土日は、議会報告会や学習会が多い今日この頃です。
午前はマイナンバー制度の学習会、午後は議会報告をしました。
マイナンバーの学習会では、たくさんのご意見や実体験が出されましたのでご紹介。カードを作ったけど、マイナポータルの利用の仕方もむずかしいし、ポイントも入れられない。寝たきりの方のカードはどうやって作るのか。ニーサなどの控除はマイナンバーを登録しないとできないと言われた、というお声。
医療関係者からは、高齢者が多い中、高齢者がわからない困るような制度設計で、保険証を一体化するなんて無理がある。また、個人経営の病院はなかなかマイナンバーカードに対応できない、とのお声。
そもそも、社会保障を削減しよう、個人情報を利活用しようとしている今の政権に、私たちの個人情報を一元化していくことはしたくない、と学んでの感想もありました。
マイナンバーカードの利用も含め、マイナンバー制度がどう言うものなのか、まだまだ市民にとっても自治体にとっても不明確です。
というのも、国保証と一体化する、とデジタル大臣がおっしゃたとしても、金沢市にはなんの情報も来ておらず、国保の制度改定だって議論の様子はありません。そんな不十分な中で、不安感と2万円でどんどんカードだけ取得させていくやり方自体が行政としてふさわしいとは思えません。
学習会で、みなさんのご意見や実態をお聴きし、ますますそう感じています。制度をつくっているのは国ですが、申請や説明、運用は自治体任せです。12月議会では、市民に身近な行政としての考え方や対応を求めたいと思います。