申し入れ行ってきました!
F15戦闘機の燃料タンクが落ちた事故を受け、
共産党石川県委員会など各団体が「原因の徹底究明と飛行中止」
を求めたものです
はじめて入った小松基地、警備も厳重で戦争色の車や建物が
たくさん並んでいました。
申入書わたすところ
今回まず、なにが起きたのか
質問して説明された中身です。
小松の航空自衛隊が所有するF15戦闘機が、飛行訓練中「ボン!」
という音が聞こえ非常着陸したところ、胴体と両尾翼に付けていた
燃料タンク3つのうち、左翼側の燃料タンクが破裂して落下していたというもの
高速道路や浄化センターなど200以上のタンクの破片や部品が
散乱しました。
これは燃料タンクの一部で3m以上もあります
後ろにはなんと高速道路や住宅があります。
場所は能美市の山口町周辺。
浄化センターは一部損傷しましたが、幸い民家の損傷やけが人はありませんでした
しかし、住民はすごい音や振動を体感しており不安に陥りました
直後より、自衛隊の方々が落下地点周辺の住民に戸別訪問しているとのこと。
原因は究明中で、その間全国202機(小松は40機)は飛行中止。
県内では30日に予定されていた航空祭や50周年イベントも延期
されるということです。
そもそも、このF15が今回はじめて3つも燃料タンクをつんで飛行した
というものではなく、よく行われている練習。しかし、燃料は大概
胴体部分にしか入れないとのこと。
詳しくお聞きすると、戦闘機の燃料タンクは、戦争中は空になれば邪魔なだけなので
切り離すもの。
しかし今回は人為的に切り離したものではない。というか日本で切り離す
訓練は一切していないとのことでした。
切り離すシステムもF15には備わっているが、操作できないようにしてある
とのことです。
ミサイルを発射する訓練はあるそうです
安全教育は徹底しているが、ヒューマンエラーは人間だから起こりうるとも話され、
話は昭和42年にF104が金沢の市街地に墜落し、4名の方が亡くなった
事故に。あれは雷が原因で、それ以来、雷予報を民間の航空機にも併せて
与えているとのことです。
わたしたちの要望は以下。
・原因が徹底究明されるまでは、決して飛行はさせないこと。
(永久にそうしてほしいが・・)
・事故原因については全て公開すること。
・95%の部品が回収されたというが、どこに落ちたのか全て公開
すること。
また起きた当時、当の能美市にもFAX一枚のみでほとんどなにも
知らされなかった。
金沢市内の上荒屋を飛ぶこともあるのに、金沢市議会にも情報
来てない!
・情報提供の徹底も要望しました。
今回のことはけが人が出なかったからよかったというものではありません。
きちんと原因究明してもらい、それまでは飛行をさせないよう見張っていく
必要があります。
また、そもそも自衛隊は安全運転の訓練ではなく、戦争のための訓練をしている
のだということも忘れてはならないことだと思います。
100~120億もするF15戦闘機。
これが全てわたしたちの税金で買われているんです。
日々の暮らしもままならない方がいる中で、起こりもしない戦争のための訓練に
こんなに税金をつぎ込んでいるうえに、訓練でさえ人の命を脅かしているという事実。
もちろん本当の戦争なら、燃料タンクだってミサイルだってどこに落ちてくるかわからない。
戦争ってそんなものだし、軍隊ってそんなものだということが、このような事故を
きっかけに具体的に考える機会にしたいと思います。
そのことも踏まえ、夜は「ピースキャンドル」
医療関係の若い方々が石川県縦断の「ピースチャリンコ」という取り組みをしている
その一部です。
通りすがるいろんな方々にも、火を点してもらい一緒に平和について考えました。
楽しく心穏やかなひとときでした