金沢市議会12月議会が10日からはじまります。
以下が日程になります。※画像をクリックすると元のリンクにとびます。
今議会は、市長選挙後ということや、来年の当初予算を見据えての議会であり、これもまた重要です。
私たち市議員団は、3人とも一般質問に立つ予定にしています。
一般質問の予定は今後決まりますが、ぜひ傍聴にお越しください。
さて、3日の議会運営委員会で予算の概要が内示されました。※画像をクリックするとPDFにて内容が見られます。
主な中身と所感を述べますと、
〇市内保育園の補助に930万円
乳幼児の睡眠中の事故を防ぐためという、「無呼吸アラーム」やうつぶせ寝になったことを知らせる「午睡チェック」などの事故防止機材を導入した施設に補助するというもの。
これは、午睡事故の防止とは言え、保育士不足の対処療法のようにも見えます。何と言っても、確実なのは目視であり、近くに保育士さんがついていられる環境整備が最重要です。機材にまかせっきりの安全管理にならないよう求めるとともに、やはり職場が一番困っている保育士不足こそ解消するよう、賃金の引き上げ、職場の環境整備など求めたいと思います。
〇小中学校のエアコン設置に16億2100万円
今年の猛暑を受け、保護者やお子さんの要望によって実現したエアコン設置です。金沢市は普通教室には1台もエアコンがなかったので、これから小中学校の普通教室すべてにエアコンを設置していくことになります。しかし、全国的に動きは多種多様で、来年度ですべて工事完了するとしている都市もあれば、金沢のように3年かけるというところもあります。
本市の場合は、すでに設計費を9月補正で計上した小学校8校の工事費と別の小学校18校分の設計費と工事費を今回の補正予算で盛り込みました。8校は、2019年の夏までに間に合いそうですが、残る18校は2020年の2月頃に完成と言われています。
そして、予算もついていないのは、のこり小学校30校、中学校24校です。2019、2020、2021とかけて行っていく予定としています。
しかし、来年も暑いままの学校、来年も再来年も暑いままの学校が存在し、子どもたちがまた命と健康の危機にさらされることに私も心配ですし、保護者のみなさんからも不安の声が出されています。もっと早くできないのか、と。
都市ガス工事だから時間がかかるのか、ホテルの建設ラッシュだから設置業者が足りないのか、お金が足りないのか、いろんな憶測が飛び交っていますが、どういう理由なのか、もし仮にエアコンがつかなくても、それまでのつなぎ政策はないのか、など調査し子どもにとってもっとも安全な対応を求めていきたいと思います。
〇条例案が提案。
寺町に建設中の建築文化拠点施設の名称が「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」で提案されました。金沢の建築文化を知らせる施設だとばっかり思っており、誰か特定の方を記念するようなものとは思っていなかったので驚きました。なぜ、このような案が出され、市民的な理解が得られるのか調査していきたいと思います。
など、さまざまな課題があります。
ぜひ、ご意見やご質問もお寄せいただきたいですし、傍聴にもお越しいただければと思います。