションに2億円の高値がついたというものです。人気があり、すでに契約寸前というものもあるそうですが、半分は投資家だともいわれています。
ニュースでは、分譲する不動産会社が、「今後、同じ条件のマンションを建設するのは困難」と希少価値を強調しています。
そりゃそうだ。と思われた方もいると思います。
だって、あの土地は市の土地であり、山野市長は、一等地にある市民の土地を売って、ホテルとマンションを誘致したのですから。
しかも、土壌汚染が見つかり対策をこうじ、今は周辺の道路とか屋根の整備に税金6億を使って工事をしています。
市のしかも駅前の一等地を普通は買えないわけです。それを山野市長は目玉施策として世界をまたにかける企業に売ってホテルとマンションを誘致したのです。しかも誘致をする際なんと言っていたか、外国の富裕層を呼び込むためと言っていったのです。なのでホテルは宿泊に3万円以上と言われていますし、マンションは2億円ついて、結局投資目的に利用されるわけです。
大企業とお金もちのために市民の大事な土地を売り、さらにまわりの整備に税金をつぎこむ。市民の税金が一部の企業とお金持ちに使われているわかりやすい例ではないでしょうか。
もう一方のニュースは、先月末に公表された、金沢市が行った子育て世帯の生活実態アンケートです。生活困難な子育て世帯が金沢市にも存在し、必要な食糧や衣類が買えないことがあったとする割合が、一般世帯の10倍であったことがあきらかとなったのです。
みなさん、かたや2億円のマンション、かたや子どものために必要な食べ物を買うこともできない。
市が手を差し伸べるべきはどちらかなんて聞くまでもないわけです。
にも、関わらず山野市長は弱者を切り捨てています。
たとえば、配食サービスに150円の補助金が出ているのですが、それを一人あたりから1世帯あたりに今年から変わっています。しかも、現場は必要だとしていたのに、行政改革の中で財政側が最後は変更してしまったようです。一日一食、この配食サービスだけを頼りにしているという方もいるというのに、高級ホテルからしたら少額の予算を削る。商売にならない弱者は切り捨てるのかと思うひどいやり方です。
さらに宿泊税の導入に関しても高級ホテルに泊まる方は痛くも痒くもないでしょうが、年に1回の旅行にとお金を貯めて金沢へ来られる、若い方やご家族のみなさんにも課されるのかと思うと胸が痛みまし、わたしたち市民も研修や法事などで利用すれば宿泊税がかかり新たな負担なのです。
保育園では、金沢市の統計の仕方では待機児はゼロとなっていますが、実際はわたしのところには「保育園入れない」とメールが届いています。
学童保育なんかは、目に見えて待機児が発生しているし、運営も厳しく、隙間風が吹き込む室内で子どもたちが方を寄せ合っていると言います。
また、大雪が降ってもコミュニティでなんとかしろというのが山野市長の方針ですが、市民はもう限界です。そして、その地域コミュニティである町会からご自身の無届け後援会にお金を出させていたのですから始末に負えません。
これが山野市長の市民や庶民はそっちのけ、経済界やお金もち優先の政治ではないでしょうか。
さらに、高級マンションの不動産やさんはこうも言っています。「地方でもこうした再開発で注目される立地であれば、ある程度お客様から評価していただける。また注目すべき伝統ある街であれば収益も見込める」
この事業、最初は山野市長が提案したのか企業側が望んでいたのかわかりませんが、この金沢が食い物にされてはいないでしょうか。
県外や国外資本にこの金沢が食い尽くされて、新幹線ブームがさったときには、地元の企業は衰退、大手が建てたホテルなども空きビル空きテナントになってしまうのではないか、ということを、山野市長はじめ保守の議員にも目を覚ましてもらう選挙にしなきゃならないと思います。
それにそもそも、市民の土地や金沢の伝統、文化は商売のためにあるわけではありませんよね。
「私たちの税金、私たちのくらしへ」というのは、私たち市民が潤えば、地元の経済循環へつながるということであり、ごみの有料化や宿泊税、高い介護保険料など、市民に負担を増やし福祉を減らすのではなく、市民の負担を減らし、応援していく施策に変えていけば地元経済は循環するのではないでしょうか。
そして、この金沢のくらしや街並み、伝統や文化は、県外資本の商売のためにあるのではなく、金沢のアイデンティティであり、後世のために守っていき継いでいく財産として扱わなければなりません。
短い期間ですが、このような議論を大いに重ねて南しょうじ応援の輪を広げていきましょう。ありがとうございました。