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金沢市の公共交通の今後を決める「石川中央都市圏地域公共交通計画」の協議がはじまりました【北鉄バス・JR関連】

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金沢市の公共交通は、ここのところ、新交通システムの導入(LRTかBRTを金沢港ー金沢駅ー香林坊ー有松)をどうするかという議論を中心にされてきました。

わたしは、市内中心部の道路に専用軌道を敷けるのか、また整備や車両購入・維持などに莫大な予算をかけるより、郊外部・山間部へのバス路線の充実や、ふらっとバスのような金沢市が事業主体となるコミュニティバスを走らせることのほうが現実的であり、市民が望むことではないかと議会で申し上げてきたところです。

しかし、コロナ禍で北鉄やJRの経営に影響が出るほど、公共交通や観光バスなどの利用が減り、郊外部など路線は減便・廃止、今後の会社の存続が危ぶまれる事態となっています。

そこで、新交通システムの議論より、どう公共交通を維持するかという視点に置き換わり、現在は北鉄の鉄道部門の上下分離なども検討されようとしています。

※ただ、新交通システムについても今年度、導入方針を具体化するとしています。どのような議論になるのでしょうか。

そこで、

金沢市としては、現在2つの地域公共交通計画を策定中です。

①第3次金沢交通戦略(金沢市単独の地域公共交通計画) 

②石川中央都市圏地域公共交通計画

この2つの公共交通に関する計画は、市民のみなさんにとって、関わりの深い大事な計画です。
郊外部のバスの減便や廃止が続いているがどうするのか、運転免許を返納した後どう移動したらよいのか、街中の車の乗り入れを減らそうとしているがどうするのか、など切実な課題ばかりです。そして、市民のみなさんの実態やお声が反映されないとよい計画になりません。今後、住民参加の意見交換会やパブリックコメントなども行われますので、ぜひご参加ください。

そのうち、本日5月26日は、②の石川中央都市圏地域公共交通計画の第1回目の協議が行われました。

北陸鉄道さんが、鉄道の上下分離を提案したと報じられていますが、その会議です。

まずは、概要については次の通りです。

引用元:金沢市議会総務常任委員会 5/25 資料より

石川中央都市圏地域公共交通計画の策定について


1 趣旨
石川中央都市圏の4市2町における広域的な公共交通のあり方を示す「地域公共交通計画」を策定するため、令和4年5月 26 日(木)に第1回協議会(法定協議会)を開催する。第1回協議会では、コロナ禍・燃料価格高騰など、公共交通を取り巻く社会経済情勢や、各市町の関連計画の現状を確認するとともに、今後検討すべき事項の整理を行う。


2 協議会の概要
<名称>石川中央都市圏地域公共交通協議会
<構成>学識者、交通事業者、経済団体、地域住民団体、国、県、県警、
4市2町(金沢市、白山市、かほく市、野々市市、津幡町及び内灘町)等 計 28 名
<会長>公立小松大学 特任教授 高山 純一 氏


3 検討内容・スケジュール(予定)
第1回協議会(5月 26 日) : 公共交通を巡る現況報告、各市町の関連計画の確認、今後検討すべき事項の整理
第2回協議会(夏頃) : 今後の公共交通に関する認識共有、必要な取組の検討、基本理念・基本方針、施策体系の整理
第3回協議会(冬頃) : 数値目標等の整理、地域公共交通計画骨子案の決定、骨子案のパブリックコメントの実施
第4回協議会(2月頃) : 地域公共交通計画の策定、今後の事業スケジュール、実施体制、特定事業計画等の検討


※詳細は、金沢市のHP石川中央都市圏における広域的な地域公共交通計画の策定についてもご覧ください。

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