かねてから議論してきました、都心軸の都市再生緊急整備地域の準備協議会での協議がはじまりました。
この整備手法は、特別措置法によって高さ制限や容積率を緩和できたり、税の優遇措置が受けられるということで民間の投資を促進するというものですが、あくまで民間の提案によるものであり、金沢市が主体的にまちづくりができないことや、伝統的まちなみ、景観なども守れるのかという懸念があります。また、駅前やまちなかで不動産が値上がりしている中、市民や地元業者が関わる事業となるのか、多額の税金が投入されるのではないか、など多くの課題を抱えています。
まずは、協議をする準備協議会を傍聴するなどして理解を深め、課題をあきらかにしていきたいと思っています。ぜひ、みなさまからもご意見お寄せください。
以下は、これまでの市の報告や準備協議会の開催状況をベースにまとめました。
目次
都市再生緊急整備地域の候補となる地域(候補地域)の設定について
都市再生特別措置法に基づく都市再生基本方針に則り、下記のとおり金沢市が、都市再生緊急整備地域の候補地域となっています。
詳細については、内閣府のプレスリリースをご参照ください。
【設定日】
令和6年2月16日
【候補地域名】
(仮称)金沢駅東都心軸地域
金沢駅から武蔵ヶ辻、南町、香林坊、片町に至る都心軸沿線
金沢市都市再生緊急整備地域準備協議会 ※傍聴できます。
【設置の目的】
候補地域として国から設定された(仮称)金沢駅東都心軸地域において、都市再生緊急整備地域の指定をめざし、政令で指定すべきエリア(素案)と都市再生の目標・方針となる地域整備方針(素案)の検討を進めるために、産学金官、まちづくり、地域団体等で構成する準備協議会を設置
【設置年月日】
令和6年4月22日 ※5/20の会議で水野一郎氏が会長に決定
5/20 第1回 金沢市都市再生緊急整備地域準備協議会開催
・制度説明や現状と課題について
以下資料です。2つにわかれていますが、一体となっており、内閣⇒金沢市の順に見れます。
どちらの画像をタップしても一体の資料が見られます。
第1回準備協議会資料 金沢市
第1回会議の5/29総務常任委員会(議会)への報告
画像をタップするとさらにご覧いただけます。
夏頃 第2回 準備協議会開催
・都市再生緊急整備地域として指定を受けるエリア(素案)の検討
・都市再生の目標・方針となる地域整備方針(素案)の検討
年度内 第3回 準備協議会開催
・素案のとりまとめ
・準備協議会から素案を金沢市へ報告
・金沢市から素案を内閣府へ申請
それ以降
・国で協議
・パブリックコメント
・政令で地域指定
※準備協議会はここまでの役割と思われる
それ以降
・民間の特別地区の提案がはじまるか?
※各種まちづくりの審議会が審査していく